岡島豪郎が4安打、内田靖人が2安打3打点の活躍も楽天が逆転負け。終盤に投手陣が粘れず【5/28 試合結果】

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 5月28日、楽天生命パーク宮城で行われた楽天と横浜DeNAの「日本生命セ・パ交流戦 2021」第1回戦は、6対7で楽天が敗戦した。

 楽天の先発は涌井秀章投手。初回、安打と四球で2死1、2塁のピンチを招くと宮崎敏郎選手に適時打を浴び、先制を許す。さらに次打者に投じた4球目がワイルドピッチとなり1点を献上。前カード計26得点と好調な横浜DeNAがいきなり涌井投手に襲いかかった。しかし、その後は持ち味の丁寧な投球で、球数を要しながらも無失点で切り抜ける。

 打線は2回裏、5番・岡島豪郎選手が1死から安打で出塁すると、続く内田靖人選手が右中間を破る適時二塁打を放ち、1点を返す。横浜DeNAの先発・坂本裕哉投手とは、今季ファームで対戦経験もある両選手が突破口を見出した。

 2巡目を迎えた4回裏には、先頭の3番・浅村栄斗選手が安打で出塁し、続く島内宏明選手の適時二塁打で同点に。岡島選手も安打でつなぎ1死1、3塁と好機を拡大すると、「反応で打てた」と、7番・ディクソン選手が勝ち越しとなる適時打を放ち、逆転に成功。次打者の足立祐一選手は、初球のボール球に対し見事にスクイズを決めてさらに1点を追加、4対2と楽天がリードを広げた。

 しかし援護をもらった涌井投手が粘り切れず。6回表に2死1、2塁のピンチを招くと、9番・大和選手に痛恨の2号3ランを浴び、逆転を許した。この一発で再び横浜DeNAに流れが傾き、7回表には安樂智大投手が宮崎選手の適時打で1失点。8回表は4番手の福山博之投手が牧秀悟選手に9号ソロを浴び、終盤で手痛い追加点を喫した。

 一方の打線は7回裏に3四球で1死満塁の絶好機を得たが、犠飛の1点にとどまり同点とはならず。9回裏には意地を見せ、内田選手の適時打で1点差に迫りなおも2死1、3塁の好機を演出するも、一打サヨナラの場面でディクソン選手が三振に倒れ、試合終了。

 敗れた楽天は、4回に逆転劇を見せるも先発の涌井投手が5.2回102球8安5失点と粘り切れなかった。打線は岡島豪郎選手が4安打の活躍。一方終盤には度々同点の好機を演出したが、あと一本が出なかった。これで交流戦2カード連続で初戦をものにできず。福岡ソフトバンクが勝利したため、再び首位の座を明け渡すこととなった。

  123456789 計
デ 200003110 7
楽 010300101 6

デ 坂本裕哉-○国吉佑樹-砂田毅樹-エスコバー-山崎康晃-S三嶋一輝
楽 ●涌井秀章-安樂智大-森原康平-福山博之-ブセニッツ

文・小野寺穂高
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