ラ・リーガに現れた21世紀生まれのスター、フェラン・トーレス

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バレンシアのフェラン・トーレスは、ラ・リーガ・サンタンデールで初めてプレーした21世紀生まれの選手だ。この歴史的記録は2017年12月のエイバル戦で実現している。

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近年バレンシアが好成績を挙げた際には、常に練習施設パテルナで育った生え抜き選手の活躍があった。2001/02シーズン、2003/04シーズンのリーグ優勝時は、現在ラ・リーガのアンバサダーを務めるダビ・アルベルダらが重要な役割を果たした。その後もバレンシアはスペイン代表の成功を支えたダビ・シルバ、ジョルディ・アルバ、イスコといった選手たちを輩出し続けている。

現在のトップチームにもホセ・ガヤやカルロス・ソレール、イ・ガンインらパテルナ育ちの選手たちが活躍している。フェラン・トーレスも彼らの系譜を継ぐ一人である。

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バレンシアにほど近いフォイオスで2000年2月に生まれたフェランは、6歳からバレンシア一筋でプレーしてきた純度100%のカンテラーノだ。2016年には16歳にしてセグンダB(3部相当)所属のバレンシア・メスタージャ(Bチーム)でデビュー。翌年には17歳でマルセリーノ・ガルシア・トラル率いるトップチームの練習に参加しはじめた。

トップチームデビューは2017年11月30日のコパデルレイ・サラゴサ戦。この試合では初アシストも記録している。そして翌月のエイバル戦にて、初めてトップリーグの舞台に立った2000年生まれの選手として、ラ・リーガの歴史に名を残すことになった。

並行し、年代別の代表チームでも際立った活躍を見せた。2017年5月にはUー17欧州選手権の優勝に貢献。準優勝した同年10月のUー17ワールドカップでは、2ゴール2アシストを記録した。2019年夏のUー19欧州選手権では隣国ポルトガルとの決勝で2ゴールを挙げ、タイトル獲得の立役者となっている。

バレンシアや代表での活躍を目の当たりにしたファンや専門家たちが、彼のタレントに惚れ込むのに時間はかからなかった。だがマルセリーノは彼がまだ育成の最終段階にあることを考慮し、プレー時間を慎重に管理した。その成果が出たのは2019年1月、コパデルレイのスポルティング戦だ。この試合の終盤にトップチームでの初ゴールを決めると、4日後のセルタ戦ではラ・リーガ初ゴールも記録。その後はコンスタントにプレーするようになり、ほどなくクラブが違約金を1億ユーロに増額する必要に迫られるほど、ヨーロッパ中の注目を集めるようになった。

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フェランは今季もアルベール・セラデスの指揮下でコンスタントにプレー時間を重ね、ラ・リーガではこれまで4ゴール4アシストを記録している。昨年9月のアスレティック・クルブ戦ではデニス・チェリシェフの決勝点をアシスト。11月のグラナダ戦では終了間際に見事なドリブル突破から2ー0とする駄目押しゴールを決めている。ビジャレアルやレバンテとのダービーでも重要なゴールを決めるなど、大舞台での勝負強さも際立っている。

若くして階段を駆け上がったフェランのキャリアを、レアル・マドリーのマルコ・アセンシオと比較する者もいる。彼もアセンシオのようにスペイン代表の主力となることは間違いないだろう。現在はバレンシアでのプレーに集中しているが、国内外でタイトルを争うビッグクラブに移籍する日も近いかもしれない。バレンシアが生んだ新たなクラックには、輝かしい未来が約束されている。

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