2025年阪神タイガース開幕前診断_左投手編
【これはnoteに投稿された阪神ノートさんによる記事です。】
はじめに:
はじめまして。阪神ファン歴40年の岡倉です。このnoteは阪神タイガースについてのファンの戯言です。
最初の記事は、阪神タイガース開幕前診断_左投手編です。大竹の怪我による出遅れや、伊藤将司の調子が上がらないこと、川原や及川が期待以上の活躍をできていないことなど、首脳陣にとっては誤算が多いセクションですね。この2年は、ドラ1の伊原以外、サウスポーの補強をしませんでした。左投手王国とも言われておりましたが、怪我や万全とは言えないですね。
左投手のキーマンは伊藤将司でしょう。彼が昨年の不調から復活するかどうかはペナントを左右する。そして、スーパーエース高橋遥人。彼が帰ってくることを待ち望むというよりは、彼がいかに怪我を再びしないように守るかを考えたくなります。
さて、開幕一軍の左右投手の内訳ですが、先発6名のうち左は2枚、ブルペン8名のうち左は3枚が予想されます。大竹の出遅れで、門別が代役になりそう。そして、ルーキー伊原が有力です(今日も好投しましたね)。
最初の記事は、阪神タイガース開幕前診断_左投手編です。大竹の怪我による出遅れや、伊藤将司の調子が上がらないこと、川原や及川が期待以上の活躍をできていないことなど、首脳陣にとっては誤算が多いセクションですね。この2年は、ドラ1の伊原以外、サウスポーの補強をしませんでした。左投手王国とも言われておりましたが、怪我や万全とは言えないですね。
左投手のキーマンは伊藤将司でしょう。彼が昨年の不調から復活するかどうかはペナントを左右する。そして、スーパーエース高橋遥人。彼が帰ってくることを待ち望むというよりは、彼がいかに怪我を再びしないように守るかを考えたくなります。
さて、開幕一軍の左右投手の内訳ですが、先発6名のうち左は2枚、ブルペン8名のうち左は3枚が予想されます。大竹の出遅れで、門別が代役になりそう。そして、ルーキー伊原が有力です(今日も好投しましたね)。
【先発】
当確:門別
対抗:伊原(有力)、富田、伊藤(将)
穴:及川
怪我:大竹、高橋
当確:門別
対抗:伊原(有力)、富田、伊藤(将)
穴:及川
怪我:大竹、高橋
【中継ぎ】
当確:桐敷、岩崎
対抗:富田、島本
あるかも:伊原、及川
穴:川原
ここからは各投手のまとめと雑感です。
当確:桐敷、岩崎
対抗:富田、島本
あるかも:伊原、及川
穴:川原
ここからは各投手のまとめと雑感です。
伊藤将司:ザ・仕事人
伊藤将司 (プロ5年目/2020年ドラフト2位)は、プロ入りからの3年間で10勝→9勝→10勝を挙げ、平均140.8回、防御率2.49と安定した成績を残した。阪神の先発陣の中で最も信頼できる存在であった。ところが、2024年は一転して、4勝5敗、防御率4.62、WHIP1.43と苦戦を強いられた。
今季のオープン戦でも、2試合6回を投げ被安打12・失点5、防御率7.50と調整途上。直球の球速やキレにも精彩を欠いており、開幕ローテーション入りは微妙な状況である。
伊藤将司 のことで、個人的に最も印象深いのは、2023年日本シリーズ第7戦での好投だ。6点リードの場面で中継ぎとして登板し、3回を完璧に抑えてオリックスに反撃の隙を与えなかった。相手に流れを渡さないという伊藤将司の良さが発揮された。本来の調子さえ戻れば、最も計算が立つ投手であり、優勝するには欠かせない存在だ。投手のキーマン。
今季のオープン戦でも、2試合6回を投げ被安打12・失点5、防御率7.50と調整途上。直球の球速やキレにも精彩を欠いており、開幕ローテーション入りは微妙な状況である。
伊藤将司 のことで、個人的に最も印象深いのは、2023年日本シリーズ第7戦での好投だ。6点リードの場面で中継ぎとして登板し、3回を完璧に抑えてオリックスに反撃の隙を与えなかった。相手に流れを渡さないという伊藤将司の良さが発揮された。本来の調子さえ戻れば、最も計算が立つ投手であり、優勝するには欠かせない存在だ。投手のキーマン。
大竹耕太郎:計算できる移籍組サウスポー
大竹耕太郎は、ソフトバンクから現役ドラフトで移籍後、阪神先発陣の一角にハマった左腕。現役ドラフトの成功例の代表格。2023年は21試合に先発して12勝2敗・防御率2.26、WHIP1.02と抜群の安定感を見せ、2024年も11勝7敗、144回2/3、防御率2.80と2年連続でローテーションを守っている。与四球が非常に少なく、リーグ屈指の制球力で粘り強くゲームメークできるタイプ。虚をつくスローボールを投げたり、打者との巧みな駆け引きが光る。
広島との相性の良さ(2024年:6試合で3勝1敗 防御率2.08)から、広島との開幕カードー2戦目を任せられる可能性が高かった。しかし、怪我で開幕には間に合わない模様。藤川監督にとっては大きな誤算だろう。とはいえ、本人は1年トータルで見ていると思うし、多少の出遅れは何とも思っていないかもしれない。オープン戦ではまだ投げられておらず、今年の調子は不明ではある。
広島との相性の良さ(2024年:6試合で3勝1敗 防御率2.08)から、広島との開幕カードー2戦目を任せられる可能性が高かった。しかし、怪我で開幕には間に合わない模様。藤川監督にとっては大きな誤算だろう。とはいえ、本人は1年トータルで見ていると思うし、多少の出遅れは何とも思っていないかもしれない。オープン戦ではまだ投げられておらず、今年の調子は不明ではある。
門別啓人:間違いなく近い将来のエース
高卒3年目の門別啓人(20歳)は、将来を嘱望される若手左腕。昨春のキャンプで岡田前監督に絶賛され、今年の春キャンプでも藤川監督に投手MVPに選ばれた。最速150キロの直球と鋭いスライダーが武器で、コントロールやマウンド度胸にも優れる。2024年は一軍デビューを果たし、5試合に登板(主に先発起用)。結果は0勝2敗・防御率4.50であった。春先の好調時に起用されなかったのが惜しまれるが、一軍での実戦は良い経験になったはずだ。
今季、ここまでの実戦で無失点と順調。大竹の怪我による出遅れもあって、オープン戦のローテを見ても、開幕2戦目の先発がほぼ決定的だ。門別は、若いが自分で自分のことをわかっている。放っておいても大丈夫そうだ。エースになれる素材であり、怪我だけに気をつけて成長して欲しい。
今季、ここまでの実戦で無失点と順調。大竹の怪我による出遅れもあって、オープン戦のローテを見ても、開幕2戦目の先発がほぼ決定的だ。門別は、若いが自分で自分のことをわかっている。放っておいても大丈夫そうだ。エースになれる素材であり、怪我だけに気をつけて成長して欲しい。
伊原陵人:クレバーな投球術が光る
2024ドラフト1位、24歳。小柄ながら球の出どころが見えにくいフォームを持ち、球のキレと抜群のコントロールを武器にするクレバーな投手である。
本日のオープン戦で坂本とのバッテリーを組み、4回63球 被安打3, 1奪三振, 与四球1で無失点の好投を見せた。坂本のリードの意図を理解して投げているように見えた。とにかく、高さ、コースを間違えない。伊原陵人は、カウントを整える技術を持っている。印象的だったのは、ツーアウト1,2塁のピンチの局面で、ライオンズの外崎を打席に迎える。ゾーンの際どいところをついて3-0になったが、慌てない。その後の2球はサイン通りの良い球だった。カウントを2-3まで持っていった。結局、勝負球はボールになり四球を選ばれたが、その後の打者をきちんと打ち取っていた。
ピンチの局面で粘り強く投げられるのは先発投手に必要な能力である。自分をよく分かっている投手だと思う。今後も先発で見てみたい。先発ローテーションに入る力は十分にあるのではないか。ただ、予想される5,6戦目(開幕2カード目)の相手は強力打線のDeNA。特に右打者に好打者が多いことから、いきなりルーキーの初戦というのは少々酷な気もする。
本日のオープン戦で坂本とのバッテリーを組み、4回63球 被安打3, 1奪三振, 与四球1で無失点の好投を見せた。坂本のリードの意図を理解して投げているように見えた。とにかく、高さ、コースを間違えない。伊原陵人は、カウントを整える技術を持っている。印象的だったのは、ツーアウト1,2塁のピンチの局面で、ライオンズの外崎を打席に迎える。ゾーンの際どいところをついて3-0になったが、慌てない。その後の2球はサイン通りの良い球だった。カウントを2-3まで持っていった。結局、勝負球はボールになり四球を選ばれたが、その後の打者をきちんと打ち取っていた。
ピンチの局面で粘り強く投げられるのは先発投手に必要な能力である。自分をよく分かっている投手だと思う。今後も先発で見てみたい。先発ローテーションに入る力は十分にあるのではないか。ただ、予想される5,6戦目(開幕2カード目)の相手は強力打線のDeNA。特に右打者に好打者が多いことから、いきなりルーキーの初戦というのは少々酷な気もする。
桐敷拓馬:最優秀中継ぎ獲得のセットアッパー
プロ3年目の桐敷拓馬(25歳)は、虎のセットアッパー。昨年の活躍は目覚ましかった。リーグ最多の70試合に登板し、リーグトップの43ホールドポイント(40ホールド、3救援勝利)、防御率1.79を挙げ、最優秀中継ぎ投手のタイトルを獲得した。65回1/3で60奪三振、被本塁打0という圧倒的内容であった。岡田前監督による中継ぎ転向の決断は、大成功と言える。
今年も勝ちパターンで起用されるのは明白。不安材料は、酷使によるコンディション管理であるが、そこは投手出身の藤川監督、起用法に細心の注意を払うであろう。安藤・金村両投手コーチも最大限の配慮をするはずである。
問題は、桐敷に次ぐ左の中継ぎが定まっていないこと。昨年は桐敷の負担が大きすぎた。左の中継ぎは島本と富田が33試合ずつ登板した。しかし、今年は富田は先発調整であり、島本、岩貞の調子が上がってきていない。川原や育成の伊藤稜が入り込めば面白いと思うが、その情報がないのが気がかりだ。
今年も勝ちパターンで起用されるのは明白。不安材料は、酷使によるコンディション管理であるが、そこは投手出身の藤川監督、起用法に細心の注意を払うであろう。安藤・金村両投手コーチも最大限の配慮をするはずである。
問題は、桐敷に次ぐ左の中継ぎが定まっていないこと。昨年は桐敷の負担が大きすぎた。左の中継ぎは島本と富田が33試合ずつ登板した。しかし、今年は富田は先発調整であり、島本、岩貞の調子が上がってきていない。川原や育成の伊藤稜が入り込めば面白いと思うが、その情報がないのが気がかりだ。
髙橋遥人:虎のスーパーエース!!健康面が鍵
阪神ファンみんな大好き、髙橋遥人。圧倒的な実力を持ちながら、度重なる故障で「ガラスのエース」と呼ばれる。肘と肩の手術を乗り越え、2024年7月に1009日ぶりの一軍復帰を果たすと、復帰後初登板から怒涛の4連勝。4勝1敗、防御率1.52、奪三振率8.5、WHIP0.82と圧巻の数字を残した。やはりというかさすがというか、強烈なインパクトであった。直球も変化球もキレキレで、コントロールも良い。
健康さえ保てば球界を代表するサウスポーになり得る存在である。ファンからすると、とにかく大事に起用して欲しい、それに尽きる。あまりにも快投するため、監督は使いたくなってしまうのだ。藤川監督は、高橋を守る組織にしなければいけないと新聞上で発言していたし、同じくトミー・ジョン手術経験者でもある。肩と肘は消耗品と発言しているので、髙橋遥人の起用法は間違えないだろう。その点は安心できそうだ。
今オフに埋め込んでいたプレート除去手術を行った関係で、開幕には間に合わない。夏場までには帰ってこられる見込みらしい。つまり、高橋遥人が帰ってくるまで、いかに戦うかが阪神の序盤の鍵になると思う。
健康さえ保てば球界を代表するサウスポーになり得る存在である。ファンからすると、とにかく大事に起用して欲しい、それに尽きる。あまりにも快投するため、監督は使いたくなってしまうのだ。藤川監督は、高橋を守る組織にしなければいけないと新聞上で発言していたし、同じくトミー・ジョン手術経験者でもある。肩と肘は消耗品と発言しているので、髙橋遥人の起用法は間違えないだろう。その点は安心できそうだ。
今オフに埋め込んでいたプレート除去手術を行った関係で、開幕には間に合わない。夏場までには帰ってこられる見込みらしい。つまり、高橋遥人が帰ってくるまで、いかに戦うかが阪神の序盤の鍵になると思う。
及川雅貴:伸び悩むパワーサウスポー
及川雅貴(23歳)は2019年ドラフト3位。同ドラ1の西純矢とともに高卒で入団したが、2人とも伸び悩んでいると言える。将来の先発候補として期待されていたが、入団以来一軍と二軍を行き来していた。2023年に自己最多33試合に登板し3勝1敗7ホールド・防御率2.23と飛躍。150キロ超の速球とスライダーで奪三振率9.9(36回1/3で40奪三振)を記録し、中継ぎ陣の戦力となった。2024年はリハビリ中心で、復帰は9試合登板に留まり1勝3敗、防御率2.76と悪くはないものの本調子には至らなかった。
昨年の秋季キャンプでは、藤川監督から注目されていた。今季の役割は先発・中継ぎともに不透明な状況だが、先発ローテーションに食い込むような活躍は現状できていない。好不調の波が激しいのが課題だ。
個人的には投げっぷりが良くて、好きな投手。・・・化けそうで化けない。
昨年の秋季キャンプでは、藤川監督から注目されていた。今季の役割は先発・中継ぎともに不透明な状況だが、先発ローテーションに食い込むような活躍は現状できていない。好不調の波が激しいのが課題だ。
個人的には投げっぷりが良くて、好きな投手。・・・化けそうで化けない。
富田蓮:急成長した2年目左腕、先発か中継ぎか
2022年ドラフト6位入団の富田蓮(23歳)。筒井スカウト枠。昨年は中継ぎで33試合(35回2/3)を投げ、防御率0.76、WHIP0.84という圧倒的な成績をマーク。しかしながら、岡田前監督からの信頼は今ひとつだったためか、重要な局面ではほとんど同じ左の桐敷が選ばれていた。富田にもっと投げさせても良かった。マウンド姿は飄々としており、ピンチでバタバタしない。
本人は先発志望を明言しており、今年は先発調整をしていた模様。オフは大竹と共に和田塾に参加。古田敦也のYou tubeで、富田の投げ方を見て、体全体を使って投げるからどちらかというと中継ぎ向きかなという発言もあったが、先発でどこまで通用するかは未知数ではある。プロ向きのメンタルで、自分で必要な練習をできるタイプだと思う。今後長く活躍できそうで、個人的には結構評価が高い。
2025年オープン戦でも好調で、1試合3イニングを投げ無安打無失点とアピール。先発枠をかけて、同じくサウスポーの新人・伊原、及川、門別、大竹との争い。大竹が怪我で出遅れた枠に門別が入りそう。本日のオープン戦で伊原が好投した。現状、岩貞、島本の調子がイマイチなので、チーム事情の観点から開幕時は中継ぎで迎えることになりそう。
本人は先発志望を明言しており、今年は先発調整をしていた模様。オフは大竹と共に和田塾に参加。古田敦也のYou tubeで、富田の投げ方を見て、体全体を使って投げるからどちらかというと中継ぎ向きかなという発言もあったが、先発でどこまで通用するかは未知数ではある。プロ向きのメンタルで、自分で必要な練習をできるタイプだと思う。今後長く活躍できそうで、個人的には結構評価が高い。
2025年オープン戦でも好調で、1試合3イニングを投げ無安打無失点とアピール。先発枠をかけて、同じくサウスポーの新人・伊原、及川、門別、大竹との争い。大竹が怪我で出遅れた枠に門別が入りそう。本日のオープン戦で伊原が好投した。現状、岩貞、島本の調子がイマイチなので、チーム事情の観点から開幕時は中継ぎで迎えることになりそう。
岩貞祐太:崖っぷちの契約最終年
岩貞祐太(33歳)は先発・中継ぎ両方を経験しているベテラン左腕。2013年ドラフト1位のベテラン。近年は中継ぎに転向。2023年は50試合に登板して1勝0敗24ホールド・防御率2.70とセットアッパーとして存在感を示し優勝に貢献した。一転、2024年は開幕から不調や故障に悩まされ、一軍登板はわずか2試合に終わる。
今年は3年契約の3年目なので、本人には期するものがあるだろう。ベテランの意地を見せたいところだが、オープン戦は二軍の試合でも乱調。開幕一軍は絶望的だ。今年活躍しないと、さすがに解雇まではならないと思うが、大減棒は免れない。勝負の年だ。
今年は3年契約の3年目なので、本人には期するものがあるだろう。ベテランの意地を見せたいところだが、オープン戦は二軍の試合でも乱調。開幕一軍は絶望的だ。今年活躍しないと、さすがに解雇まではならないと思うが、大減棒は免れない。勝負の年だ。
島本浩也:復活遂げたサウスポー、中継ぎ陣の潤滑油
トミー・ジョン手術を乗り越え、2023年に復活した左の中継ぎ島本浩也(32歳)も忘れてはならない存在であろう。最盛期の2019年には防御率0点台を記録した実力者だが、その後トミー・ジョン手術などで長期離脱することになる。しかし、2023年に復帰すると35試合で4勝2敗15ホールド・防御率1.69と見事に戦列復帰し、優勝に貢献した。
2024年も33試合で防御率2.81、2勝6ホールドと成績はまずまずであったが、一年を通して活躍したとは言えない。ビハインドから接戦、勝ちパターンまで様々な場面での登板経験があり、左のワンポイントとしても信頼できる存在であるだけに、一昨年の調子を取り戻せばチームとしては大きな戦力になる。
現状、島本と岩貞の2人の調子が上がってきていないことは、懸念事項の1つである。
2024年も33試合で防御率2.81、2勝6ホールドと成績はまずまずであったが、一年を通して活躍したとは言えない。ビハインドから接戦、勝ちパターンまで様々な場面での登板経験があり、左のワンポイントとしても信頼できる存在であるだけに、一昨年の調子を取り戻せばチームとしては大きな戦力になる。
現状、島本と岩貞の2人の調子が上がってきていないことは、懸念事項の1つである。
川原陸:台頭間近の若手サウスポー
川原陸(24歳)は、2018年ドラフト5位。高卒7年目。長身から投げ下ろす角度のある速球とスライダーが武器で、素材型。長年、腰痛や肩の怪我に苦しみ、育成落ちした時期もあったが、2024年に佐藤蓮とともに支配下登録され、一軍デビューした。
岡田前監督の置き土産というべきか、昨シーズン最終盤に一軍で1試合の登板機会を与えられた。その登板では、角度のある直球が素晴らしく、来年は楽しみだなと大いに期待したものだ。しかしながら、今年はここまであまり目立っていない。
現状開幕ロースター入りはないだろう。二軍で結果を出し続ければシーズン中の昇格もあるかもしれない。彼にとっても勝負の年だろう。
岡田前監督の置き土産というべきか、昨シーズン最終盤に一軍で1試合の登板機会を与えられた。その登板では、角度のある直球が素晴らしく、来年は楽しみだなと大いに期待したものだ。しかしながら、今年はここまであまり目立っていない。
現状開幕ロースター入りはないだろう。二軍で結果を出し続ければシーズン中の昇格もあるかもしれない。彼にとっても勝負の年だろう。
伊藤稜:開花間近の育成左腕
2021年の育成選手ドラフト1位。長く怪我をしていて、プロ入り後5年目ながらまだ一軍登板はない。二軍でもほとんど投げていなかった。しかし、育成契約を延長するなど、素材自体の評価は低くないようだ。確かに、今春、紅白戦か練習試合で投げる様子を一度だけテレビで見たが、ストレートは素晴らしかった。一軍でも通用すると思ったが、それ以降は何故かあまり話題に上がっていない。登板機会ももらえていないので、コンディション不良であろうか。
阪神の育成選手の競争は激しく、工藤がすでに支配下に登録をされたこともあり、残りの枠を福島や早川、森木、ベタンセス、アルナエスらと争うことになるが熾烈だ。
阪神の育成選手の競争は激しく、工藤がすでに支配下に登録をされたこともあり、残りの枠を福島や早川、森木、ベタンセス、アルナエスらと争うことになるが熾烈だ。
岩崎優:頼れる虎の守護神
何もいうことがない。虎の守護神でブルペンのまとめ役。とにかく打者との間合いを図るのが上手い。抜群の安心感。投球フォームに入ってからも投げるタイミングを自在に変えられるようにも思う。圧倒的な投球術。
藤川監督が早々に守護神に指名したが、これは大賛成だ。昨年はゲラとのダブルストッパーであったが、起用法がはっきりしないこともあって準備が大変だったと思う。今年は最初から抑えを明言されているので、調整もしやすいであろう。成績も残すのではないかと期待している。
次回は、右投手編です。
藤川監督が早々に守護神に指名したが、これは大賛成だ。昨年はゲラとのダブルストッパーであったが、起用法がはっきりしないこともあって準備が大変だったと思う。今年は最初から抑えを明言されているので、調整もしやすいであろう。成績も残すのではないかと期待している。
次回は、右投手編です。
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