これが得するゴルファーの特徴! 『ナイスショットの後にも必ずナイスショットが出ると思い込んでいる』

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スコア80台でラウンドするためのゴルフ学|メンタル&マネジメント Season2 VOL.01 メンタル編

ゴルフはコースマネジメントもメンタルも欠かせない要素だ。攻略の知恵と思考のバランスがスコアメイクにつながることを理解すれば90は必ず切れる!

取材・構成・文/三代 崇 イラスト/北山公司

「ナイスショットの後にいつもミスが出てしまうのはどうして?」

A.「ネガティブな記憶装置を捨てて自分の心をいい方向にキープしましょう!」

感情と記憶は密接に関連している。ミスの記憶をなるべく残さないためにも、「ナイスショットの後もナイスショットが続くのさ」というくらいのポジティブな思考を持つことが大事だ。 【ゴルフサプリ】

ミスが出やすい心理状態の改善が一番の解決策

私が思うには、このご質問のように「いつも~」とすぐ口にするゴルファーが大勢いらっしゃいます。おそらくバンカーを目の前にすると「いつもバンカーに入れてしまうんですよ」など何かにつけて「いつも~」と言っていることでしょう。

でもよく考えてみてください。ナイスショットの後にナイスショットやまずまずのショットを打ったこともあるはずです。ところが、ご質問の方はナイスショット後にひどいミスショットを打ってしまった記憶しか残っていないのです。ナイスショットの後にミスが出てしまうのはゴルフではよくあることなのに悪かったことばかり覚えていて、良かったことは忘れてしまっている。極論すれば、その人の記憶装置が歪んでいるわけです。

一度自分のデータを取ってみてはどうでしょうか。ナイスショットの後のショットの結果を最高の当たりなら◎、いい当たりは〇、そこそこなら△、大ダフリやOBは×といった具合です。果たして◎のナイスショットの後は本当に×ばかりなのかどうか。「なんだ、案外ミスしていないな」とわかれば、そこで自分の認識を改めましょう。

中にはナイスショットの後にも必ずナイスショットが出ると思い込んでいる人もいます。でも、そんな人たちは自分の認識はズレていても、得をするタイプです。「練習はいいけれど、本番はダメ」という人と、「練習よりも本番で力を発揮しやすい」という人がいますが、本番に強い人のほうが絶対に得ですし、いい結果に結びつきやすいのです。

ネガティブな記憶装置を捨てて、自分の心をいい方向に導きましょう。「またミスするのでは」という負の心理状態では思い切りが悪くなってのびのびとスイングできず、かえってミスにつながりやすくなります。「ナイスショットの後もナイスショットが続くんだ」くらいのプラス思考を持ってみてください。そこでミスが出ても自分の感情に流されないこと。90切りにはそんなメンタルコントロールが大事です。

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北野正之(きたの・まさゆき)
1966年5月18日生まれ。93年プロ入り。松原ゴルフガーデン(埼玉県草加市)やサザンヤードCC(茨城県水戸市)などで多くのアマチュアをレッスン。

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