<NZオープン>克服の地・オセアニア界隈で米澤蓮が5連続バーディで上昇

チーム・協会

【ゆかりの地で成長を見せたい!】

例年のルーティンに、今年はV争いも加えてみせる。
プロは4年目。大会は3度目の米澤蓮(よねざわ・れん)が、第2ラウンドを迎えた豪州とアジア共催の「ニュージーランドオープン by Sky Sport」で7バーディ、2ボギーの「66」をマーク。

5つ伸ばして通算8アンダーで、初日40位タイから大きく順位を上げてきた。

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2メートルを沈めた前半最後の18番からは、5連続バーディを記録。

折り返して最初の1番では、カラーから5メートルを沈めた。
2番で1メートルを逃さず、3番では10メートル超をねじ込み、4番では2メートルのチャンスも決まった。

終盤の7番はティショットを右に曲げたのと、ラフから3打目のアプローチで松ぼっくりに邪魔されボギーを叩いたのは無念だったが、「去年とグリーンが違うんで。読めてないんですけど昨日入ってなかった分、きょうは入ったのでよかった。成長を感じられる」。

予選敗退して金曜日で帰った昨年の悔しさを払拭する上位進出に、手ごたえがにじんだ。

いま時期は豪雪の地元岩手を抜け出し、豪州開催の豪州ツアー2試合に出場。

合間に、アマ選抜のナショナルチーム時からお世話になるジョーンズコーチ宅で1週間の合宿を挟んでから、ニュージーランドに飛び、本大会に臨むのが、プロ転向の21年から続けているオフのルーティンだ。

特にプロ転向直前の21年に突如、パットのイップスを発症した際は、当地でのジョーンズ氏のサポートが支えになった。

おかげで23年には県勢初のシード入りが実現し、昨年24年の「中日クラウンズ」で県勢初の勝者に就き、同8月の「横浜ミナト Championship ~Fujiki Centennial~」で通算2勝目を飾るなど、豪州~NZのオセアニア界隈は米澤にとっては、まさに“克服の地”。

「いつもそういう感じでここに出て、日本に帰るのがいつものパターンなので」。

今オフはその道中に、大会昨年覇者の幡地隆寛(はたぢ・たかひろ)と共に契約メーカー「タイトリスト」の米本社への来訪も組み込み、「練習施設に行くのがメインでしたけど、自分のゲームの課題も見えましたし、それが改善につながっている。いい時間でした」と、手ごたえは例年以上だ。
「少しでも収穫を持って日本に帰りたい」と、気合が入った。
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