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2004年3月21日(日)

11R
2004年3月21日(日)
中山
15:35発走

フジテレビ賞スプリングステークス GII

芝・右 1800m 天気:
馬場:
稍重
サラ系3歳 オープン (混合) 牡・牝 (指定) 馬齢 本賞金:5400、2200、1400、810、540万円

予想印

枠番 馬番 馬名 大多 綾恵 ナベ たま
1 1 キョウワスプレンダ
1 2 オーガストバイオ
2 3 コンドルクエスト
2 4 アポインテッドデイ
3 5 マイネルゼスト
3 6 スマートストリーム
4 7 ダイワメジャー
4 8 ドラゴンキャプテン
5 9 ビッグエンデバー
5 10 タマモホットプレイ
6 11 ブラックタイド
6 12 シュウザンコンドル
7 13 コスモサンビーム
7 14 フルオブファイト
8 15 ミスティックエイジ
8 16 ゴールドマジンガー

※ ◎:本命、○:対抗、▲:単穴、△:連下

買い目

大多 13=15 13=11 13-4 13-5 15=11
綾恵 13=4 13=15 13-3 13-7 4=15
山田 4=11 4=13 4=3 11=13 11=3 13=3
たま 11=13 11=15 11-3 11-4 11-14 13=15

※「=」は馬番連単の表裏買い、「-」は一方のみ買いです

予想

本命はコスモサンビーム。

実績:
距離・コース:
順調度:
(初距離)
暮れの朝日杯JF(G1)では,逃げるメイショウボーラーをゴール前でクビ差とらえての優勝。昨年は前走の他にも京王杯2歳S(G2)を制するなど,6戦4勝,2着2回と実績は頭一つ抜けた存在。前走後は放牧され,先月半ばに栗東へ帰厩してからもコース主体で乗り込まれたが,今週の追い切りでは坂路で4ハロン51秒8,終い12秒7と悪くない仕上がり。初距離に不安はあるが,同じザグレブ産駒のコスモバルクが弥生賞(G2)を制しており,メイショウボーラーも2着に健闘したことから,1ハロンの延長なら問題なさそう。ここは本番につながるようなレースぶりを期待したい。

対抗はミスティックエイジ。

実績:
距離・コース:
順調度:
(初距離)
前走ラジオたんぱ杯2歳S(G3)は,直線で一旦はコスモバルクに並びながらも,そこから突き放されて1馬身差の2着まで。馬体を併せられてひるんだ隙を突かれてしまったが,3着のハイアーゲーム以下には2馬身差の完封。ここまでの3戦で土を付けられたのはコスモバルクのみだけに,当馬も相当な地力の持ち主であることは間違いない。今週の追い切りでは,栗東坂路で4ハロン51秒6,終い12秒4の好時計を出しており,前走時よりパワーアップした感。当日の馬場状態が微妙なだけに,不良馬場でも勝っているのは心強く,マイルの新馬戦で見せた決め手からも,距離短縮は向きそう。末脚を生かせる流れならば逆転まで可能とみた。

単穴はブラックタイド。

実績:
距離・コース:
順調度:
良・1.48.0
1番人気に推された前走きさらぎ賞(G3)は,ゴール前の激しい攻防で競り負けて2着になってしまったが,勝ち馬には道中ずっとマークされていただけに,その上でクビ差なら仕方のない結果といえよう。3走前のラジオたんぱ杯2歳Sは4着に敗れてしまったが,年明け2戦を使いつつ,徐々に力を付けてきているのは明らか。近年の当競走で好成績を収めているきさらぎ賞からのステップも悪くなく,今週の追い切りは武豊騎手を鞍上に,栗東坂路を4ハロン50秒9で駆ける充実ぶりだ。3走前のミスティックエイジとの2馬身半差がどれだけ縮まるかどうかだが,今なら恥ずかしい競馬とはならないはず。

抑えはアポインテッドデイ。穴はマイネルゼスト。

今週のワンポイントアドバイス

大器ブラックタイドが巻き返す


過去10年,連対馬は1??2,1??4,1??4,8??1,7??11,11??3,1??7,1??5,1??8,2??1番人気の組み合わせで決まった。6勝,2着2回の1番人気は信頼できる成績だが,2,3番人気は2,1連対では当てにならない。馬連は1番人気が連に絡んだ8回は2000円以内で堅く収まったが,98,99年は5万馬券と6420円。荒れた2回はやや重と不良馬場。1番人気の取捨と馬場状態が波乱へのカギを握っている。
連対馬の前走は重賞組12頭,オープン組4頭,500万条件4頭。有力路線別は朝日杯FS(G1),共同通信杯(G3),アーリントンC(G3),きさらぎ賞(G3)など。重賞組が格上の貫禄を見せているが,オープンと500万条件からもそれぞれ4頭が連対している。なお,ここ4年に限るとアーリントンC組4連対と頑張っている。
勝ち数は1??3勝以上馬が23,94,28頭出走して1,11,8連対。1勝馬は1連対で連絡みは苦しい。2勝以上していることが連対への条件となっている。
ブラックタイドが巻き返す。きさらぎ賞は中団につけて手応え十分で直線へ。じりじりと抜け出して勝ちパターンだったが,内でマークしていたマイネルブルックにクビ差差された。良血,馬っぷりから大器であることは間違いなく,レースに行って集中できれば,いつ重賞を勝っても不思議はない。
相手は2歳チャンピオンのコスモサンビーム。内枠有利(1番枠)の中山マイルとはいえ,レコードと0秒2差の勝ちタイムは優秀だ。3カ月と間隔は開いたが仕上がりに不安はなく,ここを勝って皐月賞へ王手をかけたいところ。
ミスティックエイジの潜在能力も侮れない。ラジオたんぱ杯2歳S(G3)は勝ち馬に並んだところで,差し返されたが2着は確保した。勝ち切れなかったのは,レース経験の差が出たか。歳が明けて精神的な成長が大きく,勝負根性も増している。まだまだ伸びる素材だ。
中山へのコース替わりが好材料のアポインテッドデイ。前走,共同通信杯は好位で流れに乗っていたが,直線でマイネルデュプレの強襲にあい2着に敗れた。デビュー以来,5戦すべて3着以内と堅実な成績。展開ひとつで上位戦線に浮上する。
5カ月ぶりの実戦になるコンドルクエスト。新馬戦を快勝した実績から鉄砲駆けはOK。さらに福島でレコード勝ちしたようにスピードも豊富だ。ただ気になるのが中山の坂。3戦2勝,2着1の素質馬がすんなり克服しても驚けないが,今回は連下に留めたい。
穴を出せばフルオブファイト。ダートで未勝利,500万条件を連勝した。芝の持ち時計がないだけに,スピード決着では厳しいが,幸いにも降雨で馬場が渋った。時計のかかる決着になれば大駆けが期待できる。

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