<国内男子ゴルフ>石川遼は1打差3位。星野と倉本会長は1打及ばず予選敗退

チーム・協会

【隔離ラウンドは明暗©JGTOimages】

■第88回「日本プロゴルフ選手権大会」
(7月1日ー4日、栃木県・日光カンツリー倶楽部、7236yd、par72)▼7月2日(大会2日目)

前回覇者の石川遼は、2日目も「68」とスコアを伸ばして首位とは1打差。通算7アンダーの3位タイで大会を折り返した。

「良いアイアンショットが昨日より多く打てた」と、5番からチャンスを作って3連続バーディ。前半最後の9番では、バンカーから1.2メートルに寄せるなど、5バーディ(2ボギー)で引き続き、好調さを見せた。

2週前の「全米オープン」からドライバーのシャフトを長くしたが、今週からパターは今までより短め。

「今まで35インチを使っていましたが、最近は長く、重くも感じていた。年齢と共に感覚は変わっていくものですね」。

身長のわりには長いと自任する腕を、自然に下ろしたときに、ちょうど収まったというのがいま使う33インチのもの。

10年使ったというエースをいったん寝かせて新しいピンタイプを起用。試行錯誤で、大会史上9人目の連覇をにらむ。

なお、2日金曜日に予選ラウンドが終了し、通算イーブンパーの54位タイまでの67人が決勝ラウンドに進出。

石川と共に、東京五輪の強化指定選手の特例処置で、隔離期間中の出場が認められた星野陸也は、1打足りない68位タイで、予選落ちをした。

滞在中のアメリカから緊急帰国し、代表候補に決定後、初の実戦に臨んだが、練習日から右肩辺りを気にしながらスイングするなど、万全の状態とはいえなかった。

石川と星野の隔離ラウンドに随伴した大会主催のPGA会長の倉本昌弘プロは、「寝違いした首が痛かったのと、アメリカから帰ったばかりの疲れや時差ぼけが、星野くんにはあったかな」と、察した。

また、自身のスコアも、星野と同じく通算1オーバーでカットラインには1打及ばず、「9番で4パットに近いことをやってしまったのが予選通過できなかった要因。あそこがバーディだったら…」。

ウェッジで打ったカラーからの3打目が、また反対側のカラーまで行ったパー5の4オン2パットボギーに後悔しきりで「予選通過したかった…」。
闘うPGA会長も、2日間の敗退を悔やんでいた。

また倉本会長は、今後の星野についてはこのままコース内のロッジで隔離生活を続けて、5日月曜日に改めて、翌々週の「全英オープン」に向けて出発する予定であることを、ラウンド後の定例会見で明かした。
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