今年重賞2勝をマーク。前走・エリザベス女王杯(G1)は勝ち馬ラキシスに0秒2差の3着まで迫り、牝馬のトップクラス相手でも十分に戦えることを証明した。気性面の成長が著しく、その充実ぶりには目を見張るものがある。持ち味の瞬発力を生かせる良馬場なら、3度目の重賞タイトルに手がかかる。

昨年はキャトルフィーユの追撃を抑えて重賞初制覇。日経新春杯(G2)では牡馬相手に3着、続く中山牝馬S(G3)では1番人気に応えて快勝し、地力強化を印象づけた。脚質自在で展開に注文が付かないのが強み。今秋はエリザベス女王杯(G1)で4着に好走するなど、叩かれつつ良化傾向。トップハンデで連覇に挑む。

立ち回りが上手で器用なタイプ。昨夏以降の11戦は1度も掲示板を外していない。半面、詰めの甘い面もあるが、3走前のクイーンS(G3)ではコースレコードで重賞初制覇を飾った。昨年は0秒1差の2着。コース替わりに不安はなく、今年も上位争いになりそうだ。

同条件で行われた過去2回、連対馬は(7)(10)、(12)(14)番人気の順でゴールした。上位1〜6番人気が着外に消えて、馬連配当は1万4100円と5万8120円。伏兵馬同士のワンツーでいずれも万馬券となる大荒れ。また、3連単配当は21万9120円、471万2080円。こちらも400万馬券が飛び出す大波乱となっている。ちなみに3着には2、13番人気が入線している。

同一路線から連対した馬はいないが、前走クラス別は1600万下組が6、3着で、1000万下組はともに1着からの臨戦だった。

年齢別は3、4歳馬が1、3連対。4歳馬が好成績を上げている。

また、連対馬のハンデは(51、52キロ)と(50、51キロ)の組み合わせで決着。ここまで軽ハンデ馬が活躍している。

バウンスシャッセはフラワーCを完勝して、オークスで3着した力量馬。ここ3戦不本意なレースが続いているが、3歳トップ級の能力を備えているのは明らか。寒い時期に走るタイプで、距離2000メートルも好材料。G3戦なら勝機は十分にある。

馬単は(9)←→(12)、(9)←→(13)、(9)←→(2)、(9)←→(3)、(9)←→(1)。

3連単は(9)←→(12)から(13)(2)(3)(1)と、(9)←→(13)から(12)(2)(3)(1)への3着流し。