昨年の当レース覇者。マイルG1で3着2回など一線級が相手でも毎回のように好走している。前走・関屋記念(G3)はハンデ58キロを背負いながら、好位からの正攻法で半馬身差の2着。別定戦であれば、連覇も十分視野に入る。

春のNHKマイルC(G1)3着の実力馬。休養明けの前走・京成杯オータムH(G3)は、好位のインからしっかり伸びて0秒2差の4着と、古馬を相手に改めて素質を見せた。ひと叩きされて順当に良化し、さらなる前進が期待できそうだ。

前走の京成杯オータムH(G3)は、後方から追い込んで2着に好走。人気薄だったが、ラスト2ハロン10秒7-11秒6の流れを猛追した末脚は秀逸だった。大崩れの少ないタイプでもあり、連下には押さえておきたい。

過去10年、連対馬は(1)(2)、(3)(11)、(16)(2)、(4)(7)、(4)(5)、(6)(11)、(2)(14)、(1)(6)、(5)(3)、(1)(9)番人気で決まった。1〜3番人気は3、3、2連対の成績。上位3番人気は精彩を欠き、6番人気以下からも計8頭が連に絡んでいる。ただ、優勝馬に限ると8頭は5番人気以内から出ている。

馬連配当は
3けた…………1回
2000円台…1回
3000円台…1回
4000円台…2回
5000円台…1回
9000円台…1回
万馬券…………3回

上位人気同士で決まったのは2004年の1回だけ。2けた人気馬が食い込んだ06、09、10年には、1万8570円、2万5590円、2万2000円の万馬券が飛び出す波乱となっている。

また、3連単配当は4800円、8万円台、19万円台、17万円台、9万円台、219万円台、171万円台、3万円台、46万円台、25万円台。09年に6、11、15番人気の順で入線して219万円の万馬券が出て、翌年も2、14、13番人気で171万円の大荒れ。一筋縄では収まらない傾向を示している。

連対馬のクラス別は重賞15頭、オープン特別4頭、1600万下1頭。重賞組が強い。

路線別(着順)は京成杯オータムH組が6連対(3、3、4、6、2、2着)でトップ。次いでポートアイランドS組が4連対(4、1、1、8着)、2連対で安田記念組(13、15着)、ダービー卿チャレンジT組(1、12着)の順。マイルから臨戦した馬が好走している。

年齢別は3〜7歳以上馬が37、18、45、34、、35頭出走して、3、3、9、3、2連対。連対率はそれぞれ8、17、20、9、6%。最多連対の5歳馬が連対率でもトップに立っている。

所属別は関東馬が86頭出走して10連対(連対率12%)、関西馬は80頭で10連対(同13%)。関東馬と関西馬は互角の成績を残している。なお、5頭出走した地方馬はいずれも着外に沈んだ。


4カ月ぶり、初めて古馬に挑んだ京成杯オータムHでキングズオブザサンは1馬身3/4差の4着。2走前のNHKマイルC3着がフロックでなかったことを証明した。たたいた上積みが見込め、マイル戦も3度目。今度は差し切れる。

馬単は(2)←→(4)、(2)←→(14)、(2)←→(11)、(2)←→(12)、(2)←→(9)。

3連単は(2)←→(4)から(14)(11)(12)(9)と、(2)←→(14)から(4)(11)(12)(9)への3着流し。