ウェス アンセルドJr.氏が球団史上25代目のHCに就任

ワシントン ウィザーズ
チーム・協会

【ワシントン・ウィザーズ】

ワシントン・ウィザーズはウェス・アンセルドJr.氏が球団史上25代目のヘッドコーチに就任したことを発表。

「ウェスはNBAの中でも最も高く評価されていたアシスタントコーチの1人であり、私たちが検討した多くの、そして多様な候補の中でも明らかに突出していた。20年以上のコーチ経験から育まれてきた試合中の戦術面、攻守両方に対する細部への気配り、選手育成への定評、そしてその素晴らしいキャラクターは彼がチームを次のレベルへ押し上げるための最善の選択肢だと疑いの余地はなかった」とトミー・シェパードGMはアンセルドJr.氏のHC決定の理由について述べた。

アンセルドJr.氏はここ6シーズンをデンバーで過ごし、昨シーズンはナゲッツのアソシエト・ヘッドコーチを務めてきた。ナゲッツは2020-21シーズン、ウェスト5位の1試合平均の失点数、そしてNBA11位のディフェンシブレイティング(オフェンシブレイティングでは6位)を誇った。デンバーでの6シーズンでナゲッツは勝ち越し10以上でレギュラーシーズンを終えたのが4回(2018-19シーズンは54勝)、そしてここ3シーズン連続でプレーオフ進出を果たしてきた。

「コート内外で優れた選手たちが揃うチームを率い、このフランチャイズを更に良い方向へ導き続けるための機会をくれたことをトミーとミスター レオンシス(CEO/会長)に感謝したい。NBAのHCになることは目標であり、ずっと追いかけてきたことなのでその夢が一周回ってワシントンで叶えることが出来るのは本当に特別です。DMV(ワシントンDC近郊)を代表し、ファンの皆さんと繋がり、ウィザーズバスケットボールの新たな標準を作っていくのを楽しみにしています」とアンセルドJr.氏も就任へのコメントを述べた。

アンセルドJr.氏はNBA史上最もドラフト指名順位が低くてMVPを受賞したニコラ・ヨキッチの育成、そしてリーグを代表する若手ガードの1人となったジャマール・マレーの成長を手助けした。更にはデンバーでの期間、ドラフト1巡目中巡、2巡目指名の選手たちの多くをチームにとって貴重な戦力へと育てあげてきた。

ナゲッツに加わる前はオーランド・マジックのアシスタントコーチとして2シーズン(2012-14)を過ごし、若いニコラ・ブーチェビッチ、トバイアス・ハリス、ビクター・オラディポと共に過ごした。その前にはゴールデンステート・ウォリアーズで1シーズン(2011-12)を過ごし、若いステフィン・カリーやクレイ・トンプソンとも時間を過ごしている。

アンセルドJr.氏は1997年アドバンス・プロスカウトとしてキャリアをスタートさせたウィザーズに復帰する。同職を2005年まで続け、ミスティックスでもアドバンス・スカウトとして3シーズンを経験したのちに(1998年にはアシスタントコーチを務めた)、2005年ウィザーズのアシスタントコーチへと昇格。ウィザーズのベンチでは6シーズンを過ごし、ゲームプランニングや選手育成に携わり、4年連続プレーオフ進出(2005-08)、3年連続トップ10のオフェンスを誇ったチーム(2004-07)の攻撃面にも大きく貢献した。
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アメリカプロバスケットボールリーグ・NBA所属のワシントン ウィザーズの公式日本語サイトです。監督、選手インタビューを含む試合前後のレポート、字幕付きオリジナルコンテンツも随時掲載。

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