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2022年5月22日(日)

11R
2022年5月22日(日)
2回東京10日
15:40発走

優駿牝馬 GI

芝・左 2400m 天気:
馬場:
3歳 オープン (国際) 牝 (指定) 定量 本賞金:14000、5600、3500、2100、1400万円

予想印

枠番 馬番 馬名 大多 綾恵 ナベ たま
1 1 ウォーターナビレラ
1 2 スタニングローズ
2 3 アートハウス
2 4 ルージュエヴァイユ
3 5 サウンドビバーチェ
3 6 サークルオブライフ
4 7 ホウオウバニラ
4 8 ナミュール
5 9 エリカヴィータ
5 10 ラブパイロー
6 11 ベルクレスタ
6 12 ライラック
7 13 パーソナルハイ
7 14 シーグラス
7 15 ピンハイ
8 16 プレサージュリフト
8 17 ニシノラブウインク
8 18 スターズオンアース

※ ◎:本命、○:対抗、▲:単穴、△:連下

買い目

大多 18=6 18=3 18-8 18-14 6=3
綾恵 1=6 1=4 1-8 1-18 6=4
ナベ 6=4 6=1 6=8 6=15 6=16
たま 11=5 11=3 11=1 11=8 11=18

※「=」は馬番連単の表裏買い、「-」は一方のみ買いです

予想

本命はスターズオンアース。

実績:
距離・コース:
順調度:
(初距離)
桜花賞(G1)を快勝し、1冠目を奪取。直線で他馬と接触しながらも、怯むことなく差し切って勝負根性を見せた。デビューから(2.3.1.0)と抜群の安定感を誇り、東京への輸送も克服済み。近親にソウルスターリング(叔母)、スタセリタ(祖母)という日仏のオークス馬がおり、2400Mに距離が延びるのは歓迎だ。2冠達成の期待は十分とみる。

対抗はサークルオブライフ。

実績:
距離・コース:
順調度:
(初距離)
桜花賞(G1)では直線外から追い込むも4着。内有利な馬場で届かなかったが、上がり最速の末脚を発揮して0秒1差まで詰め寄った。未勝利→アルテミスS(G3)→阪神JF(G1)と3連勝で2歳女王に輝いた逸材。長く良い脚を使えるため、距離延長はプラスだろう。逆転戴冠で復権を果たしたい。

単穴はアートハウス。

実績:
距離・コース:
順調度:
(初距離)
休み明けの前走・忘れな草賞(L)を圧勝。ラスト1ハロン11秒1で後続を3馬身突き放し、新星誕生を印象づけた。関東への輸送は初めてだが、跳びの大きいフットワークで東京コースは合いそうなタイプ。決め手勝負になれば、桜花賞組相手でも引けを取ることはないだろう。

抑えはナミュール。穴はシーグラス。

今週のワンポイントアドバイス

能力G1級、ベルクレスタ


イギリスのオークスを模範に1938年(昭和13年)に創設された。戦前は「阪神優駿牝馬」として旧鳴尾競馬場(兵庫県)で開催されていたが、戦争による中断を挟み、46年に東京競馬場で「優駿牝馬」として復活。当初は秋に行われていたが、53年から現在の春開催に変更された。

東京の5週連続G1もヒートアップ。今週は3歳牝馬のクラシック第2戦・樫の女王決定戦を迎える。1冠目は上位10頭が0秒3差の中でゴール。史上まれにみる大接戦を制したのはスターズオンアースだった。すんなりと2冠達成となるのか、それとも無念の涙をのんだライバルたちが巻き返すか。過去10年のデータでレース傾向を探ってみたい。

連対馬は3−2、9−5、2−1、3−1、1−2、1−6、1−4、1−12、1−7、3−2番人気の組み合わせで決まった。1番人気は5勝2着2回と人気に応え、2、3番人気も4、3連対と好走している。ただ、6番人気以下からも4頭の伏兵馬が連対している。

馬連配当は
3 け た......3回
1000円台...4回
2000円台...1回
万 馬 券......2回

大半は人気サイドの配当に収まっているが、上位人気が連からそろって消えた2013年と、2着に12番人気が健闘した19年に1万3880円、2万5140円の波乱決着となっている。

一方、3着に9、1、3、6、5、2、2、2、13、16番人気が入線した3連単配当は、3万円台、15万円台、1万円台、2万円台、5790円、2万円台、3360円、17万円台、4万円台、53万円台。こちらも馬連万馬券の年に10万馬券が飛び出し、16番人気が3着に食い込んだ昨年に53万2180円の大荒れとなった。堅いか、荒れるかの見極めが必要となっている。

連対馬20頭のクラス別はG1組12頭、G2組5頭、オープン特別組3頭。重賞組が連対馬の85%を占めている。

連対馬のステップは
桜花賞組【7.5.4.63】
フローラS組【1.4.3.37】
忘れな草賞組【2.0.1.8】
スイートピーS組【0.1.0.15】

桜花賞組は出走数も多いが12連対と他路線を圧倒し、19年を除く9回で連対馬を輩出している。

また、キャリア別は
2戦 【0.0.0.6】
3戦 【2.0.1.10】
4戦 【3.4.3.25】
5戦 【3.6.3.29】
6戦 【2.0.2.34】
7戦上【0.0.1.44】

連対馬は幅広いキャリアから出ているが、3〜6戦なら合格点で、さらに絞れ込めば4、5戦が理想ということになる。

所属別成績は
関東馬【4.6.3.66】
関西馬【6.4.7.82】

連対率は率はそれぞれ13、10%。

毎年フルゲートで行なわれるだけに枠の内外による有利不利も気になるところ。枠別成績を見ると、
1枠【1.2.2.15】
2枠【3.0.1.14】
3枠【0.0.2.18】
4枠【0.1.2.17】
5枠【3.3.0.14】
6枠【0.0.0.20】
7枠【3.3.1.23】
8枠【0.1.2.27】
(15年3番、18年4番が取り消し)

内の1〜4枠は4勝2着3回、外の5〜8枠が6勝2着7回。競馬は内枠有利が定説となっているが、勝利数、連対数とも外枠が内枠を上回っている。なお、3、6枠が死に目となっているが、統計学上はいつ連対馬が誕生しても不思議ないということを知っておきたい。(たま)


◎......ベルクレスタは未勝利勝ちの後、東京のアルテミスSでクビ差の2着、クイーンCでも0秒2差の3着と好走。前走・桜花賞は7着とはいえ、勝ち馬とはわずか0秒2差で、ゴール前の脚は鋭かった。重賞を勝ち切れずにいるが、能力は間違いなくG1級。今季絶好調の吉田隼騎手が樫の女王に導く。

〇......サークルオブライフは未勝利から3連勝で阪神ジュベナイルFを制覇。桜花賞は4着に敗れたが、内を走った馬が上位を占める中、16番枠から終始外を走りながらもメンバー最速の上がりで0秒1差に迫った。重賞勝ちのある東京に戻り、父系から距離延長も問題なし。リベンジVで復権を果たしたい。

▲......ナミュールはチューリップ賞を制した勢いで臨んだ桜花賞で0秒3差の10着。大外18番枠で出遅れも響き2けた着順に敗れたが、直線はしぶとく伸びて1番人気の意地を見せた。デビューから5戦すべてで上がり3ハロン33秒台の決め手を発揮。スタートを決めて流れに乗れば、自慢の末脚が爆発する。

△1......アートハウスは桜花賞と同じ日に行われた忘れな草賞で後続を3馬身突き放す圧勝。1冠目には間に合わなかったが、このレースと好相性のステップを勝利して大物登場をアピールした。デビューから一貫して2000Mに出走しているようにオークスを意識した臨戦過程。キャリア3戦でも侮れない存在だ。

△2......スターズオンアースは桜花賞で惜敗続きに終止符を打ち、新女王に輝いた。内めの経済コースを選択し、他馬と接触しながらも最後に馬群を割って勝ち切ったのは立派だった。叔母がオークスを勝ち、父ドゥラメンテはダービー馬。東京2400M得意の血統馬が2冠を制覇しても驚けない。

△3......ウォーターナビレラは桜花賞でゴール前ハナ差交わされて2着。あと一歩のところで勝利の女神に見放されたが、2番手からセンスあふれるレースを見せた。東京は先週からBコースに替わり、先行有利の舞台。武豊騎手が前走に引き続き、武幸四郎調教師が管理する馬に騎乗。弟に初のG1タイトルを贈れるか。

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