運命のドラフト会議からまもなく一年。ロッテ佐々木朗希が語る現在地

千葉ロッテマリーンズ
チーム・協会

【トレーニングを行う佐々木朗希投手】

 千葉ロッテマリーンズの佐々木朗希です。昨年のドラフト会議からまもなく一年になろうとしています。あっという間。まさにそんな気持ちです。あの時、緊張はしておらず、どこに行くのかなあという楽しみな気持ちでした。あれから一年。プロの試合ではまだ投げていませんが心も身体も成長もしていると実感をしています。

 実は身長も伸びました。入団した頃は190センチだったのですが、この前、測ってみると192センチになっていました。自分でもビックリでした。マリーンズに入ってから身体強化と成長に重点を置き、栄養にも気をつけながら色々な事に取り組んでいる結果かなあと思っています。とても嬉しかったです。

 こうして一日中、自分の身体と向き合い野球の事だけを考えて過ごしていると、勉強をしながら野球をしていた日々が今やもう信じられません。16時ぐらいまで授業をして、その後に練習。テスト期間もある。今こうやって朝から夜まで野球中心で、精いっぱいやっている日々が普通になってしまうと、たった一年前であるのに学業と両立していたのが遠い昔のように感じます。こんなにプロ野球を見たのも初めてだと思います。先輩方がプレーをしている姿を見て、やっぱり野球は奥が深く面白いなあと改めて思いました。

 ドラフトからここまであっという間だったように、ここから一年後もきっとあっという間に過ぎると思います。目標に向かってまっすぐ進むことはもちろん大事ですが前進と後退を繰り返しながらも少しだけでも前に進むことのできる、そんな人間でありたいと思います。完璧な人間なんていませんので後退をすることもありますし、そもそも後退をすることも成長をする上でとても大切なことだと思います。もちろん、なかなかそこまで達観した気持ちになる事は出来ず、どうしても最短で目標に向かいたいとは思ってしまいますが失敗する自分もしっかりと受け止め受け入れ、充実した日々を過ごしていければと思います。

 今、チームが優勝争いをしています。ですが自分自身はそんなチームをグラウンドの外から見ている状態で生ではその緊張感を経験出来ていません。来年のこの時期にはマウンドで優勝争いに貢献できる投手でありたいと思っています。そのためにも今はしっかりと体作りをして心も磨き目標に向かってしっかりと頑張ります。これからも応援宜しくお願いします。

文 千葉ロッテマリーンズ投手 佐々木朗希
構成 千葉ロッテマリーンズ広報室 梶原紀章
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