東京ドームでの3区合同ワクチン接種事業がスタート

読売ジャイアンツ
チーム・協会

【マスク姿のジャビットがお出迎え ©YOMIURI GIANTS】

 東京都の文京区、新宿区、港区の3区は合同で16日、3区在住者を対象に東京ドーム(文京区)での新型コロナウイルス感染症ワクチン接種事業を始めました。複数の大規模自治体が、地域の医科大・大学付属病院、企業、法人などの協力を得て合同接種を行う全国でも例のない事業です。読売巨人軍と読売新聞社、東京ドーム、三井不動産の4社が、東京ドームを無償提供し、会場の運営についても全面的に協力します。

 この日は約2100人の予約があり、来場者がゲートを入場すると、白衣にマスク姿のジャビットやジャイアンツアカデミーのコーチらがお出迎え。会場の2階コンコースのモニターやオーロラビジョンでは、ジャイアンツ戦の名場面集が放映されていました。接種、経過観察後には、希望者全員にスポーツ専門の動画配信サービス「DAZN」の2か月無料視聴カードと不織布マスクが、先着3万人にはキリンビバレッジの飲料がプレゼントされ、公式マスコットガール「ヴィーナス」のメンバーに見送られて退場していました。2回目の接種時は、球団スポンサーなどが提供するプレゼントの抽選会を実施します。

 今回の事業には、3区内の7つの医科大・大学付属病院などの医療機関から医療従事者が参加。また緊急時に備えてドクターカーを用意しており、会場の運営を総合監修している東京医科歯科大学医学部附属病院(文京区)の医病新型コロナウイルス対策室の植木穣室長は「日本一安全な会場と言っても過言ではないと考えている。もう一つは、東京ドームを運営している方ら『おもてなし』の精神を身につけた方々のノウハウをいただいて、ホスピタリティの面でも日本一を目指している」と話しています。視察した吉住健一・新宿区長は「非常にスムーズに運営されていた。安心して来ていただける接種会場だなと感じた」、成澤廣修・文京区長は「様々な皆さまのご協力をいただき、大変円滑に進んでいる。若い人たちの姿も数多く見られ、東京ドームでの接種が引き寄せるパワーを感じる」などと感想を述べていました。

 実施期間は11月18日までのうち34日間で、プロ野球の平日ナイター開催日の試合前(午前9時〜午後2時)を中心に実施します。時間帯によっては、試合前練習を見学することができます。

オーロラビジョンや会場内のモニターでは、巨人戦の名場面集が 【©YOMIURI GIANTS】

医療従事者やスタッフはユニホーム姿 【©YOMIURI GIANTS】

帰りにはヴィーナスが見送り、ドリンクなどのお土産も 【©YOMIURI GIANTS】

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ジャイアンツに関する選手やイベント情報に加え、球団や選手が取り組む活動についてもお届けします。

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