ラ・リーガ・サンタンデール、第26節プレビュー
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とはいえ今節について言えば、降格圏まで勝ち点5差しかないバレンシア、ここ7試合勝利から遠ざかっているビジャレアル共に、後のない状況で迎える一戦となる。現在の順位は対照的ながら、何が起こるか分からないのがダービー。バレンシアが名門の意地を見せる可能性も否定はできない。
前回のダービーは元バレンシアのアルカセル、パレホがゴールを決め、ビジャレアルが2ー1で制した 【(C)LaLiga】
19位エルチェはフラン・エスクリバ監督の就任初戦で昨年10月以来の勝利を挙げたものの、その後はバルセロナ、グラナダに2連敗。セビージャをホームに迎える今節以降もレアル・マドリー戦、そして延期分のセビージャ戦と、厳しいスケジュールが続く。監督交代がもたらす化学反応も結果が伴わなければ薄れていくだけに、強豪相手とはいえ3連敗は避けたいところだ。
ヘタフェは前節、5戦無得点の流れを止めたアランバリのゴールを皮切りに3ー0で快勝 【(C)LaLiga】
バルセロナは好調のオサスナにアウェーで挑む。前節セビージャとの上位対決を制して2位に浮上すると、ミッドウィークのコパデルレイでもセビージャに逆転勝ちして決勝進出。少し前までシーズン無冠の危機に瀕していたが、一転して2冠の望みを取り戻した。延長戦まで戦ったコパの疲労もありタフな試合になりそうだが、ロナルド・クーマン率いるチームはそれ以上に充実した精神状態で今節に臨むはずだ。
コパデルレイ準決勝第2戦では、土壇場の同点弾で延長に持ち込み、ブライスウェイトの決勝ゴールで逆転劇を成し遂げた 【(C)LaLiga】
今節の目玉カード、近年で最も重要な意味を持つマドリーダービーは日曜の16時15分キックオフだ。2013/14シーズン以来の優勝を目指すアトレティコは現在、バルセロナ、レアル・マドリーに勝ち点5差をつけ首位に立っている。消化試合が1つ少ないとはいえ、多くの取りこぼしが許されるほどの余裕はない。
アトレティコは4ー2で制した2018年のUEFAスーパーカップを最後に、ダービーでは6試合も未勝利が続く。ラ・リーガ・サンタンデールに限れば、最後の勝利は2015/16シーズンまで遡り、その後はレアル・マドリーの4勝5分となっている。それでも今季のアトレティコには過去にレアル・マドリーと17度対戦し、11ゴールを奪ってきたルイス・スアレスがいる。チャンピオンズリーグを含め、ここ5試合は不発が続いているだけに、大舞台での復活に期待がかかる。
前回のダービーは不発に終わったスアレス。今回はダービー初得点なるか 【(C)LaLiga】
月曜には年明け以降、対照的な軌跡を描いてきた2チームが対戦する。好調を維持するベティスは前節カディス戦で3連勝目を挙げ、ヨーロッパリーグ圏の6位に浮上。対するアラベスは2021年の9試合で勝ち点4しか手にしておらず、前節オサスナに敗れて18位に順位を下げた。第26節を締めくくる一戦は、ヨーロッパ行きと残留争いの双方に関わる重要な一戦となりそうだ。
アスレティックは延長後半にベレンゲルが決勝点を決め、2季連続のコパデルレイ決勝進出を果たした 【(C)LaLiga】
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