<国内男子ゴルフ>勝ちたくてたまらない。大岩龍一は「2位では名前が残らない」

日本ゴルフツアー機構 (JGTO)
チーム・協会

【伸び盛り】

■今シーズン2試合目の有観客開催「ダンロップ・スリクソン福島オープン」
(6月24日ー27日、福島県・グランディ那須白河ゴルフクラブ)▼25日(大会2日目)

今年の開幕戦から予選通過をした試合で4位T、7位T、3位T、3位Tと、すべて必ず上にいる。

そして、この日の第2ラウンドではボギーなしの8バーディを記録して急浮上。
今週もまた、V争いに加わった。
プロ3年目の大岩龍一(おおいわ・りゅういち)はもう本当にいい加減、優勝したくてたまらない。

現在賞金ランキング15位は獲得賞金2200万円を超えて、初シードの心配は、もうほとんどないとは思うが、先週の空き週に、AbemaTVツアーの「ジャパンクリエイトチャレンジ in 福岡雷山」に出場。

「だって…、出たかったんで。Abemaでも、まだ勝ったことがない。2位はあるけど、2位では名前が残らない」と、貪欲に勝利を求めた。

でも、予選で回った久常涼(ひさつね・りょう)が2日目に61。
「凄いのを見た」と、圧勝を目の前で見せつけられた挙句に自身は無念の19位。
「次も出る。勝つまで出る」と、懲りていない。

「試合でしか味わえない緊張感や大事なショットやパットの感覚がある。それを忘れないように。戦える場があるならどこへでも行く」。
頑固に言っても今週、このままレギュラー初Vを飾るようなことになったら、規程によりAbemaTVツアーには自動的に出られなくなる。
「それなら……しょうがない」と、なぜだかずいぶん渋々だった。

上りホールの自滅で、同級生の片岡尚之に敗れた5月の「ジャパンプレーヤーズチャンピオンシップ by サトウ食品」の悪夢はまだ見る。

3週前の「日本ゴルフツアー選手権 森ビルカップ Shishido Hills」で木下稜介に、大差の3位で敗れた後、堀越高校時から教わる谷将貴コーチと、敗戦から得た課題に取り組んできた。

「精神的に追い込まれたときにスイングが乱れることがある」との自覚が以前からある。
「想定しないミスが出ると動揺し、過剰に反応して崩れていく。悪いときの気持ちの持って行き方。大事なのはルーティン。どんな時も同じ秒数をかけて打てるように」。
精神面も、技術で補える。
着々と、勝つためのゴルフを構築中。
23歳はこの1年で、身長も2センチ伸びたそうだ。
喜びも、たぶん悔しい分だけデカくなる。
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