<国内男子ゴルフ>6年連続曲げない男。稲森佑貴は賞金王にも真っすぐ!

日本ゴルフツアー機構 (JGTO)
チーム・協会

【久しぶりに、やっと妻のもとへ©JGTOimages】

賞金1位で激動の2020を戦い終えた。プロ10年目の稲森佑貴は、今年結婚したばかりの新婚さん。
故郷に帰るのは、実に2カ月ぶりだ。
「ずいぶん、待たせてしまいました」と12月20日に、羽田発→鹿児島の最終便で、妻が待つ自宅へまっすぐ急いだ。

賞金ランキングのほかに、こちらは、もはや看板。またもや”日本一曲げない男”になった。開催6試合にとどまった今年は21年とシーズン統合のため、記録に残らないのが残念だが、”6年連続”でフェアウェイキープ率1位に。

しかも今年の”曲げない率78.01%”は「ちょっと、自分でもなかなか見ない数字です」。
まだシーズン途中とはいえ、2018年に自身が樹立した歴代最高値の73.69%をはるかに上回る現状記録に、自然と背筋がまっすぐ伸びた。
「できるだけ高い数字をキープして、来年末こそ1位になりたい」と、思いも新た。

令和2年の2020年2月22日は、「幸せ」とか「げんがいい」といった「ふがいい」という意味の鹿児島弁と、「ひ、ふ、み」の「ふ」の語呂合わせに徹底してこだわった、大切な2人の入籍記念日。

待望の新婚初Vは、ツアー再開2戦目の10月、「日本オープン」で2年ぶりとなる大会2勝目でのツアー2勝目と、またもや「2」尽くしで飾ったが、「実は、あのあと『日本オープンしか勝てない男』と、みんなに言われてしまいまして…」。

初Vから2度目の勝利を、同一の日本タイトルでつかんだ選手は、史上初(※73年のツアー制度施行後)という快挙への悔しまぎれか、「日本オープンにしか興味がない男」と、冗談交じりにからかう人までいて、「困りました」と、贅沢な悩みを吐露。

「僕は、どの試合でも同じように勝ちたいのに」。
その中でも特に、11月の「ダンロップフェニックス」は大会主催のスリクソン契約選手として、本気でホストVを追ったが、プレーオフには1打足りない3位に終わった。

こうなったら、開き直ってみんなの言うとおりに「次もまた、日本タイトルを狙ってみようかな?」。
確かに、メジャー男の称号は、気分がいい。
「来年は、すべての試合が予定どおりに行われて今度は『日本プロ』や、『日本ゴルフツアー選手権』など、他の日本タイトルでも優勝を目指していけますように」と、コロナ禍の初詣はもちろん早期の終息をお祈りするつもり。

今年の最終戦「ゴルフ日本シリーズJTカップ」終了後もチャリティイベントや、スポンサーの挨拶回りなど、予定が立て込み、我が家に帰ってこられたのも2か月ぶり。
「最近、やっと慣れてきてくれたみたいですが、9月にツアーが再開したころはコロナもあったし、家で一人で不安そうでした」と、20日はまっすぐ愛妻が待ちわびる我が家へ。
「久しぶりに、2人でゆっくりしたい」。

この年末に、挙式の予定をしていたが、大事をとって延期にした。
「来年の今ごろは、コロナも落ち着いてくれたらいいねと嫁と2人で話してますので、このまま賞金ランキングも来年末まで1位でいたい」。
日本一曲げない男は、初の賞金王にもまっすぐ向かう。

これぞタイトルの重み 【©JGTOimages】

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