『2021 ISAワールドサーフィンゲームス』開幕!波乗りジャパン記者会見
コロナ感染症対策のため、開幕式には各国2名の選手のみが参加。通常開催地の街中を各国選手が歩く「パレード・オブ・ネイションズ」は開催されなかったが、参加各国の砂を持ち寄って一つの箱に収める大会恒例の儀式「サンド・オブ・ザ・ワールドセレモニー」は行われた。波乗りジャパンからは、村上舜が旗手を務め、松田詩野が茅ヶ崎の砂を運んだ。
開幕式後に開かれた波乗りジャパンのオンライン記者会見で、宗像副理事長は「幸い幸い日本チームからは陽性者出ていないが、どこで感染リスクがあるか分からない。コロナ対策を踏まえて選手をケアしていきたい」と語った。また、現地ではかなり厳しい行動制限があり、選手達はホテルと試合会場、大会本部にしか行けず、街中のカフェやレストランに行くことは制限されていると説明。
エルサルバドルの治安については、「ダウンタウンの方が危ないという情報があったが、空港から会場入りする際にダウンタウンを通ったが、政府観光局や警察の車が警護につき万全な体制。会場にも警察や観光局のスタッフが立っていて、IDがないとビーチに入れないなど安全な体制が整えられている」と説明した。
また現地の気温は30度を超え湿度も高く、選手達は早朝に短時間で集中して練習を行っていることや、栄養士が帯同し日本食を用意するなど、出来る限り選手が負担なく試合に挑めるような体制を整えていることも説明した。
ISA世界戦に初めて参加する都筑有夢路は「個人で集中して試合に挑むこともいいが、チームで団結して協力するのも勝ちにつながると思う。とにかく自分のサーフィンを披露していくことが優勝に繋がると思うので頑張ります。CTに出られたことはすごく嬉しい、勝っても負けても自分のとっていい経験になっているので、その経験を活かしていきたいです」と意気込みを語った。
試合会場の波について「エル・スンザルはホームのサンセットや、ウエストサイドのマカハの波に似ていて、メインのラ・ボカナはトラッセルズやロッキーポイントに似ているかな」と語った。
また五輪についても「2020年はすごい忙しい年になるはずだったけど、意外とゆっくり過ごすことになってそれが必要な時間だったのかも。(コロナは)コントロールできないこと。コントロールできないことには、エネルギーを使わない。僕自身はオリンピックへの準備はできているので、(大会が)あれば準備は出来ている」と話した。
同じく暫定出場権を得ている村上舜も「この大会では1ヒート1ヒートこなしていって、金メダルを取ることを考えています。特に意識している選手はいなくて自分との戦いなので、自分の100%を出せれば結果がついてくると思っています。五輪は選手としては開催されて欲しいですが、開催するかどうかは国民の声を聞いて決めて欲しい。もし開催されるのであればベストを尽くすのみだと思っています」と話した。
競技初日は男子R1H9にクレジットされている村上舜を皮切りに、五十嵐カノア以外の5名の選手が登場予定だ。詳細は特設ページにて。
(THE SURF NEWS編集部)
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