3月19日、エスコンフィールドで行われた北海道日本ハムと巨人のオープン戦は、5対2で北海道日本ハムが勝利した。

　北海道日本ハムは初回、水谷瞬選手が四球で出塁し、1死1塁からマルティネス選手の適時二塁打で先制。同点とされた直後の2回裏には、上川畑大悟選手、水野達稀選手の連打で1死1、2塁と好機を演出すると、2死から清宮幸太郎選手が適時打を放ち、勝ち越しに成功した。

　先発の金村尚真投手は初回、2奪三振含むわずか9球で3者凡退と圧巻の立ち上がり。2回表に先頭の岡本和真選手に2号ソロを被弾するも、その後は3人で2回表を締めると、3回表は3者凡退に仕留めた。

　打線は3回裏、2死から田宮裕涼選手、松本剛選手の連打で1、2塁とすると、上川畑選手の2点適時二塁打、水野選手の適時三塁打でスコアを5対1とする。援護をもらった金村投手は、4回表、5回表にそれぞれ走者を背負いながらも要所を締め無失点に抑えると、6回表は3者凡退に打ち取り、6回81球4安打無四死球5奪三振1失点でマウンドを降りた。

　7回表は松岡洸希投手が四球と二塁打で1死2、3塁から内野ゴロ間に1点を失う。それでも後続を左飛に抑え最少失点で切り抜けると、8回表は河野竜生投手が1イニングを投げ無失点。3点リードの最終9回表は、杉浦稔大投手が2奪三振含む3者凡退に抑え、試合は終了した。

　先発・金村投手は今季最長の6イニングを投げ1失点と、開幕戦登板に向け順調な仕上がりを見せた。打線は上川畑選手の3安打2打点、水野選手の2安打1打点を含む計10安打5得点をマークしている。

　 １２３４５６７８９ 計
巨 ０１００００１００ ２
日 １１３０００００Ｘ ５

巨 ●山崎伊織-堀田賢慎-田中瑛斗
日 ○金村尚真-松岡洸希-河野竜生-S杉浦稔大

文・横山蒼