練習試合ブレイブルーパス戦、見事な統率力で前日のリベンジ果たす!
80分固い攻守、そして山崎選手の4トライで試合を制す
クボタスピアーズ船橋・東京ベイは、前日に鹿児島県・白波スタジアムで同チームと2位浮上を賭けた一戦に惜敗している。
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春の陽気を思わせる晴天の中、ブレイブルーパスボールでキックオフした前半。序盤はブレイブルーパスのアグレッシブな攻撃で自陣を背負うも、これに耐えて脱出に成功する。そして、中盤でのディフェンスではテアウパ選手が相手に強烈なタックルでファンブルを誘いボールを奪う。
これで敵陣に入ったスピアーズは、前半6分にターンオーバーボールから中盤でフォワードが短いパスを繋いで堀部選手が抜け出すと、その後のラックからバックスがスピーディーに展開。左ライン際で山﨑選手がボールを貰い、先制トライを獲得した。
ディフェンスでは低いタックルと素早い起き上がり、アタックではフォワードがシンプルながらも相手に的を絞らせない突進で前に出れば、バックスが素早く前進力のあるランナーにボールを渡して攻撃の勢いを生み出した。
その後10分に相手に取り返されるも、モールを起点としたバックス展開から島田選手の絶妙なコントロールのキックを転がして山崎選手が16分にトライして勝ち越し。
その後も、何度かゴールラインを背負うピンチはあるも、固い守りでボールを奪い返し、28分に山崎選手が37分には途中出場した古賀選手がトライを決め24対7で前半を折り返した。
残り時間を司令塔を欠いた中で戦うことになるが、島田選手がスタンドオフの位置に入り、全員がそれぞれの仕事に加え、ほかのポジションもカバーする働きを見せ、この状況に対応した。
後半は10分に相手に追加点を許すも、18分のゴール前ラインアウトからすぐさまバックスが展開して山﨑選手がこの日4本目のトライを奪うと、30分過ぎにはフォワードが近場をついて青木選手がトライした。
スピアーズは、すべてのメンバーを投入して全員で80分を戦い、最終スコア34対21で勝利、前日の公式戦の悔しさを払拭する結果でノーサイドとなった。
「この試合を通して試合における強度の高さや容赦のない姿勢を感じ取ることができた。全員がハードワークしてこの結果を出したことで、いい形でシーズンの前半戦を終えることができ、今後の公式戦でだれが出場しても問題のない状態を作れたと思っている」
と選手に伝えた。
試合中は練習試合では珍しく、観客席からもクボタコールが聞こえ、ファンを含めてチーム全体で勝利しようという一体感を強く感じることができた。
シーズン後半戦はチームの底力が試される。スピアーズは、これからもチーム全員で勝ちに行く。
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写真:チームフォトグラファー 福島宏治
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