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2005年6月26日(日)

11R
2005年6月26日(日)
阪神
15:40発走

宝塚記念 GI

芝・右 2200m 天気:
馬場:
サラ系3歳以上 オープン (国際)(指定) 定量 本賞金:13200、5300、3300、2000、1320万円

予想印

枠番 馬番 馬名 大多 綾恵 ナベ たま
1 1 シルクフェイマス
2 2 ビッグゴールド
2 3 トウショウナイト
3 4 ハーツクライ
3 5 ボーンキング
4 6 ゼンノロブロイ
4 7 コスモバルク
5 8 サンライズペガサス
5 9 リンカーン
6 10 ヴィータローザ
6 11 スイープトウショウ
7 12 アドマイヤグルーヴ
7 13 サイレントディール
8 14 スティルインラブ
8 15 タップダンスシチー

※ ◎:本命、○:対抗、▲:単穴、△:連下

買い目

大多 15=6 15=1 15-4 15-12 6=1
綾恵 15=6 15=7 15-3 15-10 6=7
山田 6=4 6=9 6=7 4=9 4=7 9=7
たま 3=4 3=9 3=1 3=6 3=15

※「=」は馬番連単の表裏買い、「-」は一方のみ買いです

予想

本命はタップダンスシチー。

実績:
距離・コース:
順調度:
良・2.11.1
昨年のデフェンディングチャンピオン。今年の始動戦となった前走の金鯱賞(G2)では,59キロを背負いながら2着ヴィータローザに2馬身半差を付ける貫禄の逃げ切り勝ち。珍しい3年連続の同一重賞制覇というオマケも付いており,8歳となる今年も能力が衰えるどころか,未だ成長期かと思わせるほどの順調ぶりだ。宿敵ゼンノロブロイには1勝2敗と負け越してはいるが,昨年の有馬記念(G1)は,出国時にトラブルのあった仏国・凱旋門賞(国際G1)への遠征帰りでのもの。着地検疫に時間をとられて追い本数も足りず,本調子とは言い難い状態だったにもかかわらず,半馬身差の2着に食い下がったことで,改めて地力を証明した。今回は久々を叩かれた上積みを期待できそうであるが,今週の追い切りでも,栗東CWで6ハロン77秒,終い12秒台と自己ベストをマークしており,仕上がりは文句なし。同設定3勝の阪神巧者という点も魅力で,夏のグランプリ史上初の連覇に向けて条件はそろった。

対抗はゼンノロブロイ。

実績:
距離・コース:
順調度:
良・2.11.6
昨年の有馬記念では,逃げ粘るタップダンスシチーを残り100Mあたりで捕らえると,半馬身差でのレコード勝利。天皇賞・秋からペリエ騎手に手綱が替わってからは,以前までの詰めの甘さがウソのような駆けっぷりで天皇賞・秋,ジャパンCとの秋季G1・3連覇を達成,サンデーサイレンス産駒では初となる年度代表馬に輝いた。中・長距離部門の現役最強馬ということには異論がないものの,今回の懸念材料は,やはりぶっつけで挑むローテーションということになる。5月に美浦へと戻ってからは,中旬から時計を出し始めて十分に乗り込まれており,今週を含む3週連続で芝コースにて5ハロン61秒台を記録するなど,調教過程も休み明けにしてはハード。一昨年,当馬同様に藤沢和雄調教師が管理していたシンボリクリスエスは,休養明けで当レースに挑んだ際に1番人気で5着に沈没。その苦い記憶からも同師が雪辱を期す思いは強いはずだが,8月に英国遠征を予定している陣営が,当競走でメイチの状態に仕上げてくるのかという疑問を完全に拭えないことも確か。事前の下馬評は一騎打ちムードの様相を呈しているが,一抹の不安が消えない当馬はタップよりも評価を下げたい。

単穴はシルクフェイマス。

実績:
距離・コース:
順調度:
良・2.11.4
昨年の当競走では2馬身差の2着に健闘。有馬記念でも0秒3差の3着するなど,東西の2大巨頭には及ばないものの,今や大関級の存在にまでなってきた。前走の金鯱賞では,好位を追走しながら直線伸び切れず0秒4差の3着に敗退。不慣れな左回りで内にモタれるしぐさを見せてしまい,本来の走りは披露できなかったが,前々走の惨敗から複勝圏へと巻き返したことで,本番への期待は持ち直せた。5月の天皇賞・春(G1)でシンガリ負けするなど,雨が降ると能力のカケラも出せないので天候には要注意だが,2ケタ着順から巻き返した実績もあるように,前走に関係なく当日の状態次第で上位に絡んでくるから侮れない。この中間,やや行きたがる気性を考慮して,これまでのコース追いから坂路中心の調教へ切り替えたことがプラスに出る様ならば,父・マーベラスサンデー同様に初G1制覇がグランプリとなるかも。

抑えはハーツクライ。穴はアドマイヤグルーヴ。

今週のワンポイントアドバイス

能力G1級,トウショウナイト


春のG1シリーズを締めくくるグランプリ「第46回宝塚記念」。昨年の最優秀年度代表馬ゼンノロブロイ,連覇を目指すタップダンスシチーの2強対決ムード。しかし,過去9年で6カ月の休養馬が連対したことはなく,JRA史上で8歳馬のG1制覇は一度もない。人気2頭に付け入るスキはないのか。阪神競馬場で行われた過去9回のデータでレース傾向を分析してみた。
1番人気は6勝,2着2回で信頼度は抜群だが,2,3番人気は2,1連対と不振。代わりに6番人気以下から5頭が連に絡んでいる。馬連は1番人気が連から消えた03年に万馬券が出てたが,7回は2000円以内。大半は人気サイドで収まっている。
連対馬の前走はG1組が10頭,G2組8頭で,そこでの成績は全馬5着以内。前哨戦で掲示板を外した馬やG3戦以下からの参戦馬は減点が必要か。路線別は8連対の天皇賞(春)組がトップで,金鯱賞組6連対,安田記念組2連対の順。出走間隔は連対馬18頭すべてが中2週??10週以内。約6カ月で出走するゼンノロブロイには気になるデータだ。
年齢別は3??7歳上馬が0,12,5,0,1連対。勢いのある4歳馬が他世代をリードしている。7歳以上の1連対は昨年,タップダンスシチーが優勝してマークしたもの。基本的には高齢馬は苦戦している。牡馬107頭と牝馬10頭で争い,18対0。牝馬はエアグルーヴ,メジロドーベルなど,その時代のトップ級が挑戦してきたが,ここまで3着が最高成績となっている。

◎…トウショウナイトは重賞を未勝利ながらG1初挑戦の天皇賞(春)で4着と健闘した。一線級相手,スローペースの後方から馬群をさばいて0秒2差。勝ったスズカマンボと同じレース最速の上がり3ハロン34秒1をマークした。格下馬のイメージが強く人気薄だが,一戦ごとにパワーアップ。G1を制覇できる能力を十分備えている。

○…ハーツクライは前走天皇賞(春)は後方16番手から追走。直線大外からいい脚を見せたが5着止まり。スローの流れ,距離3200Mで力を出し切れなかった。阪神2200Mは実力を十分に発揮できる舞台。ダービー2着馬の破壊力に期待したい。

▲…リンカーンは春の天皇賞で2年連続1番人気に支持されたが,今年も6着と結果を出せなかった。内目の6番枠でスタート直後に外から次々とかぶされ,道中も流れに乗れなかった。それでも直線は外から鋭い伸びを見せて0秒6差まで追い上げた。阪神は3勝をマークしている得意のコース。鞍上に今年G1・4勝の福永騎手を配してビッグタイトル奪取を狙う。

△…タップダンスシチーは休み明けの金鯱賞で史上2頭目の平地同一重賞3連覇を達成した。平坦コースとはいえ,59キロを背負って後続に2馬身半差をつけて逃げ切った。8歳馬でも高齢を感じさせない力走を見せた。今回も単騎逃げに持ち込むだろうが,メンバー強化で後続のマークも当然きつくなる。「目標にされる不利」と,「8歳馬に連対なし」のデータから抑えの評価にした。

△…シルクフェイマスはG1で,2着1回,3着2回。戴冠にあと一歩のところで足踏みを続けている。原因は雨。馬場が湿るとノメって全く力を出し切れず敗退している。昨年のこのレースの2着馬。良馬場ならいつでも首位争いできる能力を秘めている。

△…ゼンノロブロイは昨年,天皇賞(秋),ジャパンC,有馬記念と3連勝。最優秀年度代表馬の栄誉に輝いた。実績一番は誰もが認めるところだが,何しろ6カ月ぶり。過去9年で中10週以上の出走間隔で連対した馬はゼロ。春の頂点レースを制覇するには順調さに欠けると見て押さえに回した。

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