【UFC】ライアン・スパン、UFCファイトナイト・タンパでトップ15入りなるか!?

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【Buda Mendes/Zuffa LLC/Zuffa LLC via Getty Image】

比較的早い段階からライアン・スパンを追い始めるなら、これが最後のチャンスになるだろう。Fortis MMA出身のスパンはオクタゴンですでに2勝を挙げており、ブラジル人レジェンドのアントニオ・ホジェリオ・ノゲイラに1ラウンドKO勝利した勢いをそのままに、週末のデビン・クラーク戦に臨もうとしている。

スパンはデイナ・ホワイトのチューズデーナイト・コンテンダーシリーズ(DWTNCS)に2度出演している。1度目の挑戦だったシーズン1では早期にカール・ロバーソンに敗れてUFCとの契約を手にすることなく終わった。しかし、その2カ月後、ケージに戻ってきた“スーパーマン”は、そこから怒濤(どとう)の6連勝を開始する。その中にはDWTNCSでのエミリアーノ・ソルディへの勝ち星や、ルイス・エンリケへのデビュー戦勝利、そして5月のノゲイラへの衝撃的フィニッシュが含まれている。現在、キャリアベストとも言える調子を維持している28歳は、可能性の開けたライトヘビー級においてトップ15入り目前というところまで来ており、クラークを圧倒することができればランキング入りを果たせるだろう。

このところ、あまりウエートを落とさずに再出発を図ろうとする元ミドル級の流入が続いているが、身長196cm、81.5インチのリーチを誇るスパンは生粋のライトヘビー級だ。フィニッシャーとしての定評があり、エンリケへの勝利はキャリア16勝の中で2回しかない判定勝利の1つだった。1回目のDWTNCS出場時はサブミッションのスペシャリストと称されていたものの、KO能力も十二分に示している。

クラークは以前から将来性を見せているタフな相手ではあるが、UFCでは一貫性を発揮できていない。トップ15入りの境界にいるスパンと同様、クラークにしてみればここで勝利を引き寄せればランク入りを争うグループに飛び込むことができるのだから、2重の意味で重要な試合といえる。となると、スパンはベストな状態でそれを迎え撃たねばならない。ここでさらに勝利を追加することができれば、彼が来年の初めにもケージの中で名の知れた階級転向者と向き合うことになったとしても驚きではない。
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