大きな注目を集める伝統の一戦 ルールダービー展望

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【(C)DFL Deutsche Fusball Liga】

新型コロナウイルスの影響で中断を余儀なくされていたブンデスリーガが、欧州主要リーグで最も早いリスタートを切る。5月16日、17日に行われる第26節には世界中の視線が注がれるだろう。なかでも注目を集めるのがドルトムントとシャルケが激突するルールダービーだ。

ブンデスリーガでの通算対戦成績はドルトムントが33勝30分け32敗とわずかに勝ち越しているが、2017/18シーズン以降にかぎれば2勝3分け1敗とシャルケがリード。今シーズン前半の直接対決(第9節)はスコアレスドローに終わっている。

リーグ戦中断前を振り返ると、チーム状態は対照的だった。ドルトムントはDFBポカールでブレーメンに、チャンピオンズリーグ(CL)でパリ・サンジェルマンに行く手を阻まれたものの、ブンデスリーガでは冬季中断明けから7勝1敗と絶好調を維持していた。当時の勢いそのままに今回のダービーを制し、勝ち点4差の首位バイエルンにプレッシャーをかけられるか。

一方のシャルケは泥沼にハマっていた。第18節のボルシアMG戦を最後に7試合白星なし。CL出場圏内の4位まで勝ち点12差の6位と苦しんでいる。バイエルンとライプツィヒにそれぞれ5ゴールを奪われた守備だけでなく、直近7試合でわずか2得点に終わった攻撃の改善がなければ、敵地で宿敵に勝利するのは困難だろう。

選手たちのコンディション、体の仕上がり具合が気になるなか、両チームともに複数の主力を欠いて大一番に臨むこととなる。ドルトムントは主将のマルコ・ロイスに加え、DFダン・アクセル・ザガドゥ、MFエムレ・ジャン、アクセル・ヴィツェルが不在。シャルケも主将のオマール・マスカレルのほか、DFオザン・カバク、バンジャマン・スタンブリが負傷により欠場する。

また、両監督の采配にも大きな注目が集まる。一時的なルール改正により、交代枠が従来の3人から5人まで拡大。ドルトムントのルシアン・ファヴレ監督、シャルケのデイヴィッド・ワグナー監督にとっては腕の見せ所になる。

無観客での開催となるルールダービーは16日15時30分(日本時間22時30分)キックオフ予定だ。

【予想ラインナップ】

ドルトムント(3-4-3)
ヒッツ;ピシュチェク、フンメルス、アカンジ;ハキミ、ブラント、ディレイニー、ゲレイロ;サンチョ、ハーランド、アザール

シャルケ(4-42)
シューベルト;ケニー、トディボ、ナスタシッチ、オチプカ;マッケニー、ゼルダル、カリジューリ、アリ;ブルグシュタラー、ラマン

文=遠藤孝輔
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