明治安田Ｊ１リーグは3月1日と2日に第4節の10試合が開催される。

3連勝で首位に立つ湘南は、アウェイで横浜FMと対戦。前節は福田 翔生と鈴木 章斗のゴールで、浦和を撃破した。好調を維持する若き2トップが今節も重要な役割を担うだろう。対する横浜FMは横浜FCと引き分け、開幕からまだ勝利がない。得点力不足に苦しむなか、エースのアンデルソン ロペスにかかる期待は大きい。

2位の川崎Ｆはホームに京都を迎える。前節は福岡に逆転勝利を収め、好調を維持する。今季初ゴールを決めた家長 昭博が再び結果を残せるか。京都は神戸と引き分け、今季はまだ勝利がない。先制しながら追いつかれる展開が続いているだけに、リード時の試合運びがポイントになりそうだ。

岡山vs清水は昇格チーム同士の対戦となる。ともにすでに2勝を挙げており、Ｊ１でも力強い戦いを見せている。岡山は前節、Ｇ大阪に快勝を収めた。堅い守りを実現しており、今節もしたたかに試合を進めていくはずだ。清水は広島と引き分け、開幕3連勝はならなかった。こちらも強度の高い守備が備わるだけに、1点を争う緊迫した試合となりそうだ。昨季のＪ２の対戦では清水が2連勝を達成したが、舞台をＪ１に変えた今回は、いかなる決着を見るだろうか。

昨季までの古巣対戦となるマテウス サヴィオ（浦和）と小泉 佳穂（柏）のパフォーマンスに注目だ

4位の柏は浦和の本拠地に乗り込む。前節はＣ大阪に逆転勝利を収め、2勝1分と負けなしを続ける。2022年まで浦和を指揮したリカルド ロドリゲス監督の采配と、昨季までの古巣対戦となる小泉 佳穂のパフォーマンスに注目だ。対する浦和は湘南に敗れ、開幕3戦未勝利と苦しいスタートとなった。こちらも古巣戦となるマテウス サヴィオがチームに初勝利をもたらす活躍を見せられるか。

柏と並んで4位タイの広島はホームで横浜FCと対戦。前節は清水と引き分け、開幕3連勝とはならなかった。中2日、3日でのハードな連戦が続くなか、今季はまだゴールのない加藤 陸次樹に結果が求められる。横浜FCは前節、横浜FMとのダービーマッチに引き分けた。2試合連続クリーンシートと強固な守備を備えており、リーグ屈指の攻撃力を誇る広島に粘り強く対応したい。

FC東京は、初スタメンで1得点・1アシストと結果を出した佐藤 恵允が今節も輝きを放てるか

鹿島はホームにFC東京を迎える。前節は新潟を下し、2連勝とした。2列目に起用され、移籍後初ゴールを決めた小池 龍太の出来が、今節もカギを握りそうだ。FC東京は名古屋を3-1で撃破した。初スタメンで1得点・1アシストと結果を出した佐藤 恵允が今節も輝きを放てるか。

神戸はホームで福岡と対戦。前節は終了間際のゴールで追いつき、京都と引き分けた。3試合連続ドローと勝ち切れない試合が続くなか、現在5連勝中と得意とする相手を撃破し、勢いを生み出していきたい。福岡は川崎Ｆに敗れ、開幕3連敗となった。名古 新太郎、見木 友哉ら期待の新戦力が初勝利に導く活躍を見せられるか。

東京ＶはホームにＧ大阪を迎える。前節は町田を下し、初勝利を挙げた。町田相手に実現した粘り強い守備を今節も保ち、連勝を狙う。Ｇ大阪は岡山に敗れ、早くも2敗目となった。3試合で8失点を喫する守備組織を上手く立て直したい。

新潟はホームでＣ大阪と対戦。前節は鹿島に敗れ、2連敗。開幕3戦未勝利となった。矢村 健に初ゴールが生まれたのは好材料ながら、2試合連続複数失点の守備の修正が求められるだろう。Ｃ大阪は柏に敗れ、こちらも2連敗となった。今季すでに3得点を決めている北野 颯太が嫌な流れを断ち切る活躍を見せたいところだ。

名古屋はホームに町田を迎える。前節はFC東京に敗れ、開幕からまだ勝利がない。3試合で9失点の守備組織の立て直しが急務となる。町田は東京Ｖに敗れ、連勝はならず。こちらは攻撃面に課題を残すなか、昨季のチーム得点王の藤尾 翔太に初ゴールは生まれるか。