ファンが選ぶ! W杯で活躍した日本代表選手ランキング【DF編】

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スポーツナビで投票を実施した、「ファンが選ぶ!サッカーW杯日本代表・歴代最強ベストイレブン」企画。W杯で活躍した選手をポジション別で投票してもらいました。
FW、MF、DFの各ランキングと、全ポジションの投票数上位で構成したベストイレブンを掲載します。
今回はDF編。はたして1位に輝いた選手は!?
※ランキング上位と解説コラムはスポナビアプリのみでご覧いただけます。

順位 選手名(W杯出場・得点) 得票率
1 中澤佑二(7試合・0得点) 54.16%
2 長友佑都(11試合・0得点) 50.08%
3 内田篤人(3試合・0得点) 33.87%
4 田中マルクス闘莉王(4試合・0得点) 31.41%
5 吉田麻也(7試合・0得点) 31.19%
6 宮本恒靖(6試合・0得点) 21.13%
7 井原正巳(3試合・0得点) 17.44%
8 酒井宏樹(4試合・0得点) 14.20%
9 松田直樹(4試合・0得点) 11.57%
10 三都主アレサンドロ(5試合・0得点) 4.25%

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解説

「ボンバー」の愛称で親しまれた中澤。2度のW杯に出場し、南アフリカW杯では闘莉王と鉄壁の守備を築いた【Getty Images】

 DF部門で1位に輝いたのは06年ドイツW杯、10年南アフリカW杯に出場した中澤佑二だ。ジーコジャパンが1分2敗の惨敗に終わったドイツW杯後、一時は代表から離れたが、イビチャ・オシム監督に口説かれて代表に復帰。南アフリカW杯では田中マルクス闘莉王とのコンビで鉄壁の守備を築いた。ファンにとってもその印象が強いようで「2人を超えるセンターバックはしばらく現れない」など、闘莉王とセットで評価する声が多かった。

 その闘莉王は4位にランクイン。オシムジャパンで日本代表に初選出。出場したW杯は南アフリカ大会だけだが、残したインパクトは強烈だった。中澤とともにセットプレーの得点源としてもチームに貢献した。

 2位、3位に選ばれたのは、日本代表史上屈指の両サイドバック、長友佑都と内田篤人だ。長友は10年南アフリカW杯、14年ブラジルW杯、18年ロシアW杯の全試合でピッチに立った。W杯通算11試合出場はGK川島永嗣、MF長谷部誠と並んで歴代最多タイの記録。今回のカタールW杯で単独トップに躍り出る可能性が高い。

 一方、内田は南アフリカW杯のアジア予選を戦い抜いたものの、本大会ではサブに降格してしまう。その悔しさもあり、14年ブラジルW杯では負傷を抱えながら強行出場して孤軍奮闘。そうした姿に「膝を怪我していたにも関わらず、世界の選手と対等に戦っていたのが印象的」とのコメントが寄せられた。

 5位から7位は歴代の日本代表キャプテンが続いた。5位は現キャプテンの吉田麻也。11年カタール・アジアカップから日本代表の主力となったセンターバックは、ブラジルW杯会、ロシアW杯を経て、3度目のW杯にキャプテンマークを巻いて臨む。

02年日韓W杯で負傷した森岡に代わって“フラット3”をたばねた宮本。06年ドイツW杯ではキャプテンを務めた【Getty Images】

 6位は06年ドイツW杯でキャプテンを務めた宮本恒靖だ。W杯デビューは02年日韓大会のベルギーとの初戦。負傷した森岡隆三に代わって後半からピッチに入ると、続くロシア戦では1-0の完封勝利に貢献する。鼻骨骨折をカバーするフェイスガード姿が「バッドマン」の愛称で人気を集めた。

 98年フランスW杯でチームをたばねた井原正巳は7位にランクイン。93年のアメリカW杯アジア最終予選のイラク戦で“ドーハの悲劇”を経験し、その4年後、キャプテンとして日本代表をW杯初出場へと導いた。「アジアの壁を入れないわけにはいかない」など、今なお根強い人気を誇る。

 8位に入ったのは、14年ブラジルW杯、18年ロシアW杯に参加した右サイドバックの酒井宏樹だ。ブラジルW杯では内田の壁に阻まれ、出場はならなかったが、ロシアW杯では不動の存在として全4試合に出場し、ベスト16進出を支えた。フランスの名門・マルセイユで長らくプレーし、「ネイマールを封じ込めた対人の強さはさすが」とのコメントが届いた。カタール大会での活躍にも期待したい。

 9位は02年日韓W杯で宮本、中田浩二とともに“フラット3”を形成した松田直樹。やんちゃだったが、サッカーセンスは抜群で、攻守両面で世界規格を感じさせるセンターバックだった。「彼こそ世界に羽ばたけるセンターバックだった」と惜しむ声があった。

 10位に滑り込んだのは三都主アレサンドロだ。日韓W杯はサイドアタッカーとしてトルシエジャパンのジョーカー的な存在だったが、06年ドイツW杯では左サイドバックとして出場。ブラジル戦で見せた玉田圭司の先制ゴールを導く鮮やかなスルーパスこそ、“アレックス”の真骨頂だった。

(企画・編集/YOJI-GEN)

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