ラ・リーガ・サンタンデール、第31節プレビュー

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4月21日(水)と22日(木)の2日間に渡り、ラ・リーガ・サンタンデールの第31節が行われる。タイトル争いを繰り広げているアトレティコ・マドリー、レアル・マドリー、バルセロナの3チームは、それぞれ前回対戦時に勝ち点を奪われた相手と対戦する。

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今節は21日の19時に行われるレバンテ対セビージャ、オサスナ対バレンシアの2試合で幕を開ける。セビージャはここ3試合でアトレティコ、セルタ、レアル・ソシエダを立て続けに破り、来季のチャンピオンズリーグ出場権を実質的に確保した。足踏みする上位3チームとの勝ち点差も徐々に縮まっており、この勢いを維持してタイトル争いに名乗りを上げたいところだろう。オサスナとバレンシアは共に降格の危機から遠ざかりつつあり、オープンな攻め合いが期待できそうだ。

ベティスはホームでアスレティック・クルブと対戦する。ヨーロパリーグ出場権を狙うベティスはここ3試合引き分けが続いているだけに、早急に勝ち点3を必要としている。アスレティックはコパデルレイ決勝でバルセロナに大敗したばかり。セビージャは立て続けに2つのコパを逃した地であり、一刻も早く嫌なイメージを払拭したいはずだ。

前節セビージャはエンネシリの決勝点により、レアル・ソシエダを逆転で下して3連勝 【(C)LaLiga】

21時からはアラベス対ビジャレアル、エルチェ対バジャドリーの2試合が行われる。前節アラベスで就任初白星を挙げたハビエル・カジェハ新監督にとって、選手として、指導者として育ったビジャレアルとの対戦は感慨深い試合となるはず。勝ち点1差で降格圏に沈むエルチェとバジャドリーの直接対決は、結果次第で他チームも含めた残留争いに大きな影響を及ぼす一戦となりそうだ。

敵地でカディスと対戦するレアル・マドリーは、前節ヘタフェ戦をスコアレスドローで終え、これ以上の取りこぼしが許されない状況にある。今節はナチョ、カゼミロ、ラファエル・バラン、ダニ・カルバハルが招集メンバーに復帰した一方、新たにトニ・クロースとルカ・モドリッチが離脱。主力7人を欠く満身創痍の状態で臨むことになる。

手負いのレアル・マドリーは前節、クルトワの好守に救われ敗戦を逃れた 【(C)LaLiga】

4試合が組まれている22日には、アトレティコがウエスカをホームに迎える。前節エイバルに大勝して首位陥落の危機を逃れたアトレティコは、今節を前に得点源のルイス・スアレスが復帰した。ウエスカには敵地でスコアレスドローに持ち込まれているが、今回は確実に勝ち点3を確保したいところだろう。

21時には来季のヨーロッパ行きを左右する2試合が行われる。8位グラナダは最下位エイバルと対戦。7位レアル・ソシエダはホームに10位セルタを迎える。現在カンファレンスリーグ出場枠を占めているレアル・ソシエダはここ5試合勝てていない。このまま停滞が続くようなら勝ち点8差で追うグラナダ、同9差のレバンテ、セルタあたりにも可能性が見えてくるだけに、この2試合の結果が重要な意味を持つ可能性がある。

アトレティコは前節、コレーアの2得点などでエイバルを5ー0で撃破 【(C)LaLiga】

第31節を締めくくるのはバルセロナ対ヘタフェ。奇しくもバルセロナは前節ヘタフェがレアル・マドリーと引き分けたおかげで、自力優勝の可能性が再燃した。先週末のコパデルレイ決勝ではアスレティックに快勝し、今季初タイトルを獲得。ジェラール・ピケ、セルジ・ロベルトの復帰など、多くのプラス材料と共に今節を迎える。

ヘタフェは前節、手負いのレアル・マドリーを相手に優勢に試合を進めながら、フィニッシュの精度を欠き大金星のチャンスを逃した。バルセロナには昨年10月の対戦を1ー0で制しているものの、敵地で挑む今回は苦戦が必至。ミッドウィークの連戦のため先発組の疲労も不安材料であり、久保建英らフレッシュな選手にチャンスが与えられるかもしれない。

昨年10月、ヘタフェはハイメ・マタの決勝点を守りきりバルセロナを1ー0で破っている 【(C)LaLiga】

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