【大人の発達障害】ASD男性からの好意を断るとき、どんな対応がベスト?

MELOS -メロス-
ASD男性からの好意をお断りするときのコツを、実例を交えて紹介します。監修は医療法人社団燈心会ライトメンタルクリニックの清水 聖童先生です。

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【MELOS】

「遠回し、やんわり、察して」は意味なし!

ASDの人は「遠回しに察する」が苦手ですので、波風を立てないようぼかした言い方や、やんわりとした拒否は通じにくいことが多いです。「察する」ことが苦手なため、はっきり伝えないと「まだチャンスがある」と思ってしまうことも。

ポイントは、期待を持たせないこと! 以下3つを守るようにしましょう。

• 期待を持たせない言い方をする(「今は無理」ではなく「これからも無理」)
• 理由をつけすぎない(「◯◯だから無理」と言うと、「じゃあ△△ならOK?」と食い下がられることがある)
• 一貫した態度を取る(断った後に優しくしすぎると、「やっぱり脈あり?」と誤解される)


実例を交えて見ていきましょう。

直接告白されたときの断り方

NG例
「ごめんね、今は恋愛を考えていないので」
→ 「じゃあいつかは考える? それまで待つよ!」となる可能性あり

OK例
「ごめんなさい、私はあなたと恋愛関係にはなれません」
「ありがとう。でも私はあなたを恋愛対象として見ていないんだ」
→ 「これからも可能性はない」と伝えるのがポイント

しつこくアプローチされるときの断り方

ASDの人は「何度も誘えばいつかOKになる」と思ってしまうことも。こういう場合は、「何回誘われても答えは変わらない」と伝えることが重要です。

NG例
「また今度ね」「ちょっと忙しくて」
→ 「落ち着いたらOK?」と思わせる可能性があります

OK例
「前にも伝えたけど、私はあなたを友達としか見られない。恋愛関係になるつもりはないから、誘わないでほしい」
「何回言われても答えは変わりません。困っているのでやめてください」
→ 毅然と、繰り返してもかわらない態度をとることが大切です

友達関係を続けたい場合の断り方

「恋愛感情はないけれど、人としては仲良くしたい」と思うこともありますよね。その場合は、恋愛の可能性をしっかり断った上で、友達としての関係を提案します。

恋愛と友情の境界線を明確にすることが重要です。

NG例
「ありがとう。今まで通り友達として仲良くしよう!」
→ 「嫌われていないみたいだし、時間が経てばOKになるかも?」と勘違いされる可能性あり

OK例
「私はあなたを恋愛対象として見られない。でも友達としては大事に思っているよ」
「私にはそういう気持ちはない。でも、友達としてならこれからも仲良くしたいと思ってる」
→ 「恋愛関係になることはない」と明言しつつ、友達関係を続ける意思を伝える

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著者プロフィール

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