日本女子プロゴルフ選手権大会コニカミノルタ杯　JFE瀬戸内海ゴルフ倶楽部（岡山県）第2日

　新時代到来を思わせるような、リーダーボード。トップ10の中で唯一、『子』がつく名前は木村彩子だけだった。

　前半から好調。「チャンスが多かった。特にショットがいい」と、序盤からバーディーラッシュのムードだった。前半、3つのバーディーは2メートルに寄せている。難コースで、いかにショットがさえていたかおわかりだろう。

　ところが、後半はパー3が鬼門に。気まぐれな風が吹き、いずれもグリーンをとらえることができなかった。14、16のボギーについて、「彩子がアヤコさんの罠にはまりました」となかなかのフレーズで苦笑い。

　「グリーンを外すと、寄せるだけで精いっぱい。ティーイングエリアに立つと、風が読みにくい。だから、アドレスからしっくりこなかった。本当に難しい」と反省の言葉を漏らした。とはいえ、第1日から調子は上々。ハイスコアのバトルよりも、ガマン比べが得意だ。

　「あすはリベンジします。見ていてくださいね」。彩子の約束である。(中山　亜子)