「君のパワーが世界を動かす。」第20回全日本選手権通信 Vol.2 〜キックオフ宣言!〜 

チーム・協会

【スポーツテイメントプロジェクト キックオフ宣言に集結した学生、選手ら集合写真】

パラ・パワーリフティング連盟×日本工学院八王子専門学校による「第20回全日本選手権大会 キックオフ宣言!」

学生らによる大会づくりが、今年はさらにパワーアップ!

NPO法人日本パラ・パワーリフティング連盟(理事長:吉田 進 以下「当連盟」)は、「第20回全日本パラ・パワーリフティング 国際招待選手権大会(以下、全日本選手権)」を2020年2月1日(土)〜2月2日(日)に開催いたします。

開催にあたり、昨年に引き続き今年も、日本工学院八王子専門学校(校長:前野 一夫 以下、「同校」)と全面的なコラボレーションを展開していくこととなりました。先日、初めての試みとして、当連盟と同校の学生・教員有志「スポーツテイメントプロジェクト」によるキックオフミーティングを実施。代表生徒によるキックオフ宣言や、選手による試技披露を行い、これを皮切りに全日本選手権に向けたプロジェクトを本格的に始動していきます。

本取り組みは、当連盟が力を入れている「大会のショーアップ化」と、SDGsの一つ“教育”に着目した同校の専門性を生かした「パラアスリート支援」がマッチングしたことで、昨年度より開始。「第19回全日本パラ・パワーリフティング 国際招待選手権大会」(2019年2月2日~3日)におけるサポートが最初の取り組みとなりました。

東京2020大会を目前に控えた今年は、当連盟と同校がパラ・パワーリフティングを通して学校、さらには地域に共生社会を根付かせていくことを目標に、さらなる協力体制を築き上げていきます。昨年にはなかった、「スポーツテイメントプロジェクト」の立ち上げ、キックオフミーティングでの選手交流会を経てパワーアップした本大会に、是非ご注目ください。

▼よりエンターテイメント性の高い大会へ。「スポーツテイメントプロジェクト」の結成

【日本工学院八王子専門学校 生徒代表(スポーツトレーナー科)】

今年は初の試みとして、同校の各カレッジから約2名ずつを有志として集い、「スポーツテイメントプロジェクト」を結成しました。当日は教員含め総勢45名ほどがキックオフミーティングに出席。このメンバーが当連盟と連携し、運営準備から大会当日のサポートまでを一貫して創り上げていきます。

生徒代表 安藤 千華(あんどう ゆきか)スポーツトレーナー科3年

「きっかけは先輩から誘われて。何でもチャレンジしようと決めているので誘われてすぐに参加し、2019年度の大会から競技運営面でサポートをさせていただいた。全カレッジの学生が関わるイベントなので、前回よりも、より盛り上がる大会を創り上げて行けたらと思う。」

▼当日の大会運営だけに留まらない、「パラ選手の思いを知る」機会

二人のパラ・パワーリフティング選手から、競技を始めたきっかけ、競技を続けるにあたっての思い等を、直接生徒に伝える場を初めて設けました。

【男子65Kg級 佐野義貴 選手(EY新日本有限責任監査法人)】

男子65Kg級 佐野 義貴選手(EY新日本有限責任監査法人)

「甲子園出場を夢見て過ごした青春時代に事故は起きた。プロのスカウトに見初められ、社会人野球を経て、プロに進む予定になっていたが、交通事故に。もう歩けないことを宣告され、自ら命を絶とうとすることを考えるほど苦しんだが、看護師の方からスポーツが出来ることを伝えられた。リハビリ、復学、卒業を経て、いろんなスポーツを試し、やっとたどり着いたのがパラ・パワーリフティング。今も日本記録を保持しており、目標を持ち続けることの大切さを実感している。」

【男子65Kg級 内田基哉 選手】

内田 基哉選手(男子65Kg級)

「僕は障害のある人たち、元気の無い人たちに、元気を伝えたい。いつもは一人で活動しているが、この大会はみんなで取り組むことが出来る大会なので、きっと世界へ元気を発信することができる。この大会の成功に、期待している。」

▼パラ・パワーリフティング 実演 (佐野選手)

【佐野選手による実演】

スポーツテイメントプロジェクトチームの学生の中には、競技を初めて見る学生も。
下肢障害のある選手を対象にしたパラ・パワーリフティング特有のサポートポイント(足をストラップで台に括り付ける等)を解説し、これから携わる競技について理解を深めて貰いました。

▼代表あいさつ

【(左)日本工学院八王子専門学校 校長  前野 一夫 (右)NPO法人日本パラ・パワーリフティング連盟  理事長 吉田 進】

NPO法人日本パラ・パワーリフティング連盟 理事長 吉田 進(写真、右)

「昨年から始まったこの大会運営コラボだが、学校とスポーツ団体のタッグは国内的に見てまだ数少ないです。この取り組みをどんどん進化させ、日本で唯一無二の、学校とスポーツ団体が一緒になって作る『見て楽しい・迫力のある・手に汗握る大会』にしていきたいと思っています。」


日本工学院八王子専門学校 校長  前野 一夫(写真、左)

「ステージで一番花開く主役は選手ですが、その選手をどのように支えるか、あるいは、その場にいる幸せをどのように共有するか、それは本校が抱える7カレッジすべての協働、挑戦を通した今後の活動にかかっています。本校にとっても非常に大きな教育的効果がある活動であると同時に、学生たちが社会に出てから活躍するベースとなる経験になると期待しています。」

〜昨年の主な活動〜

・参加カレッジ:デザインやミュージック、スポーツなど同校7つのカレッジ
・活動内容  :大会当日の音響、照明、映像コントロール/
        大会宣伝用ポスターデザイン/
        競技運営の補助/
        応援グッズの制作/
        大会運営ボランティア など

【日本工学院八王子専門学校 スポーツテイメントプロジェクト代表生徒ら】

【大会概要】

名称:第20回全日本パラ・パワーリフティング 国際招待選手権大会
日時:2020年2月1日(土)〜2月2日(日) 
    両日とも競技は11時スタート予定(10:30開会式)
場所:日本工学院八王子専門学校 片柳記念ホール
入場:無料
主催・主管:特定非営利活動法人日本パラ・パワーリフティング連盟
特別共催:日本工学院八王子専門学校
共催:東京都(予定)
後援:八王子市(予定)、八王子市教育委員会(予定)
   八王子観光コンベンション協会(予定)
参加国:台湾、ラオス、韓国、日本(予定)
公認:ワールドパラパワーリフティング
連盟スポンサー:学校法人片柳学園、株式会社乃村工藝社、パナソニック株式会社、学校法人国際学園
協力:東京都障がい者スポーツ協会

※今後大会概要は更新の可能性がございます。


【連盟オウンドメディア】

本大会に関する情報や、出場選手、今後の同校との取り組みにおける情報は、本リリース
【「君のパワーが世界を動かす。」第20回全日本選手権大会 通信】や上記SNSをもってお伝えして参ります。

▼連盟HP  http://jppf.jp/index
▼Facebook https://www.facebook.com/jpanparapower/
▼Twitter  https://twitter.com/japan_parapower
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著者プロフィール

誰よりも重いものを持ち上げたものが勝者。そこには、緊迫・爆発・歓喜の3秒ドラマがある。 パラパワーリフティング、主に下肢に障害のある選手によるベンチプレス競技。 障害によるクラス分けはなく、男女それぞれ10階級ごとの体重別で競う。パラリンピック種目。 大会情報、観戦記、大会運営の舞台裏等、パラパワーリフティングの楽しさをお届け。

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