この1点を、つかみ取る。ハッキリと目指すべきスタイルが込められたマリーンズ2021年スローガン

千葉ロッテマリーンズ
チーム・協会

【2021年千葉ロッテマリーンズ チームスローガン】

 この1点を、つかみ取る。千葉ロッテマリーンズ 2021年のチームスローガンである。過去にないほど具体的なメッセージとなっている。昨シーズン、1点リードを維持し粘って勝利するチームスタイルを確立した。一方で1点差負けも14試合を数えた。特にホークスと優勝争いを繰り広げながらも失速した10月以降は1点差負けが7試合。あと1点を取れずに結果的に大きなチャンスをつかみ取れなかった悔しさが残った。悔しさと反省を具現化し、チームとしての道しるべとなるスローガン。ハッキリと目指すべきスタイルが込められた言葉が現れた。

 「ノーアウト、1アウト三塁で昨年はなかなか犠牲フライが出なかったり、点が入らないことが多かった。みんなでこういった具体的な課題と向き合い、共有するためのスローガン」と井口資仁監督はそのように話す。

 石垣島での春季キャンプでは緻密な野球を目指し、1点をしっかりと奪い、1点を守り切るための練習が行われた。12日に石垣島一軍キャンプを打ち上げ、沖縄本島、宮崎での練習試合が始まると、1点を追求するより強い姿勢を選手たちに求めた。

 試合後のミーティングで今岡真訪ヘッドコーチは「それは普段から意識しないと出来ない。ただ打撃練習で気持ちよく打っているのではなく、そういう状況を想定して色々と考えて練習しないとダメ。普段から意識することで出来るようになる」と選手に言い続ける。森脇浩司野手総合兼内野守備コーチも「守備でも走塁でももう一歩。いい一歩を踏み出すための意識を持って欲しい。その一歩がゲームの中で大事になる。どこのチームよりも守り勝てるチーム。どこのチームよりも走り勝てるチームになるにはもう一歩が必要」と指導に熱が入る。

 指揮官も「いいピッチャーが出て切ると簡単には1点がとれない。その中で追い込まれてもなんとか食らいついてゴロを転がしてでも1点を奪う意識と心意気が大事になる。まだまだクリアしないといけない課題は多い」と話す。

 去年より毎試合1点でも多く奪い、1点でも少なく守り切る。その先には1974年以来となるシーズン1位でのリーグ優勝がある。チーム一丸、具体的な目標に向かって邁進する。

千葉ロッテマリーンズ広報室 梶原 紀章
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