【ガンバ大阪】ポジション争いも激化中。今季初の3連勝で上位進出へ
「チャンスをもらった選手が活躍し、離脱していた選手たちも戻ってきたことを嬉しく思う」。ポヤトス監督はチームの底上げへの手応えを口にするが、清水戦の直前にサポーターにお披露目されたヒュメットも登録が完了。追い風が吹くガンバだが、指揮官はあくまでも一戦必勝のスタンスを変えようとはしない。前節終了時点で暫定6位、首位との勝点差はわずかに3だが、中位グループとの差も少ないだけに「重要なことは、1試合1試合をしっかり戦うこと。我々がどれだけ勝点を積み重ねていけるかだけに集中したい」(ポヤトス監督)。
現在、2試合連続でクリーンシートを記録しているガンバだが、横浜F・マリノス戦ではリスク管理と守備陣の踏ん張りが必要な一戦となる。「能力のある選手がいるので、その選手たちに自由にプレーさせないところがポイントになる」と黒川は語る。
2年連続でリーグ得点王に輝いているアンデルソン ロペスを警戒するのは言うまでもないが、加えて封じるべきは今季右SBに挑戦している宮市とマテウスを擁する相手の右サイド。マッチアップする黒川も「間違いなくスピード感が相手の右サイドから出てくる。そこで僕がしっかりと対応したい」と気合十分だ。
ACLEを戦い、中4日のホームで今季初のリーグ戦勝利に燃える横浜F・マリノスは昨季の天皇杯準決勝で敗れたガンバに対してのリベンジに燃えている。
ポヤトス監督の就任後、ボール保持に長ける横浜F・マリノス戦は結果に関わらず好ゲームを演じてきた。「自分たちのやりたいサッカーを今は継続してやれているので、そこで勝負したい」と黒川は言い切った。
積み上げてきたスタイルに加わった新たな新戦力たち――。横浜F・マリノスを敵地でねじ伏せ、ガンバが今季初の3連勝を飾る。
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