2022年10月30日(日)

11R
2022年10月30日(日)
4回東京9日
15:40発走

天皇賞(秋) GI

芝・左 2000m 天気:
馬場:
3歳以上 オープン (国際)(指定) 定量 本賞金:20000、8000、5000、3000、2000万円

予想印

枠番 馬番 馬名 大多 綾恵 ナベ たま
1 1 マリアエレーナ
2 2 カラテ
2 3 パンサラッサ
3 4 ポタジェ
3 5 ダノンベルーガ
4 6 ジオグリフ
4 7 イクイノックス
5 8 シャフリヤール
5 9 ジャックドール
6 10 ノースブリッジ
6 11 レッドガラン
7 12 バビット
7 13 アブレイズ
8 14 ユーバーレーベン
8 15 カデナ

◎:本命、○:対抗、▲:単穴、△:連下

買い目

大多 7=8 7=9 7-5 7-6 8=9
綾恵 7=5 7=1 7-3 7-8 5=1
ナベ 2=9 2=7 2=4 2=5 2=14
たま 5=7 5=9 5=3 5=6 5=8

※「=」は馬番連単の表裏買い、「-」は一方のみ買いです

予想

本命はイクイノックス。

実績:
距離・コース:
順調度:
良・1.59.8
今年の皐月賞(G1)、日本ダービー(G1)いずれも僅差の2着に惜敗。2戦連続で大外枠を引く不運もあり、タイトルにあと一歩届かなかったが、現3歳世代トップクラスの実力馬だ。デビューから(2.2.0.0)と連対率100%を誇り、東京スポーツ杯2歳S(G2)を快勝するなど、東京コースへの適性も証明済み。年長馬とは初対戦となるが、ポテンシャルの高さと斤量差を武器に、悲願のG1タイトルを奪取する。

対抗はシャフリヤール。

実績:
距離・コース:
順調度:
(初距離)
昨年の日本ダービー(G1)を制して世代の頂点に立ち、今年はドバイシーマクラシック(国際G1)で世界の強豪を一蹴。今回のメンバーでは断然上位の実績を誇る。前走・プリンスオブウェールズS(国際G1)は英アスコットの起伏のあるコースに戸惑って4着と結果を出せなかったが、実績のある東京なら巻き返しは必至。海外遠征明けでもダービー馬の底力を見せてくれるはずだ。

単穴はジャックドール。

実績:
距離・コース:
順調度:
良・1.57.2
前走・札幌記念(G2)は逃げるパンサラッサを好位から差し切って快勝。これまでの逃げ一辺倒から脱却し、控える競馬で新味を見せた。左回りは6戦5勝と相性が良く、金鯱賞(G2)をレコード勝ちしている。持ち時計はメンバー最速で、自慢のスピードを生かしてG1初制覇に挑む。

抑えはジオグリフ。穴はダノンベルーガ。

今週のワンポイントアドバイス

盾奪取、ダノンベルーガ

1905年(明治38年)に創設されたエンペラーズカップが前身。第1回は37年(昭和12年)の「帝室御賞典競走」。戦争による中断を挟み、47年秋に「天皇賞」と改称。JRAがグレード制を導入した84年から秋は3200→2000Mに距離が変更となった。

格式と伝統の大一番に東西から豪華メンバー15頭が集結。ジャパンC、有馬記念へと続く秋のチャンピオンロードを制するのはどの馬か。過去10年のデータで傾向を見てみたい。

過去10年、連対馬5−1、5−1、5−2、1−10、1−7、1−2、2−4、1−3、1−5、3−1番人気の組み合わせで決まった。1番人気は【5.3.1.1】と人気に応えているが、2、3番人気は3、2連対とやや不調。しかし、上位1、2番人気が連からそろって消えたことはなく、伏兵馬の台頭は7、10番人気のそれぞれ1頭だけ。

馬連配当は
3 け た......4回
1000円台...2回
2000円台...1回
3000円台...2回
7000円台...1回

最高配当は2015年の7340円。G1の中では波乱度が低く、特にここ5年は18年の1520円と3けた配当4回で決着している。無理な穴狙いは避けたほうが得策か。

一方、3着に2、3、1、6、6、13、6、6、2、2番人気が入線した3連単配当は3万、1万、2万、10万、3万、5万、2万円台と8860円、4130円、2040円。こちらも10万9310円と荒れた15年以外は平凡な配当に終っている。

連対馬20頭はG1組11頭、G2組9頭。G3組以下からの連対はなく、これは3着にも共通する。

路線別(着順)は4連対で宝塚記念(3、9、9、1着)組、安田記念(11、3、16、2着)組、毎日王冠(9、2、3、7着)組が並び、次いで札幌記念(2、1着)組2連対の順。上記有力路線なら成績に関係なく巻き返しが可能となっている。

年齢別は
3歳馬【1.1.1.9】
4歳馬【3.6.4.27】
5歳馬【6.3.4.39】
6歳馬【0.0.1.29】
7歳上【0.0.0.26】

連対率は17、23、17、0、0%。4、5歳馬が9連対で並ぶが、勝利数で5歳馬が優秀だ。3歳馬は年長馬に劣勢だが、連対率は5歳馬と互角。出走数は少ないものの、昨年エフフォーリアが勝利し、12年のフェノーメノ以来の連対を果たしている。3歳馬の連覇か、古馬の奪還かに注目は集まるが、勢いでは3歳馬に軍配が上がる。

所属別は
関東馬【6.3.4.47】
関西馬【4.7.6.83】

連対率が15、11%。関西馬が優勢だが、勝利数で関東馬が関西馬を上回っている。

性別は牡馬が146頭出走して16連対(連対率11%)、牝馬は14頭で4連対(同29%)。牝馬の健闘が目立つが、4連対はジェンティルドンナが13、14年と2年連続で2着に入線して、19、20年はアーモンドアイが2連勝したもの。今年参戦の牝馬3頭には高いハードルが待ち受けている。

東京の芝2000Mは1コーナー奥のポケットからスタート。最初のコーナーまでわずか130Mと短く外枠は不利といわれる。そこで枠番別の成績を検証してみると、

1枠【1.3.0.13】
2枠【1.1.0.16】
3枠【1.0.3.14】
4枠【4.0.1.14】
5枠【1.3.1.15】
6枠【1.1.1.16】
7枠【1.2.2.19】
8枠【0.0.2.23】
(1、2、3着、着外)

内の1〜4枠が【7.4.4.57】で、外の5〜8枠が【3.6.6.73】。なるほど、勝利数は内枠が有利だが、2、3着回数では逆に外枠がリード。さらに、馬券対象の3着で見てみると15頭と15頭で全くの互角。データは巷で言われる外枠不利説を否定している。


◎......ダノンベルーガは新馬、重賞を連勝。クラシックに大きく道が開けたが、春の2冠はともに4着に敗れた。皐月賞はロング開催で荒れた馬場の最内枠、ダービーは直線でスペースができて後は伸びるだけだったが、距離の壁に泣いた。リーディングを突っ走る川田騎手が逆襲のランで盾奪取を決める。

○......イクイノックスは木村厩舎2頭看板の1頭。春の2冠ともに大外18番枠で2着に敗れたが、前走ダービーは1コーナーで16番手が誤算。直線でも内から外へ切り替える厳しい展開の中でクビ差まで迫った。夏を休養しての直行は青写真通り。春よりは有利な枠を引き当て、リベンジに挑む。

▲......ジャックドールは春の金鯱賞を5連勝で逃げ切り、レコード勝ち。大阪杯は落鉄もあって5着に終わったが、札幌記念を好位に控える競馬で快勝した。スピードだけではなく、切れる脚を使えることを証明した。サイレンススズカの再来といわれる栗毛の快速馬。万全の態勢で臨めばチャンスは十分にある。

△1......ジオグリフは木村厩舎期待のもう1頭の3歳馬。共同通信杯2着から挑んだ皐月賞で堂々とG1初制覇。新馬、重賞連勝がダテでなかったことを示した。ダービーは距離の壁もあったが、終始外を回されるロスの多い競馬。東京はデビュー勝ちを収めたゲンのいいコース。皐月賞の再現も十分にあり得る。

△2......シャフリヤールは昨年のダービー馬。秋は神戸新聞杯4着、ジャパンC3着と敗れたが、今年初戦のドバイシーマクラシックを制覇。日本馬の実力を世界に知らしめた。前走の英国G1プリンスオブウェールズSは4着に敗退したが、今回は世代の頂点に立った東京が舞台。見苦しいレースはできない。

△3......パンサラッサは徹底先行型。前走・札幌記念はハナを奪うまでに脚を使いながらも2着。直線残り200Mで勝ち馬に並ばれてからも簡単に抜かせない粘りを見せた。2月の中山記念を逃げて圧勝し、初の海外競馬ドバイターフでも逃げて1着同着。自分の競馬に徹してどれだけリードできるかが鍵になる。

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