2走前の朝日杯フューチュリティS(G1)は10着に敗れたものの、前走・ファルコンS(G3)で2着に巻き返し。距離短縮で一変し、勝ち馬に0秒2差まで追い上げた。芝1200M戦では、昨年の小倉2歳S(G3)を快勝するなど(2.1.0.0)の実績。スプリント適性を生かして重賞2勝目を狙う。

昨秋の福島2歳S(オープン)勝ち馬。前走・桜花賞(G1)は最下位に終わったが、本馬も得意の1200M(3.0.1.0)に戻れば見直しが必要だろう。先行、差し自在の脚質で、展開を問わない点は強み。京都コースでの勝ち鞍もあり、一変の期待は十分だ。

前走・マーガレットS(オープン)は出遅れた上に、先行勢が止まらない不利な展開。直線でも前が壁になる場面があったが、それでもクビ差2着まで追い上げて地力の高さを示した。当舞台では前々走の若菜賞(500万下)を好位から抜け出す正攻法で快勝。スムーズな競馬なら、重賞でも出番がある。

今年、オープン特別から重賞に昇格した。ここでは芝1200メートルで行われた2010年以降のデータでレース傾向を見てみたい。

過去8回、連対馬は(3)(2)、(1)(13)、(4)(6)、(1)(14)、(9)(5)、(8)(4)、(4)(6)、(2)(1)番人気の組み合わせで決まった。上位1〜3番人気は3、2、1連対とアテにならず、6番人気以下から6頭が連に絡んでいる。

馬連配当は
1000円台…2回
3000円台…1回
4000円台…1回
9000円台…1回
万馬券…………3回

13年に14番人気が2着に入線して3万440円と荒れ、11、15年にも1万720円、1万3910円の高配当で決着。伏兵馬の食い込みに警戒したい。

また、3連単配当は2万、17万、36万、32万、44万、66万、9万、1万円台。こちらも10万超の万馬券が5回も飛び出すなど難解なレースとなっている。ちなみに、3着は9、6、14、2、10、10、10、6番人気だった。

ステップ(着順)は7連対で橘S(2、5、3、5、4、5、3着)組がトップ。次いで、フィリーズレビュー(8、15着)組が2連対で続いている。


前走のトゥラヴェスーラは先行5頭の後ろで脚をため、勝負どころから早めに動いて後続を2馬身半ちぎった。デビュー戦はマイルだったが、距離を詰めて素質が開花。あのレースぶりなら重賞初挑戦でも互角に戦える。

馬単は(14)←→(10)、(14)←→(9)、(14)←→(2)、(14)←→(8)、(14)←→(4)。

3連単は(14)←→(10)から(9)(2)(8)(4)と、(14)←→(9)から(10)(2)(8)(4)への3着流し。