【コベルコ神戸スティーラーズ/NTTリーグワン2024-25第10節に向けて】 2003-2004シーズン以来の埼玉WK戦での勝利を掴んで、チームの歴史を変える!

チーム・協会

6試合ぶりにFB山中が試合メンバー入り。トレーニングマッチで好プレーを連発し、埼玉WK戦に向けて準備は万全だ。鮮やかなカウンターアタック、飛距離の出る左足のキックに期待したい。 【コベルコ神戸スティーラーズ】

前節でトヨタヴェルブリッツに完勝し連敗を「2」で止めたコベルコ神戸スティーラーズは、第10節でこれまで8勝1引き分けと負けなしで首位の埼玉パナソニックワイルドナイツと対戦する。相手はトップリーグ優勝5回、リーグワン初代チャンピオンと輝かしい歴史を持つ。神戸Sは埼玉WKに対し三洋電機時代を含め、引き分けを挟んで現在19連敗中だ。今節、2003-2004シーズン以来の白星を上げて、チームの歴史を変えたいと気合を込める。試合メンバーは、FWは前節と変わらず、BKには第4節以来の出場となったベテラン山中がFBに入り、最後尾からチームを支える。前節、指揮官のデイブ・レニーディレクターオブラグビーは「全体的には80分間通して良いパフォーマンスだった」と及第点を与えるも、立ち上がりでミスがあり自陣でのプレーが続いたことや終盤プレーが雑になり規律の面に欠けていたところがあったと指摘する。「前節、良かったところはさらに磨いて、課題に関してはしっかり修正して試合に臨む」とHO松岡。相手が埼玉WKであっても、神戸Sがやることは変わらない。これまで取り組んできたことを信じて、敵地・熊谷で難敵を撃破するのみだ。(取材日:2025年2月28日)

第4節から試合に出続ける松岡、前節はトライをマークした。セットプレーの安定を第一に、得意のフィールドプレーでも存在感を発揮したいと気合を込める。 【コベルコ神戸スティーラーズ】

HO松岡 賢太
「坂手(淳史)選手、アーリーエントリーの佐藤(健次)選手とトイ面でプレーできるのが楽しみです。高校の先輩である坂手選手は昔から憧れの選手で、映像を見てプレーを参考にさせてもらっていました。佐藤選手とは昨年の日本代表合宿で一緒になり、同部屋で仲良くなりました。若くて、勢いがあって良い選手です。坂手選手に対しては胸を借りるつもりで戦って、自分のすべてをぶつけます。まずはHOとしてセットプレーの安定に集中して、BKへ良いボールを供給したい。そして、誰よりもエナジーを出してプレーし、チームメイトを鼓舞したいと思います。ただ、埼玉WKが相手とはいえ、チームがやることは変わりません。これまでの戦いで出た良い面はさらに磨いて、できなかったところはしっかり修正して、先週よりもレベルアップした神戸ラグビーで戦います。特に前節は後半、反則が増えました。規律の面も意識しないといけません。自分たちのやるべきことをやり切って、埼玉WKに勝った後の景色を見たいと思います」

第4節相模原DB戦で2トライをマーク。「そろそろトライを取りたいですね」とコストリー。スピードある走りでディフェンス網を突破しトライでチームを勢いづけたい。 【コベルコ神戸スティーラーズ】

FLティエナン・コストリー
「埼玉WKは2003-2004シーズンからずっと勝てていません。今シーズンこそ勝ってチームの歴史を変えたい!埼玉WKはどの試合でも一貫性あるパフォーマンスをしていて、強いチームであることは間違いないですが、神戸Sのベストラグビーをすれば勝てます。前節のトヨタV戦はこぼれ球に素早く反応し、すぐに切り返して神戸のDNAであるスキルを使ったアタックに繋げることができました。また、ディフェンスも良くて、ブレイクダウンで相手にbrutalityの気持ちを持って、容赦無く襲いかかることができました。前節の勢いをさらに加速させて、より良いラグビーをして勝利したいと思います。個人的には相手のFWは強くて良い選手ばかりですが、ディフェンスではドミネートタックルを決めて、アタックではフットワークを使ったキャリーでトライを取り、チームに貢献したいと思います」

試合メンバーから外れたのは初めてのこと。「いつかチャンスが来ると思って、腐らずに良い準備をしてきました」と山中。6試合ぶりの試合でこれまでため込んだエナジーを爆発させる! 【コベルコ神戸スティーラーズ】

FB山中 亮平
「相手はミスが少なくディフェンスもアタックもいい、隙のないチームです。埼玉WKに対して2003-2004シーズン以来白星がないですが、今節こそ勝ちたいですし、チームとしてそのための準備はできています。今シーズン、神戸Sはパフォーマンスに波がありましたが、やっていることは間違っていません。また、昨シーズンと比べても全体的に決定力が上がっていますし、ディフェンスも良くなっていると思います。自分たちのラグビーを信じて、強い埼玉WKに勝って後半戦の戦いに弾みをつけたい。個人的には6試合ぶりの出場になります。チームのためにキックやハイボールキャッチ、周りをいかすプレーなど、与えられた役割をしっかり遂行したい。コンディションも万全ですので、良いパフォーマンスを発揮できるよう頑張ります」
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著者プロフィール

兵庫県と神戸市をホストエリアとして、日本最高峰リーグ「NTTジャパンラグビー リーグワン」に参戦しているラグビーチーム「コベルコ神戸スティーラーズ」。チームビジョンは『SMILE TOGETHER 笑顔あふれる未来をともに』、チームミッションは『クリエイティブラグビーで、心に炎を。』。 ホストエリア・神戸市とは2021年より事業連携協定を締結。地元に根差した活動で、神戸から日本そして世界へ、笑顔の輪を広げていくべく、スポーツ教室、学校訪問事業、医療従事者への支援など、地域活性化へ向けた様々な取り組みを実施。また、ピッチの上では、どんな逆境にも不屈の精神で挑み続け、強くしなやかで自由なクリエイティブラグビーでファンを魅了することを志し、スタジアムから神戸市全体へ波及する、大きな感動を創りだす。 1928年創部。全国社会人大会 優勝9回、日本選手権 優勝10回、トップリーグ 優勝2回を誇る日本ラグビー界を代表するチーム。

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