試合が決まってから2週間で迎えたUFCデビュー戦でユナニマス判定による勝利を収めたミランダ・グレンジャーは、無敗の記録を維持したまま今週末に釜山でヴェロニカ・マセドの代役としてアマンダ・レモスと対戦する。

アマチュア時代に5勝0敗だった27歳のグレンジャーはプロとして7勝0敗を記録し、その中でジェイミー・ソートンやエイミー・モンテネグロ、ジェイミー・コリーンといったタフなベテランたちから勝利を収めてきた。8月に行われたオクタゴン初戦はハンナ・ゴールディとの無敗のニューカマー同士の試合であり、そこでも白星を挙げている。元CFFCストロー級チャンピオンであるグレンジャーは2度目のショートノーティスの試合で1年を締めくくろうとしており、韓国で戦いの場に戻ってくるレモスと対峙する。

こちらも無敗のファイターとして2017年のはじめにUFCと契約を結んだレモスは、レスリー・スミスとのデビュー戦を落とした後、同じ年の11月に禁止薬物の陽性反応が原因で2年の出場停止処分を科されていた。

グレンジャーは階級の中で体格が恵まれた存在であり、夏にショートノーティスでのオクタゴンの戦いを経験済みであることから、今回はさらに条件が整っているはずだ。準備期間は十分とは言えないが、無敗の新人は将来のタイトルコンテンダーとして注目され始めており、週末の試合は今後も動向を追うべき選手としてさらに広く認知されていく機会になるかもしれない。