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2023年10月29日(日)

11R
2023年10月29日(日)
4回東京9日
15:40発走

天皇賞(秋) GI

芝・左 2000m 天気:
馬場:
3歳以上 オープン (国際)(指定) 定量 本賞金:22000、8800、5500、3300、2200万円

予想印

枠番 馬番 馬名 大多 綾恵 ナベ たま
1 1 ノースブリッジ
2 2 エヒト
3 3 ドウデュース
4 4 ダノンベルーガ
5 5 ガイアフォース
6 6 ジャスティンパレス
6 7 イクイノックス
7 8 ヒシイグアス
7 9 プログノーシス
8 10 ジャックドール
8 11 アドマイヤハダル

※ ◎:本命、○:対抗、▲:単穴、△:連下

買い目

大多 7=3 7=9 7-4 7-10 3=9
綾恵 7=3 7=4 7-1 7-9 3=4
ナベ 4=7 4=3 4=5 4=10
たま 9=7 9=4 9=3 9=6

※「=」は馬番連単の表裏買い、「-」は一方のみ買いです

予想

本命はイクイノックス。

実績:
距離・コース:
順調度:
良・1.57.5
目下、国内外でG1・4連勝中。昨年の当レース→有馬記念(G1)を制して年度代表馬に輝くと、今春は海外遠征に挑んでドバイシーマクラシック(G1)を圧勝。帰国初戦の宝塚記念(G1)もきっちり勝って勢いが止まらない。4月以降、「ロンジンワールドベストレースホースランキング」の世界1位に君臨しており、1週前の調教では美浦Wコースで圧巻の自己ベスト。堂々と連覇を果たし、世界最強馬の貫禄を見せつける。

対抗はドウデュース。

実績:
距離・コース:
順調度:
良・2.00.0
昨年のダービー馬。イクイノックスとの激しい叩き合いに競り勝ち、世代の頂点に立った。今春のドバイターフ(G1)を出走取消となり復帰がここまで延びたものの、帰厩後はひと追いごとに良化気配。国内では(5.1.1.0)と抜群の安定感で、得意の東京コース(2戦2勝)なら好勝負必至だ。現役最多の天皇賞・秋6勝をマークしている武豊騎手の手綱でダービーの再現を狙う。

単穴はプログノーシス。

実績:
距離・コース:
順調度:
良・1.58.3
前走・札幌記念(G2)は早めに動く積極策で4馬身差の圧勝。これまでの追い込み一辺倒から脱却して豪快に突き抜け、新たな一面を見せた。ディープインパクト産駒らしい決め手を持っており、香港遠征の前々走・クイーンエリザベス2世C(G1)では世界の強豪相手に2着と健闘。川田騎手とのコンビは6戦6勝と無敗で、一角崩しのシーンもあっていい。

抑えはジャックドール。穴はダノンベルーガ。

今週のワンポイントアドバイス

天覧競馬V、プログノーシス

秋のG1シリーズは3歳馬の3冠レースが終わり、バトンは古馬の一線級へとつながれる。先陣を切るのは「天皇賞(秋)」。

1905年(明治38年)に創設されたエンペラーズカップが前身。第1回は37年(昭和12年)「帝室御賞典競走」。戦争による中団を挟み、47年秋に「天皇賞」と改称。JRAがグレード制を導入した84年から秋は3200→2000Mに距離が変更となった。

29日は天皇陛下が東京競馬場に来場。天皇賞が天覧競馬として行われるのは05年秋、12年秋に続き11年ぶり3度目。天皇陛下がレースを観戦するのは、皇太子時代の07、14年のダービーに続き3度目となる。

格式と伝統の盾争奪戦に今年も東西から豪華メンバーが集結。ジャパンC、有馬記念へと続くチャンピオンロード第1戦で一番槍を挙げるのはどの馬か。過去10年のデータでレース傾向を見てみたい。

連対馬5−1、5−2、1−10、1−7、1−2、2−4、1−3、1−5、3−1、1−7番人気の組み合わせで決まった。上位1〜3番人気は8、3、2連対。1番人気は6勝、2着2回と人気に応えているものの、7、10番人気からも2、1頭の伏兵馬が連対している。

馬連配当は
3 け た......4回
1000円台...2回
2000円台...1回
3000円台...2回
7000円台...1回

2015年に10番人気が2着に健闘して7340円と荒れたが、ほかは3000円台止まり。G1の中では波乱度が低い。

一方、3着に3、1、6、6、13、6、6、2、2、4番人気が入線した3連単配当は1万円台、2万円台、10万円台、3万円台、5万円台、2万円台、8860円、4130円、2040円、2万円台。こちらも15年の10万9310円以外は平凡な配当に収まっている。

連対馬20頭のクラスはG1組12頭とG2組8頭。G3組以下からの連対はなく、3着馬もすべてG1、2組が占めている。

ステップ(着順)は宝塚記念(3、9、9、1着)組、安田記念(11、3、16、2着)組が4連対で並び、毎日王冠(2、3、7着)組、札幌記念(2、1、2着)組3連対の順。上位組は着順に関係なく巻き返しが可能となっている。

年齢別は
3歳馬【2.0.2.8】
4歳馬【3.6.4.30】
5歳馬【5.4.3.38】
6歳馬【0.0.1.29】
7歳上【0.0.0.22】

連対率は17、21、18、0、0%。今年は3歳馬が出走せず、5、4歳馬による頂点争いに絞られる。

所属別は
関東馬【7.2.5.42】
関西馬【3.8.5.85】

連対率はそれぞれ16、11%。連対数は関西馬が一歩リードしているものの、勝利数に限ると関東馬が断然で、18年から目下5連勝中だ。

性別は牡馬が137頭出走して16連対(連対率12%)、牝馬は17頭で4連対(同24%)。今年は牝馬の参戦がなく、牡馬11頭による争いとなった。

東京の芝2000Mは1コーナー奥のポケットからスタート。最初のコーナーまで130Mと短く外枠不利が定説。そこで枠別の成績を検証すると、

1枠【1.3.0.12】
2枠【1.1.0.16】
3枠【1.0.3.14】
4枠【5.0.1.13】
5枠【1.3.1.15】
6枠【0.1.1.17】
7枠【1.2.2.18】
8枠【0.0.2.22】

内の1〜4枠が【8.4.4.55】で、外の5〜8枠が【2.6.6.72】。1着数で内枠は圧倒しているが、2、3着数を見ると逆に外枠が優勢で、馬券対象では16対14とほぼ互角。今年は小頭数でもあり、外枠だからといって大きな割り引きは必要ないか。(たま)

◎......プログノーシスは3走前の金鯱賞で重賞初勝利を飾り、クイーンエリザベス2世カップで2着。前走・札幌記念は4馬身差で楽勝した。過去10年では最大の着差で、今回も得意の芝2000M【4.1.0.1】。リバティアイランドで牝馬3冠を達成した川田×中内田厩舎の最強コンビが、11年ぶりの天覧競馬を勝利する。

○......イクイノックスは昨年の皐月賞、ダービーともに2着に泣いたが、天皇賞(秋)は逃げ切り濃厚と見られたパンサラッサを鬼脚で差し切り、念願のG1タイトルを奪取した。そこから海外を含めて怒濤の4連勝。世界ランク1位に上り詰めた。今年の大目標は、昨年出走しなかったジャパンCと聞く。取りこぼしがあれば秋初戦か。

▲......ダノンベルーガは昨年デビュー2連勝で共同通信杯を勝利したあと、皐月賞、ダービーとも4着。秋に古馬初対戦の天皇賞で3着に好走し、今年はドバイターフで2着に入線した。久しく勝利を挙げていないが、G1で常に上位に食い込み、掲示板外はゼロ。充実期を迎えた秋に一矢を報いたい。

△1......ジャスティンパレスは今年の阪神大賞典、天皇賞(春)と連勝。ともにメンバー最速の上がりで後続を完封した。前走・宝塚記念はイクイノックスの3着に敗れたが、昨年暮れの有馬記念(7着)でつけられた1秒1差が0秒2に詰まった。同期対決は4連敗中だが、王者の背中がはっきり見えている。

△2......ドウデュースは昨年のダービーを勝利し、凱旋門賞に挑戦したが19着敗退。特異な馬場に力を出し切れなかったが、今年初戦の京都記念を3馬身半差で圧勝してみせた。今回はドバイターフ取消明けで7カ月ぶりの実戦となるが、東京コースは2戦全勝。ビハインドを跳ね返してダービー馬の底力を見せたい。

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