名将モウリーニョ監督のASローマ就任会見 【後編】〜 セリエAに「スペシャルワン」が帰ってきた〜
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セリエAに「スペシャルワン」が帰ってきた!2021年7月8日に行われたモウリーニョ監督の就任会見を一部抜粋して公開。クリロナ対策は?11年ぶりのセリエAは?彼のスペシャルな言葉を見逃すな!
モウリーニョ:
私はローマの監督です。このクラブの為にすべきことはたくさんあり、このクラブだけに集中しなければなりません。私の仕事は、ASローマというチームをどのように改善できるか常に考えることなのです。何らかの形でセリエAを盛り上げに貢献することができれば嬉しいですが、何が起きるかは予想できません。私のことを知る人は既に分かっていると思いますが、私は自身のクラブを最優先に考える人です。私から問題を生み出すようなことはしませんよ。ここでも楽しみたいと思っています。時間に余裕がないのも理解しているし、仕事に集中したいと考えています。繰り返しにはなりますが、クラブそして選手を守ることを最優先にしています。
――過去に、何も優勝できなければ失敗であると言いましたよね?
モウリーニョ:
私は私の過去の犠牲者です。というのも人々は常に私から何かを期待しています。マンチェスターUで3つのトロフィーを獲得したにも関わらず、多くの批判を受けました。トッテナムではFAカップの決勝戦まで辿り着きましたが、結局はチームを率いることはできませんでした。私の失敗は、他の人からすれば実績になることだってあります。
――モウリーニョ監督は一流ではなくなったと評する人もいますが?
モウリーニョ:
何もコメントはないよ。直近の指揮をとった3クラブでの結果は、チェルシーではリーグ制覇。ユナイテッドでは3つのトロフィーを獲得。トッテナムでは決勝戦まで辿り着きました。私がトッテナムの監督に就任した時点では、チームは12位でしたが最終的には6位でフィニッシュしました。他者が人生で一度も成し遂げられないことでも、私にとっては大失敗と評されるのです。こうなってしまったのは私の責任ですがね。
――ザニオーロ選手については何かコメントありますか?
モウリーニョ:
彼を分析しなければなりません。彼と話し合うことが重要です。このチームには熱意とクオリティーが見られます。他のクラブで安定した状況から離れ、熱意を持ってこのクラブに来てくれたスタッフも多くいます。彼の怪我の状況と履歴を把握していますが、ザニオーロも他の選手も素晴らしい才能を持っています。選手たちに適したポジションを見つけることが必要となってきます。選手たちが最大限に才能を発揮できるように、彼らが満足するようなサッカースタイルを考えたいし、選手たちが私と共有できるようなサッカースタイルを目指しています。
若きザニオーロはチーム上昇の鍵となるか 【©ASRoma】
モウリーニョ:
ドキュメンタリーは見ていませんが、カメラは隠れていましたし、全く演技などはありませんでした。最初の2週間ぐらいは意識していたかもしれませんが、その後は自然体です。マイクもつけていたが演技などをする余裕はないですよ。フリードキン会長には変な考えを与えないでね。
――インテルのコンテ監督と対戦できないのは残念ですか?ロナウドについてコメントはありますか?
モウリーニョ:
クラブの歴史の中で比較してはいけない監督がいます。ローマではリードホルムとカペッロ。インテルでは私とエレニオ・エレーラですね。ロナウドについてですが、私はセンバーバックでプレーしていないから、彼は私のことを心配しなくてもいいでしょう。私はもう歳だから、彼相手にとても敵いませんよ(笑)
――今年優勝したらジョゼという名前を持つ子供が増えますね
モウリーニョ:
そうだね。イタリア語だと「ジュゼッペ」になりますね。
以上
モウリーニョ「イタリア語だとジュゼッペになるね」 【©ASRoma】
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