【ガンバ大阪】前節の悔しさを噛み締め、宮本体制で初の鹿島戦勝利を掴み取る

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前節、ミス絡みから今季ワーストとなる3失点を許し、浦和に痛い負けを喫したガンバ。しかし、真夏の連戦で下を向く時間は一切ない。
エース、宇佐美は力を込めて言う。「大事なのは負けた後の試合。負けたことをいつまでも悔しがっていても仕方がない。負けた後にどういうリアクションを見せられるかが鍵になる」。
最終ラインの立て直しを担う一人である昌子も同じ言葉を口にした。
「反省して次に活かすしかないし、引きずってもしょうがない」

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1試合少ない暫定順位ながら6位となったガンバだが、上位戦線に踏みとどまるためにも必要なのは勝ち点3。アウェイの鹿島戦は攻守両面で浦和戦の反省を生かす場になる。前節、痛恨の先制点を献上するきっかけになったビルドアップのミスは鹿島戦でも注意すべきポイントの一つだが、宇佐美が意識するのは攻撃でガンバらしい迫力を取り戻すことだ。「浦和戦でも前半、クロスバーに当たったシュートを自分が決めていれば流れは変わった」(宇佐美)。今季の鹿島は計17失点を喫しており、直近の2試合も勝利から遠ざかっているが、かつての堅守速攻ではなく、ボールを握るスタイルを構築中だ。「今季の鹿島はポゼッション率も高めている。どちらが主導権を握るか、ボール保持を長く保つかが大事」(昌子)。
ミスを恐れることなく、鹿島相手にがっぷり四つ以上の戦いを挑むのみである。

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今季、新たにブラジル人のザーゴ監督を迎えた鹿島は現在12位。前節は横浜FCに0-1で敗れているだけに、ホームでの仕切り直しに向けて高いモチベーションで挑んでくるはずだが、さらに鹿島で一時代を築いた内田がこの試合を最後に現役引退を表明。鹿島の気迫に負けないことも試合を大きく左右する要因になりそうだ。
鹿島の本拠地の雰囲気を知り尽くす昌子にとっても、古巣との初顔合わせだけに、気合いは十分。「自分にとって特別なチームであるのは間違いないが、だからこそ勝ちたい」と昌子はガンバのDFリーダーとして、勝ち点3にこだわるつもりでいる。エヴェラウドや土居ら特徴を持つアタッカーを90分間封じることも勝利に不可欠な作業である。
鹿島にとっては特別な一戦だが、ガンバにとっても上位戦線に踏みとどまる上で勝ち点3はマストの戦いだ。
「自分たちからアクションを起こして、先制パンチを食らわせるような試合にしたい」(宇佐美)。宮本監督の就任後、3試合連続で引き分けが続いている難敵相手に、ガンバが力を示す時が来た。
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著者プロフィール

ガンバ大阪は、北摂・北河内地域をホームタウンとして活動しています。 「ガンバ」は、イタリア語で「脚」を意味する言葉で、日本語の「頑張る」にも通じています。 「チーム一丸となって勝利を目指して頑張るチーム」「どんな状況でもガンバって勝利を勝ち取るチーム」「大阪をホームタウンとし、大阪を中心とした関西ファンの声援を受けてガンバるチーム」「日本一、世界一のクラブ組織に向けてガンバるサッカークラブ」という気持ちが込められています。

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