2021年9月4日(土)
11R
2021年9月4日(土)
2回札幌7日
15:25発走
札幌2歳ステークス GIII
芝・右 1800m
天気:
馬場:
良
2歳
オープン (国際)(特指) 馬齢
本賞金:3100、1200、780、470、310万円
予想印
枠番 | 馬番 | 馬名 | 大多 | 綾恵 | ナベ | たま |
---|---|---|---|---|---|---|
1 | リューベック | |||||
2 | トップキャスト | |||||
3 | ダークエクリプス | |||||
4 | エーティーマクフィ | |||||
5 | ユキノオウジサマ | |||||
6 | オンリーオピニオン | |||||
7 | アスクワイルドモア | |||||
8 | クリノメガミエース | |||||
9 | ジオグリフ | |||||
10 | トーセンヴァンノ |
買い目
大多 | 1=9 1=2 1-6 1-7 9=2 |
---|---|
綾恵 | 9=1 9=6 9-2 9-4 1=6 |
ナベ | 6=9 6=2 6=1 6=7 |
たま | 9=2 9=1 9=4 9=7 |
予想
本命はリューベック。
実績:
距離・コース:
順調度:
良・1.51.4
日英でG1を制したディアドラの全弟。新馬戦はハナを切って楽に逃げ切り、単勝1.4倍の断然人気に応えてみせた。直線でソラを使うなど幼さをのぞかせる場面もあったが、ポテンシャルは十分。洋芝適性の高いハービンジャー産駒で、姉ディアドラは札幌のクイーンS(G3)を制している。ここも難なく通過してエリートコースを突き進む。
対抗はジオグリフ。
実績:
距離・コース:
順調度:
良・1.48.2
東京1800Mでデビュー勝ち。好位のインから力強く伸びて抜け出し、レースセンスの良さを見せた。追われてからの反応はやや遅かったが、ラスト3ハロン11秒2−11秒0−11秒3の高速ラップを差し切った決め手は非凡。洋芝に対応できれば、連勝も可能だろう。
単穴はトップキャスト。
実績:
距離・コース:
順調度:
良・1.48.5
新馬戦は大外枠からスタートを決めてハナへ。淀みないペースで飛ばして後続を寄せつけず、堂々の逃げ切りを決めた。上がり3ハロンも最速でまとめ、2歳コースレコードに0秒2秒差まで迫る好時計をマーク。軽快なスピードを武器に前走の再現を狙う。
抑えはオンリーオピニオン。穴はアスクワイルドモア。
今週のワンポイントアドバイス
連勝濃厚、ジオグリフ
2021年の夏競馬はラストウィークとなり、札幌、新潟、小倉競馬場で恒例の3重賞が行われる。先陣を切るのは第56回札幌2歳S(G3)。昨年は1着ソダシが阪神ジュベナイルF、桜花賞で優勝し、2着ユーバーレーベンがオークスでG1馬となり、3着バスラットレオンもその後G2を快勝。近年まれにみるハイレベルだった。今年も将来性豊かな若駒がそろって楽しみな一戦になった。
過去10年、連対馬は1−2、3−1、2−4、5−11、2−1、5−10、1−4、6−4、5−3、2−5番人気の組み合わせで決まった(2013年は函館競馬)。上位1〜3番人気は4、4、2連対とアテにしづらいが、4、5番人気が3、4連対と健闘。人気薄の連対は6、10、11番人気の3頭だけとなっている。
馬連配当は
3 け た......3回
1000円台...1回
2000円台...2回
6000円台...1回
8000円台...1回
万 馬 券......2回
上位1〜5番人気が連対馬の85%を占めているが、11、10番人気が2着に食い込んだ年に、2万3610円、1万8120円の万馬券が出ている。キャリアの浅い2歳重賞戦。伏兵馬の台頭も視野に入れておきたい。
一方、3連単配当は2430円、2万円台、5万円台、45万円台、2万円台、50万円台、3万円台、8万円台、8万円台、1万円台。こちらも2けた人気馬が絡んだ年に、45万、50万馬券が飛び出す大荒れとなっている。ちなみに、3着は5、9、6、7、8、7、7、1、2、1番人気だった。
連対馬のクラス別は、オープン組6頭、新馬組10頭、未勝利組4頭。新馬、未勝利組が計14連対とオープン組を上回り、優勝数でも9対1と格上のオープン組を大きく引き離している。
連対馬20頭はすべて芝からの参戦で、距離別は1500M組3頭、1600M組2頭、1800M組15頭。このレースと同距離1800Mから臨戦した馬が好走。今年はクリノメガミエースを除く9頭がこの条件をクリアしている。
路線別(着順)はコスモス賞(1、1、3、1着)組が4連対でトップ。次いで、クローバー賞(2、1着)組2連対の順。なお、3着以内からの臨戦なら信頼度はさらにアップする。
牡馬101頭と牝馬35頭で争った性別は、14対6。連対率は14、17%。出走数の多い牡馬が連対数でリードしているものの、率で牝馬が逆転。「夏は牝馬」の格言もあり、目が離せない。
また、所属別は関東馬が63頭出走して10連対(5勝、2着5回=連対率16%)、関西馬は66頭で8連対(4勝、2着4回=同12%)、地方馬が7頭で2連対(1勝、2着1回=同29%)。今年は地方馬が出走せず、中央馬同士の戦いとなるが、連対数、率ともほぼ互角。東西間格差はない。(たま)
◎......ジオグリフは東京の芝1800Mでデビュー勝ち。好位4番手で折り合い、直線ムチが入ると鋭く反応して後続を一気に1馬身半突き放した。勝ち時計1分48秒2はこの時期の2歳馬としては出色で、上がり33秒3も速かった。東京から札幌に舞台は替わるが、好センスのレースぶりから連勝濃厚と見た。
○......函館の芝1800Mでトップキャストはデビュー。好スタートからハナに立ち、2歳戦としてはハイペースの流れの中、後続に3馬身半差で圧勝した。1分48秒5は翌週のクイーンSに0秒7遅れただけ。激走の反動が気がかりで2番手評価としたが、スピードの違いで押し切っても不思議はない。
▲......リューベックも函館の新馬(1800M)を2馬身差で完勝。外の7番枠から内を見ながら先頭に立ち、マイペースの逃げ。4コーナーで必死に追われる後続を尻目に楽々とゴールした。姉ディアドラは秋華賞、ナッソーS(英)を制したG1馬。まずは重賞制覇で偉大な姉に一歩近づきたい。
△1......アスクワイルドモアは函館の芝1800Mで2、2、1着。初戦は展開が向かず、2戦目はスタートでアオり、勝負どころでも包まれる不利。3戦目の勝利となったが、馬群をこじ開けて差し切った前走がこの馬の実力か。一戦ごとに時計を詰め、末脚も堅実。得意の洋芝での大駆けに警戒したい。
△2......エーティーマクフィはデビュー戦で2着に敗れたが、2戦目の未勝利を快勝。続くコスモスSでもクビ差の2着に健闘した。連勝は逃したが、昇級戦、一気の距離延長に対応できたのは収穫だった。G3戦で相手は一段と強化するが、距離2戦目で相性の良い洋芝。大きな割り引きは必要なさそうだ。