愛情不足で育った男性は「恋愛面でこんな問題」が起きやすい!実例つきで専門家が解説

MELOS -メロス-
愛情不足で育った男性は、恋愛において 「不安定さ」 や 「極端な行動」 をとる傾向があります。

幼少期に十分な愛情を受けられなかったことで、パートナーとの関係において「愛されている」という実感を持ちにくくなったり、無意識に自己防衛の行動を取ってしまったりすることがあるからです。

親子関係心理学の専門家・合同会社serendipity代表の三凛さとしさん監修のもと解説していきます。

【MELOS】

愛されているか常に不安になる(愛情確認が過剰)

「本当に自分のことが好きなのか?」と常に疑ってしまい、何度も確認したくなる。

パートナーが少しそっけなかったり、返信が遅かったりするだけで「もう冷めたのでは?」と不安になり、相手を試すような言動をしてしまうことも。


「俺のこと本当に好き?」と何度も聞く
ちょっとした変化で「嫌われたかも」と落ち込む
相手のSNSを頻繁にチェックし、少しでも怪しい動きがあると疑う

極端な恋愛観(依存 or 避ける)

愛情を求めるあまり、パートナーに過度に依存するタイプと、逆に「傷つきたくない」と考えて恋愛を避けるタイプに分かれやすいです。

依存型の特徴
✓ いつも一緒にいないと不安になる
✓ 相手の予定をすべて把握したがる
✓ 一度付き合うと相手を束縛しやすい

回避型の特徴
✓ 「恋愛は面倒くさい」と距離を取る
✓ 親密な関係になると急に冷たくなる
✓ 本当に好きな人にはアプローチできず、気軽な関係ばかり求める

過剰な自己犠牲(尽くしすぎる)

「愛されるには努力しないといけない」と思い込んでいるため、パートナーの要求を何でも受け入れてしまう。自分の意見や気持ちを押し殺し、相手に尽くしすぎてしまうことも多いようです。

その結果、相手から「重い」と思われる、都合よく扱われてしまうことも。


相手の機嫌を損ねないように常に気を遣う
無理をしてでも相手の希望を優先する
自分の本音を言えず、都合のいい存在になってしまう

「自分は愛される価値がない」と思い込んでいる

恋愛に対してネガティブな思考が強く、「どうせ自分なんか」という気持ちを抱えてしまう。せっかく素敵な人に好かれても、「相手が本気になるわけがない」と自ら距離を取ってしまうことも。


好意を向けられても信じられず、試すような行動を取る
「自分なんかと付き合っても相手は幸せになれない」と思ってしまう
いい関係になっても、自分から壊してしまう

「愛される=成果を出すこと」と考えてしまう

幼少期に「頑張らないと認められない」と感じて育った場合、恋愛でも「何かをしないと愛されない」と思い込んでしまうことがあるようです。

結果として、仕事の成功や経済力を重視しすぎたり、恋人にプレゼントを贈り続けたりすることも。


「収入が増えればモテるはず」と考え、仕事ばかり頑張る
高価なプレゼントで相手の気持ちをつなぎとめようとする
恋人に対して「役に立てているか?」を常に気にする

本来の恋愛は「何もしなくても愛される」もの。努力しすぎることで、かえって心の距離が生まれてしまうこともあります。

【MELOS】

今回挙げた特徴は、「愛情不足で育った人全般」に見られる傾向 なので、男性だけでなく女性にも当てはまる部分があります。

ただし、男女で表れ方が少し異なることが多いです。

男性に多く見られやすい傾向
・成果主義的な愛情観(仕事や経済力で愛されようとする)
・恋愛の回避傾向(面倒だから恋愛しない、傷つくのが怖いと距離を置く)
・束縛や支配欲が強くなる(パートナーの行動を細かく管理しようとする)
・感情表現が苦手(弱さを見せるのは恥ずかしいと思い、本音を隠す)


とくに、男性は「男は強くあるべき」という社会的プレッシャーもあり、「弱音を吐くのはダメだ」と思い込んで恋愛での不安や寂しさを隠そうとすることが多いです。

その結果、回避型になったり、逆に束縛しすぎたりといった行動に出やすくなります。
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著者プロフィール

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