【Rd.4 レース結果】GT300クラスは2号車 muta Racing Lotus MC の加藤寛規/阪口良平が制する

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【BINGO MEDIA】

7月17日(日)「2021 AUTOBACS SUPER GT Round4 MOTEGI GT 300km RACE」の決勝レースが行われた。GT300クラスで約2ヶ月のインターバル後となる久々のレースを制したのはNo2 muta Racing Lotus MCだった。

※文中の周回数はGT500クラスのものです。
※文中での登場が2回目以降のマシンについてはカーNo表記となっています。

決勝

新型コロナウィルス感染防止対策のため、6月に開催が予定されていた鈴鹿サーキットでのRd3が延期となり、シーズン中では異例となる約2ヶ月のインターバルを経ての開催となった。

13:10のフォーメーションラップ開始時のコースコンディションは気温33.7度、路面温度49度、湿度39.7%であった。

フォーメーションラップ開始時にNo50 Arnage AMG GT3がエンジン始動をすることができず、オフィシャルによりピットロードまで運ばれることとなった。これによりフォーメーションラップは2周に及んだ。

序盤上位陣に大きな動きはなかったが、中団グループを走るNo7 Studie PLUS BMWが光る走りを見せた。13位スタートから10周目には9位までポジションアップ。また11周目、8位を走るNo25 HOPPY PorscheがNo61 SUBARU BRZ R&D SPORTをパスし順位を上げる。その後No61はNo7にもオーバーテイクを許してしまう。

13周目、No87 グランシード ランボルギーニ GT3が接触によるサスペンション周りのトラブルからピットイン。そのままガレージへとマシンを入れてしまった。

15周目あたりになると3位を走るNo56 リアライズ日産自動車大学校 GT-Rが先頭2台に引き離され、4台の集団を引き連れる展開に。72キロというポイントリーダーが背負うサクセスウエイトが影響しているという印象であった。

22周目、上位陣で早めのピットインをしたのはNo4 グッドスマイル 初音ミク AMGとNo61、No4はアウト側のみ交換してピットアウト。No61 は全輪交換しピットアウト。

続々とピットインするマシンが現れる中、快調にポジションを上げてきていたNo7がマシンをガレージに入れてしまい、戦線離脱してしまう。

28周目。トップ争いをしていたNo244たかのこの湯 GR Supra GTとNo11 GAINER TANAX GT-Rがピットイン。

31周目にポイントリーダーであるNo56にアクシデントが、No88とヘアピンカーブで接触してしまい、両マシン共にダメージを負う。No88はピットイン後再スタートをするが、No56はダメージが大きく、ピットへ戻ることはできたが戦線離脱となってしまった。

30周目あたりから会場を沸かせたのはNo52とNo244によるスープラ同士の6番手争い。長らくバトルを展開していたが、36周目の90度コーナーでNo52がオーバーテイクし決着がついた。

GT300クラスで最後まで最初のスティントを走っていたのはNo2 muta Racing Lotus MC。41周目でピットインした。それとほぼ同タイミングでNo35 arto RC F GT3が車両火災によりストップ。これによりFCYとなる。ギリギリのタイミングでピットインをしたNo2はタイヤ無交換でピットアウトし、トップで復帰する。


ポールスタートから2位表彰台を獲得した11号車 【BINGO MEDIA】

43周目にFCYが解除され、再びレーシングスピードに、この時点でNo2とNo11の差は約11秒。

結局全車最初のピットインを終えた段階でトップとなったのは、最後まで引っ張ったNo2、そして2番手につけたのはNo11、3番手にはNo4というオーダーとなった。


45周目。GT500の5位争いをしていたNo64とNo8が、No31 TOYOTA GR SPORT PRIUS PHV apr GTと接触。この影響により2回目のFCYとなる。

47周目。FCYが解除

FCY解除後3位争いが白熱。No52がNo4を激しくプッシュ。最終的に47周目の90度コーナーNo52が3位にポジションアップ。

53周目。遂にNo11がNo2をロックオン。激しいバトルを展開するトップ2台だが、残り10周というタイミングで3位を走行するNo52が追いつき、トップ争いは3つ巴の展開に。

11号車と終盤に凄まじいデットヒートを見せた52号車 埼玉トヨペットGB GR Supra GT 【BINGO MEDIA】

しかし残り6周あたりからNo11がペースダウンし、No52と2位争いをするというNo2には心情的に楽な展開となる。コーナリングマシンのスープラに対して、立ち上がり加速とストレートスピードに分があるGT-Rという長所が異なる2台のバトルは、なかなか決着が付かず最終ラップまでもつれ込んだ。終始あぶない場面も見られたが結局No11が2位を死守。


最終的にチェッカーフラッグを最初に受けたのはNo2、2番手No11、3番手No52となった。優勝したNo2はなんと17位スタートであった。
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