ロッテの若き剛腕投手 種市が無観客試合、そして有観客試合で感じた事

千葉ロッテマリーンズ
チーム・協会

【ロッテの若きエース候補 種市篤暉】

 千葉ロッテマリーンズ投手の種市篤暉です。今年は開幕2戦目となる6月20日の福岡ソフトバンク戦(PayPayドーム)にて先発登板をさせていただきました。その時は無観客試合ということでいつもとは違う雰囲気がありました。開幕2戦目の土曜日。本来なら華やかな試合なのですがスタンドが無人という事もあり練習試合のような感覚がありました。ただそこは切り替えて自分としては無観客でも自分のピッチングに集中するだけという気持ちで挑みました。正直な感想としては、やっぱりお客さんがスタンドにいた方が集中力は上がるのかもしれません。見られている、応援してもらっていると感じるのは大事な事なのだと改めて感じました。

 3試合、無観客で先発し4戦目の7月11日の埼玉西武戦(ZOZOマリンスタジアム)にて4929人のお客さんの前で投げることが出来ました。やっぱりモチベーションが上がりました。前日先発をした石川歩さんが投げている時にどんな雰囲気なのだろうと思い、ベンチ横で試合を見てみたのですが、空振りをとるたび、そしてアウトをとるたびに拍手が沸き起こっていました。こんなに拍手もらえのるか、やっぱりいいなあと思いました。

 自分はこの埼玉西武戦で今季初勝利を挙げることが出来ましたが最高の気分でした。六回のピンチの場面で、三振を取った時のスタンドの歓声は凄かったです。自然発生的に湧き起こる拍手がとても気持ち良かったです。あまりにも気持ちが良かったのでヨッシャーと勝手に声が出てしまいました。本来はあまり、打者を抑えて声を出したりするタイプではないのですがお客さんが見てくれて応援してくれている久しぶりの雰囲気がそうさせたのだと思います。

 今年の目標は規定投球回数到達と防御率2点台です(昨年は防御率3.24)。この目標をクリアすると必然的に自分自身初となる二桁勝利は出来ると思います(これまで最高は昨年の8勝)。勝ち星を追いかけるのではなく、投球回数と防御率を追いかけながら最終的に二桁勝利が出来ればと思っています。まずは自分の中で掲げている目標を達成し、少しでもチームの勝利に貢献できる投手を目指して頑張りたいと思いますので宜しくお願いします。

文 千葉ロッテマリーンズ投手 種市篤暉
構成 千葉ロッテマリーンズ広報室 梶原紀章
  • 前へ
  • 1
  • 次へ

1/1ページ

著者プロフィール

球団に関するニュース、球団広報によるコラム、オフィシャルライターによるチームのこぼれ話や球団情報をお届けします。お楽しみに!!

新着記事

編集部ピックアップ

おすすめ記事(Doスポーツ)

記事一覧

新着コラム

コラム一覧

日本オリンピック委員会公式サイト

JOC公式アカウント