バスケットボール女子ユニバーシアード日本代表:3位決定戦【日本59-76ポルトガル】延長戦の末に力尽き、メダルに届かず4位で全日程終了

日本バスケットボール協会
チーム・協会

【JBA】

 「第30回ユニバーシアード競技大会 (2019 / ナポリ)」のバスケットボール競技は最終日を迎えました。ラストゲームとなる3位決定戦に臨んだ女子ユニバーシアード日本代表は、銅メダルを懸けてポルトガルと対戦。40分間では決着がつかず、58−58のまま延長戦に突入します。しかし、最後の5分間はポルトガルに次々と3Pシュートを決められ、1点しか奪えなかった日本は59-76で敗れ、4位で全日程を終えました。

 立ち上がりから良いディフェンスを見せ、日本はチャンスを作っていきます。しかし、なかなかシュートが決まらず、逆にポルトガルに要所で3Pシュートを決められ、苦しい展開が続きます。第4クォーター終盤、58−58と同点に追いつかれたあと、#4 松本 愛美選手 (富士通 レッドウェーブ)、#5 ?田 静選手 (JX-ENEOSサンフラワーズ)がレイアップシュートを狙いましたが、ここでもリングに嫌われてしまいます。延長戦はポルトガルがおもしろいように3Pシュートを決めていく中、4本もらったフリースローを1本しか決められず、59−76で敗れ、残念ながら銅メダルには届きませんでした。

#4 松本 愛美選手 (富士通 レッドウェーブ) 【JBA】

 日本のフィールドゴール成功率は23/78本で29%、フリースローも5/13本と38%と精彩を欠きました。佐久本智ヘッドコーチは攻撃回数を増やすためにもペースを上げ、80点以上を獲ることを掲げていました。予選ラウンド序盤はなかなかペースが上がりませんでしたが、チェコ戦以降は70本以上のシュートを放ち、80点以上を獲ってきました。この試合もシュートを78本打ちながらチャンスを作りましたが、決めきれなかったことが悔やまれます。

 今大会は終わりましたが、所属チームに戻ってからもこの経験を生かし、今後の女子日本代表を目指すべき選手たちです。一行は明日、帰国の途につきます。今週末7月13日(土)〜15日(月)、長崎県のシーハットおおむらにて「Wリーグ サマーキャンプ」が行われます。若い選手たちは疲れを見せることなく、そのままコートに立つかもしれません。今後のWリーグや大学バスケでのさらなる活躍を期待しています。

#11 岡田 英里 (PG / 東京医療保健大学 4年) 【JBA】

■ 第30回ユニバーシアード競技大会 (2019 / ナポリ) 最終結果

優 勝:オーストラリア
準優勝:アメリカ
第3位:ポルトガル
第4位:日本
第5位:ロシア
第6位:チャイニーズ・タイペイ
第7位:チェコ
第8位:中国
第9位:フィンランド
第10位:ハンガリー
第11位:ルーマニア
第12位:スロベキア
第13位:カナダ
第14位:メキシコ
第15位:アルゼンチン
第16位:ウクライナ

決勝トーナメント(日本時間)
【準々決勝】
日本 89-83 ロシア
アメリカ 87-79 中国
ポーランド 60-44 チェコ
オーストラリア 81-72 チャイニーズ・タイペイ
【準決勝】
日本 84-89 アメリカ
オーストラリア 56-49 ポルトガル
【3位決定戦】 日本 59-76 ポルトガル
【決勝】オーストラリア 80-72 アメリカ

予選グループ結果
【グループA】1位:日本、2位:チェコ、3位:ハンガリー、4位:ウクライナ
【グループB】1位:ポルトガル、2位:ロシア、3位:ルーマニア、4位:アルゼンチン
【グループC】1位:アメリカ、2位:チャイニーズ・タイペイ、3位:スロバキア、4位:メキシコ
【グループD】1位:オーストラリア、2位:中国、3位:フィンランド、4位:カナダ
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