「問題が起きたら“怒る”より“仕組みづくり”」。部下や後輩への指導がうまくいかない…どうする?VALX 只⽯昌幸社長に聞く“ピンチの切り抜け方”
プロテインやサプリメント、アパレル、フィットネスジムなどを展開する『VALX(バルクス)』は、フィットネス業界において急成長を続けている。ボディビル界レジェンド山本義徳氏とタッグを組み、3期連続の増収、約4年で1360%成長するなど、もっとも勢いのあるフィットネスブランドとなっている。
前回は、ブログコンサル時代に起きた“全社員から一斉に退職届を出された”エピソードと、そこから学んだ経営マネジメントについてお届けした。今回は「パワハラ・モラハラ上司や先輩とうまく関係を築くことはできるのか」について。
前回は、ブログコンサル時代に起きた“全社員から一斉に退職届を出された”エピソードと、そこから学んだ経営マネジメントについてお届けした。今回は「パワハラ・モラハラ上司や先輩とうまく関係を築くことはできるのか」について。
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【MELOS】
──パワハラ、モラハラ上司や先輩にどう対応すればいい?
編集部:怖い上司や先輩に怯えている会社員に向けて、アドバイスをお願いします。
只石社長:それね~……(悩んで)極論、『本当にその場所にいる覚悟はありますか』だと思うんですよね。なければ別に他の会社でもいいんじゃないかなと。人生って案外短いし、そんなところでつらい経験をするヒマはないと思うんですよね。
ただ、そこに残ると決めたなら、『絶対、上司に評価される人間になる』という覚悟を持ってやるしかないと思います。その覚悟が持てないんだったら辞めたほうがいいと思います。
編集部:その覚悟は、どのような方法で持てるものなのでしょうか。会社で絶対に上を目指すとか、強い目的があるなどでしょうか。
只石社長:うーん……(悩んで)ひとつだけ言えることがあります。『筋トレをする』。要は、もう自己防衛でしかないと思うんですよ。究極の自己防衛って、自分を強くすることだと思うんですよね。
強さは2つあると思っています。肉体的な強さと精神的な強さです。すごくラッキーなことに、肉体的な強さを手に入れると、精神的な強さも同時に手に入るんですよ。だったら筋トレをして、上司にフィジカルで負けない状態にしておけば、何を言われても割と平然といれるのは確かです。体を鍛えることは本当に大事だと思いますよ。
編集部:では、つい部下を𠮟責してしまう、任せるのが怖いという管理職に向けてアドバイスをお願いします。上司も、さらに上の役職者から𠮟責される恐怖や、部下との板挟みになっていることもありそうです。
只石社長:もっと相手を信じてあげてほしいなって思います。難しいですけれど。人間関係は永遠になくならない問題ですからね。指導の仕方を変えるのもいいかもしれません。
たとえば顧客先で、名刺の置き方が汚い部下を指導するとします。一般的には『何やってんだよ、(置き方が)汚い、そうするなと言っただろ!』っていうコミュニケーションが起きがちです。でも僕は、そんな言い方をしても(部下は)変わらないと思うんです。
なので、正しい名刺の置き方の写真を撮っておいて、置き方が汚い部下に対して、『こうするんだよ』って伝える。そういう“仕組み”でしか、人って変えられないと思っています。
怒るより“仕組みづくり”。何か問題が起きたときは、仕組み作りができていない会社の問題でもあると思っています。今の会社でも少なからず問題というのは起きて、『なんだよもう』って思う反面、そういう仕組みづくりができていなくて申し訳なかったなという気持ちを持つようにしています。
只石社長:それね~……(悩んで)極論、『本当にその場所にいる覚悟はありますか』だと思うんですよね。なければ別に他の会社でもいいんじゃないかなと。人生って案外短いし、そんなところでつらい経験をするヒマはないと思うんですよね。
ただ、そこに残ると決めたなら、『絶対、上司に評価される人間になる』という覚悟を持ってやるしかないと思います。その覚悟が持てないんだったら辞めたほうがいいと思います。
編集部:その覚悟は、どのような方法で持てるものなのでしょうか。会社で絶対に上を目指すとか、強い目的があるなどでしょうか。
只石社長:うーん……(悩んで)ひとつだけ言えることがあります。『筋トレをする』。要は、もう自己防衛でしかないと思うんですよ。究極の自己防衛って、自分を強くすることだと思うんですよね。
強さは2つあると思っています。肉体的な強さと精神的な強さです。すごくラッキーなことに、肉体的な強さを手に入れると、精神的な強さも同時に手に入るんですよ。だったら筋トレをして、上司にフィジカルで負けない状態にしておけば、何を言われても割と平然といれるのは確かです。体を鍛えることは本当に大事だと思いますよ。
編集部:では、つい部下を𠮟責してしまう、任せるのが怖いという管理職に向けてアドバイスをお願いします。上司も、さらに上の役職者から𠮟責される恐怖や、部下との板挟みになっていることもありそうです。
只石社長:もっと相手を信じてあげてほしいなって思います。難しいですけれど。人間関係は永遠になくならない問題ですからね。指導の仕方を変えるのもいいかもしれません。
たとえば顧客先で、名刺の置き方が汚い部下を指導するとします。一般的には『何やってんだよ、(置き方が)汚い、そうするなと言っただろ!』っていうコミュニケーションが起きがちです。でも僕は、そんな言い方をしても(部下は)変わらないと思うんです。
なので、正しい名刺の置き方の写真を撮っておいて、置き方が汚い部下に対して、『こうするんだよ』って伝える。そういう“仕組み”でしか、人って変えられないと思っています。
怒るより“仕組みづくり”。何か問題が起きたときは、仕組み作りができていない会社の問題でもあると思っています。今の会社でも少なからず問題というのは起きて、『なんだよもう』って思う反面、そういう仕組みづくりができていなくて申し訳なかったなという気持ちを持つようにしています。
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