楽天・田中将大が8年ぶりの本拠地マウンドへ!【4/24 パ・リーグ見どころ】

パ・リーグインサイト
チーム・協会

【(C)パーソル パ・リーグTV】

楽天・田中将大が8年ぶりの本拠地マウンドへ! 埼玉西武は本田圭佑がバースデー登板

 4月24日の14時から、楽天生命パーク宮城で楽天と埼玉西武の第5回戦が行われる。23日の試合では両軍譲らない投手戦の末、2対2の引き分けに終わった。

【今季対戦成績】
楽天→3勝0敗1分
埼玉西武→0勝3敗1分

【楽天】田中将大投手 1試合0勝1敗 5回 5奪三振、防御率5.40
【埼玉西武】本田圭佑投手 4試合1勝1敗 22.1回 20奪三振、防御率1.61(二軍成績)

 楽天の先発は、田中将大投手が日本球界復帰後2度目のマウンドへ。国内での28連勝の記録が止まる結果となった前回登板。序盤に3失点を喫したものの、3回以降は無失点に抑えて5回4安打3失点にまとめ上げた。本拠地での登板は、2013年の日本シリーズ以来8年ぶりとなる。さらに進化した投球を、慣れ親しんだ本拠地とファンの前で見せたい。

 一方の打線は、ディクソン選手に期待が高まる。23日の試合では来日初出場を果たすと、第1号となる先制ソロを放った。前日は指名打者での出場となったが、内外野の守備をこなせるディクソン選手はチームにとっても大きな存在になるだろう。

 埼玉西武の先発は、本田圭佑投手が今季初登板。今季はファームで4試合に投げ、前回登板の16日には6回6安打無失点の好投を見せるなど、防御率1.61と好成績でアピールした。28歳の誕生日、そして生まれ育った東北の地で満を持しての先発となる。楽天に対して勝ちがないチームに勝利をもたらし、自身も今季初白星を手にしたいところだ。

 打線は、源田壮亮選手に注目する。現在6試合連続安打中と、打撃好調の主将。23日の試合では今季7つ目の盗塁を決め、チームメイトの若林楽人選手に続きリーグ2位と、足でも積極的に次の塁を狙っている。走攻守にわたってチームを引っ張る源田選手の活躍に期待したい。

北海道日本ハムは上沢直之で連敗阻止へ。オリックスは山崎福也が今季初勝利を狙う

北海道日本ハムファイターズ・上沢直之投手 【(C)パーソル パ・リーグTV】

 札幌ドームでは14時から、北海道日本ハムとオリックスの第5回戦が行われる。23日の試合は、オリックスが6対1でカード初戦を制した。

【今季対戦成績】
北海道日本ハム→2勝1敗1分
オリックス→1勝2敗1分

【北海道日本ハム】上沢直之投手 4試合1勝2敗 24.1回 22奪三振、防御率4.81
【オリックス】山崎福也投手 3試合0勝2敗 17.1回 14奪三振、防御率3.63

 北海道日本ハムの先発は上沢直之投手。開幕戦から2戦連続で4.2回6失点、6.2回5失点と試合を作れなかったが、ここ2試合は6回2失点、7回1失点と復調傾向。前回登板した17日の楽天戦では今季初勝利もマークしている。エースとして、状態の上がらないチームを勢い付ける投球に期待だ。

 打線では高濱祐仁選手、淺間大基選手の同級生コンビに注目。23日の試合ではそろってマルチ安打を放っており、好調をうかがわせる。定位置奪取へ向け、連日の活躍を見せたい。

 対するオリックスは、山崎福也投手がマウンドへ。ここまで0勝2敗という数字ではあるが、先発した3試合とも5回までを3失点以内に抑えており、役目は果たしていると言える。持ち前の安定感ある投球で、今季初勝利を手繰り寄せることはできるか。

 援護したい打線では、杉本裕太郎選手が好調を維持している。前日の試合では3安打を放っており、同じく猛打賞のモヤ選手の3打点につなげた。規定打席には未到達ながら、リーグ3位に相当する打率.321に加えて得点圏打率.556と、チーム4連勝の原動力となっている。チャンスメイクから試合を決める一撃まで、その打棒に要注目だ。

福岡ソフトバンクは高橋礼で千葉ロッテ戦5連勝へ。立ちはだかるは"鷹キラー"美馬学

福岡ソフトバンクホークス・高橋礼投手 【(C)パーソル パ・リーグTV】

 ZOZOマリンスタジアムでは14時から、千葉ロッテと福岡ソフトバンクの第5回戦が行われる。23日の試合では福岡ソフトバンクが逆転勝利を飾った。

【今季対戦成績】
千葉ロッテ→0勝4敗
福岡ソフトバンク→4勝0敗

【千葉ロッテ】美馬学投手 4試合2勝0敗 25.1回 19奪三振、防御率2.49
【福岡ソフトバンク】高橋礼投手 4試合1勝1敗 22.2回 6奪三振、防御率4.37

 昨夜の雪辱を晴らしたい千葉ロッテは、鷹キラーとして名高い美馬学投手が先発予定。前回登板した17日のオリックス戦では、6.2回93球7安打4奪三振2失点で2勝目をマークしている。昨季は鷹に対して7試合5勝1敗、防御率2.70と好相性、今季も3月27日の対戦で6回88球5安打1失点と好投しているだけに、今試合も期待が高まる。打線では荻野貴司選手が鍵を握るだろう。23日の試合ではマルチ安打を放ち、11試合連続安打を記録中。また、リーグトップの19得点を記録しており、荻野選手の出塁が得点に大きく貢献することは間違いない。

 5連勝を狙う福岡ソフトバンクは高橋礼投手がマウンドへ上がる。前回登板した17日の埼玉西武戦では、6回101球2安打2奪三振1失点(自責点0)の快投で今季初勝利を手にした。現在、リーグトップの22四死球と苦しんでいる制球難を克服し、千葉ロッテ戦5連勝に貢献できるか。打線では柳田悠岐選手に期待したい。23日の試合では15試合ぶりとなる4号ソロをスタンドを放り込んだ、今季の千葉ロッテ戦では、4試合13打数5安打2本塁打3打点、打率.385と当たっている主砲の打棒に注目だ。

来日3年目・王柏融 台湾の「大王」の意地を見よ!

 イースタン・リーグ公式戦、北海道日本ハム対巨人5回戦は13時からファイターズ鎌ケ谷スタジアムで行われる。

【今季対戦成績】
北海道日本ハム→2勝2敗
巨人→2勝2敗

 北海道日本ハム・王柏融選手は23日の試合で3打数2安打2打点の活躍。先制のチャンスで回ってきた第1打席、レフト線ぎりぎりに弾き返す二塁打で2者をかえし、試合の流れを引き寄せた。「大王」の意地を見せたい来日3年目、一軍にはい上がるためにもファームで快音を鳴らし続けたい。

今季初出場の試合で持ち味発揮の楽天・山崎剛

 イースタン・リーグ公式戦、楽天対東京ヤクルト5回戦は13時からウェルファムフーズ森林どりスタジアム泉で行われる。

【今季対戦成績】
楽天→4勝0敗
東京ヤクルト→0勝4敗

 3連勝中の楽天は23日に山崎剛選手が今シーズン初出場を果たした。9番・二塁でスタメンに名を連ねた山崎剛選手は第1打席に四球で出塁するとさっそく今季初盗塁。和田恋選手のタイムリーを呼び込む頼もしい働きぶりだった。登録名を本名に戻して迎える2021年、ここからの巻き返しに期待だ。

パワーある打撃が期待される埼玉西武のルーキー・仲三河優太

 イースタン・リーグ公式戦、埼玉西武対千葉ロッテ5回戦は、13時からCAR3219フィールドで行われる。前日の試合では、5対1で千葉ロッテが勝利を収めた。

【今季対戦成績】
埼玉西武→0勝4敗
千葉ロッテ→4勝0敗

 4連敗中の埼玉西武はルーキー・仲三河優太選手に期待したい。今季はここまで18試合に出場し打率.208、60打席で23三振とプロの壁に苦しんでいる。前日は2安打1打点を記録したが、打点は内野安打によるもの。持ち前のパワーある打撃を発揮し、今度はクリーンヒットで打点を挙げられるか。

 対する千葉ロッテの注目は今季主に1番を務めている平沢大河選手。前日はチームこそ勝利したが、4打数無安打、遊撃で2失策と攻守に精彩を欠いた。4月6日から続いていた連続出塁も11でストップ。ここからもう一度立て直し、1番打者としても遊撃としてもチームに貢献したい。

一軍合流が待たれる両軍の助っ人・バレンティン、ロメロに注目!

 ウエスタン・リーグ公式戦、福岡ソフトバンク対オリックス8回戦は、13時からタマホームスタジアム筑後で行われる。前日の試合では6対1で福岡ソフトバンクが勝利している。

【今季対戦成績】
福岡ソフトバンク→4勝3敗
オリックス→3勝4敗 

 3連勝中の福岡ソフトバンクはバレンティン選手に注目。新型コロナウイルスの影響で来日が遅れたが16日に実戦復帰し、第1打席で本塁打を放った。しかし以降は安打が出ず、23日にようやく14打席ぶりの安打を記録した。不本意な結果に終わった昨年の雪辱を果たすべく、結果を残して一軍の戦力となりたい。

 一方打線が不調で5連敗中のオリックスは、今季復帰のロメロ選手に期待がかかる。バレンティン選手と同様に来日が遅れたが、23日の試合では1安打を放ち盗塁も決めるなど高い集中力を見せた。上昇気流に乗りつつある一軍のさらなる起爆剤となるために、まずは自らのバッティングで二軍の連敗を止められるか。
  • 前へ
  • 1
  • 次へ

1/1ページ

著者プロフィール

「パ・リーグインサイト」は、ニュース、ゲームレビュー、選手情報、スポーツビジネスなど、パシフィックリーグ6球団にまつわる様々な情報を展開する、リーグ公式ウェブマガジンです。「パーソル パ・リーグTV」を運営する、パシフィックリーグマーケティング株式会社が運営しています。

新着記事

編集部ピックアップ

おすすめ記事(Doスポーツ)

記事一覧

新着コラム

コラム一覧

日本オリンピック委員会公式サイト

JOC公式アカウント