千葉とメニーナが決勝進出を決める JFA 第23回全日本U-18 女子サッカー選手権大会 JOC ジュニアオリンピックカップ

チーム・協会

JFA 第23回全日本U-18 女子サッカー選手権大会 JOC ジュニアオリンピックカップは1月6日(月)、J-GREEN堺(大阪府堺市)で準決勝が行われました。2回戦まで40分ハーフで行われていた試合は、準決勝より45分ハーフで実施されます。

準決勝 第1試合

ジェフユナイテッド市原・千葉レディースU-18(関東/千葉) 3-2(前半0-0、後半3-2)浦和レッドダイヤモンズレディースユース(関東/埼玉)
※試合詳細・ハイライト動画は関連リンク欄に掲載

公式戦での対戦は今季5回目となったジェフユナイテッド市原・千葉レディースU-18と浦和レッドダイヤモンズレディースユース。前半は、浦和が「プラン通り」(神戸慎太郎監督)に相手にプレッシャーをかけてボールを奪い、主導権を握りました。しかしながら、得点に結び付けることができません。両チームとも無得点のまま試合を折り返しました。

後半に入ると、今度は千葉が積極的にプレッシャーをかけていきます。後半立ち上がり間もない47分にCKのチャンスを得た千葉は、北村美羽選手が蹴ったボールに大澤春花選手が頭を合わせ、ゴールネットを揺らしました。その後も50分に大澤選手、54分には浦和のパスをインターセプトした錦織美紀選手がそのまま右足を振り抜き、追加点を挙げます。

一方の浦和は、前半のようにボールをうまくつなげない時間が続いたものの、69分、83分の島田芽依選手で1点差に詰め寄ります。しかし、追いつくことはできずタイムアップを迎えます。

2年ぶりに決勝戦への切符を勝ち取った千葉の三上尚子監督は「相手にミスが起こるようにプレーでき、チャンスをうまく生かすことができた」と勝因を語りました。

準決勝 第2試合

日テレ・メニーナ(関東/東京) 5-0(前半2-0、後半3-0) Solfiore FC(中国/岡山)
※試合詳細・ハイライト動画は関連リンク欄に掲載

第2試合は、日テレ・メニーナとSolfiore FCが対戦しました。両チームともここまで無失点、2回戦はPK戦を競り勝って準決勝まで勝ち進んできました。「自分たちの良い部分をしっかり出そう」(桂木泰子監督)と臨んだSolfioreが序盤から果敢にボールを奪いに行きます。立ち上がりはその勢いに「少し押し込まれてしまった」(後藤若葉選手)日テレでしたが、徐々に落ち着いてボールを回し、ゴールを奪いに行きます。

17分に岩崎心南選手からのパスを受けた眞城美春選手が先制ゴール。29分にはCKからのこぼれ球に岩崎選手が右足を合わせ、2点目を挙げました。後半にも55分、67分の木村彩那選手の得点で突き放します。さらに82分には山本柚月選手がゴールし、得点差を5点としました。

日テレは「自分たちも前でプレスをかけることができ、前を向いたままボールを奪えた。加えて、そこからボールを保持し続けることを恐れずに前進することができた」(古川将大監督)ことで勝利し、2年連続のファイナル進出を果たしました。

大会最終日となる1月7日(火)は、11時より3位決定戦、13時半から決勝戦がJ-GREEN堺・S1で行われます。

監督・選手コメント

大澤春花 選手(ジェフユナイテッド市原・千葉レディースU-18)
チーム全員で「必ず決勝に勝ち進む」という共通認識を持って、試合に臨みました。前半には相手にプレッシャーをかけられる中でもしっかりと守ることができ、失点することなく折り返すことができましたが、良い形でシュートまで持ち込めませんでした。後半は立ち上がりから自分たちのペースに持っていくことができ、ゴールできました。けれど、終盤にかけて失点を重ねてしまう危うさもあったので、今日得られた課題を改善して決勝に臨み、失点なく勝利したいです。

島田芽依 選手(浦和レッドダイヤモンズレディースユース)
前半は、チームみんなの勝利への強い気持ちが表現されていたと思います。けれど、後半に入ってからはペースが崩れてしまい、連続して3失点してしまいました。失点した後も、日頃から監督に言われている「絶対に下を向かずに戦い、1点ずつ取り返しに行こう」ということをみんなが心に置いてプレーできていたからこそ、2得点を返すことができました。全員で戦うことはできたのでこれを継続し、悔しい気持ちは3位決定戦ですべてぶつけて勝利を挙げ、大会を終えたいです。

後藤若葉 選手(日テレ・メニーナ)
試合前にアップをしている段階で、相手チームに勢いがあるのを感じていました。自分たちが優勝を目指している以上、その勢いを圧倒できるプレーを示さなければいけないという気持ちをもって、試合に臨みました。今日の試合には中学1、2年生も出場していたので、中学2年生の頃から先輩たちと全国の舞台で経験を積ませてもらってきた自分が落ち着いて試合を運ばないといけないと考え、プレーしました。ミーティングでしっかりと話し合い、ピッチ内でも声を掛け合えているので、最後にしっかりと体を張ることを怠らず、決勝戦も無失点で優勝を果たしたいです。

桂木泰子 監督(Solfiore FC)
ベスト4に入ったことに満足せず、相手が前年チャンピオンであっても自分たちがどこまで通用するのかしっかりチャレンジしようという気持ちをチーム全員で持ち、試合に臨みました。90分間、常に前から行けるわけではないのでリトリートする時間帯も持ちながら試合を運びましたが、相手にボールを保持される時間が長くなりすぎてしまいました。準決勝にはいつも一緒に練習している岡山県作陽高校のメンバーも応援に駆けつけてくれ、とても良い環境で試合をすることができました。作陽高校の選手たちの気持ちも背負い、3位決定戦も準決勝と同じようにスタンドの選手たちも含めた全員で戦います。

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日本サッカー協会(JFA)は、日本サッカー界を統括し代表する団体として、サッカーを通じて豊かなスポーツ文化を創造し、人々の心身の発達と社会の発展に貢献することを目的に活動しています。 JFA公式Webサイトでは、日本代表からグラスルーツまで幅広いサッカーの現場の話題をお届けします。

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