バルセロナの次世代を担う才能、イライシュ・モリバ
【(C)LaLiga】
18歳と46日でトップチーム初ゴールを記録した直後、両手を広げてメッシと抱擁を交わした彼は、この日バルセロナ史上5番目に若いスコアラーとしてクラブの歴史に名を刻むことになった。
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バルセロナ加入後はすぐに同世代のアンス・ファティと共に年上のカテゴリーでプレーするようになり、2018/19シーズンのUEFAユースリーグでの活躍はヨーロッパ中のクラブにその名を知らしめるきっかけとなった。それでもイライシュと家族はバルセロナでキャリアを築く意思を曲げず、2019年4月にはクラブと新契約を結んでトップチーム昇格を目指した。
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そして今季はバルセロナBでプレーしながらロナルド・クーマン率いるトップチームの練習に参加するようになり、先発に抜擢された今年1月のコパデルレイのコルネジャ戦で公式戦デビューを果たした。ラ・リーガ・サンタンデールでは2月13日の第23節アラベス戦で先発デビューし、フランシスコ・トリンコンの先制ゴールをアシスト。同27日のセビージャ戦ではメッシへのヒールパスで2ー0とする追加点をお膳立てし、冒頭のオサスナ戦で初ゴールを決めるに至った。
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身体的特徴やプレースタイルが似ていることからポウル・ポグバと比較されることが多いが、イライシュ本人はバルセロナの大先輩であるセルヒオ・ブスケッツやアンドレス・イニエスタに憧れてきたという。
ファティ(18)、ロナルド・アラウホ(22)、オスカル・ミンゲサ(21)、リキ・プッチ(21)、コンラッド・デラフエンテ(19)ら生え抜き選手、そして新加入のペドリ(18)、セルジーニョ・デスト(20)といった若手にチャンスと信頼を与えることで、クーマンは困難な移行期のシーズンにコパデルレイで決勝進出を果たし、一時は脱落しかけたラ・リーガ・サンタンデールの首位争いに食らいついてきた。
その中でも最年少のイライシュは、ラ・リーガ・サンタンデールでのキャリアの第一歩を力強く踏み出した。今後が楽しみな若手である。
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