<国内男子ゴルフ>五輪を逃した今平周吾「もう目標は切り替わっています」

日本ゴルフツアー機構 (JGTO)
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【コツコツと、また頂点へ©JGTOimages】

■今シーズン2試合目の有観客開催「ダンロップ・スリクソン福島オープン」
(6月24日ー27日、福島県・グランディ那須白河ゴルフクラブ、6961yd、par72)▼27日(大会最終日)

2年連続賞金王が、バーディ合戦で上昇の兆しを匂わせた。今平周吾が最終日に「63」。
6番からエンジンをかけた。
「7メートルくらいのが2つ。あとは、ピンの近くにつけて。ショットが良かった」と、そこから5つ立て続けにチャンスを沈めた。

折り返して後半は、13番から今度は3連続バーディを記録。
最後のイーグルパットも2メートル弱。
「奥からだったので。打ち切れなかった」と、そこは惜しかったが、パー5のバーディ締め。
「ちょっとずつよくなってきている感触はある」。
今年の自己ベストの6位タイに頷いた。

今週は、五輪の日本代表候補が松山と星野に決定して最初の試合。
聞き飽きるくらい聞いた。
「去年だったら、周吾が行っていたのに」。
松山に次いで、圧倒的優位な日本勢の2番手につけていたのが今平だった。
ゴルフ競技が、地元埼玉県の「霞ヶ関カンツリー倶楽部」で行われることもあり、今平も出場を熱望していた。

だが、1年の延期と共に、夢は消えた。

残念がる周囲の声にいつもの笑みを浮かべながら、本人には整理がついている。
「もう、終わったことですからね。次の目標に切り替わっています」。
まずは、19年シーズン以来の5勝目。
そして「最終的には賞金王です」。
黙々と、3シーズン連続の王座を見据えている。
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