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【敦賀気比】好打を支える「七回28得点練習」 出場校最長の5年連続出場(福井県)

毎日新聞

平均得点は出場校中トップ

不動のリードオフマン・岡部飛雄馬主将 【中川祐一撮影】

 昨秋の公式戦で、出場校中最多の1試合平均8.73得点をマークし打線が強力だ。中心は打率5割3分5厘、15打点を記録した1番・岡部主将。機動力と長打力を兼ね備えるリードオフマンだ。2番の河村永遠選手も岡部主将に次ぐ7盗塁を決め、足を生かした攻撃で相手を揺さぶる。

 東監督は「粘り強く、束になって戦う意識が強い選手たち」と今年のチームを評する。その強みを余すことなく発揮したのは昨秋の北信越大会、日本航空石川との決勝だ。1点を追う九回、先頭の岡部主将が四球で出塁し、相手投手が交代したタイミングで畳みかけた。犠打と四球で好機を広げると、4番・小林選手の同点打など4安打を集め、一挙5得点のビッグイニングを作った。

秋は管田投手、五十子投手の左右二枚看板がけん引

秋の北信越大会準決勝で力投する管田彪翔投手 【長澤凜太郎撮影】

 前チームは昨秋のドラフト会議で広島から育成2位指名を受けた左腕・竹下海斗投手が絶対的なエースだったが、昨秋の北信越大会では全試合を2年生コンビの継投で勝ち抜いた。

 左腕・管田投手は、昨秋の公式戦11試合中9試合で先発を務めた。キレのあるスライダーやチェンジアップを駆使して計52三振を奪い、試合を作った。右腕・五十子李壱投手は打たせて取るテンポの良い投球で味方の攻撃につなげる。22回を投げ四死球は三つと、制球力の良さが魅力だ。ともに昨秋に公式戦デビューしたばかりで、試合前日には相手打者への攻め方を共有し、試合後には互いの投球について意見を交換するなど切磋琢磨しながら成長を続けている。

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