「じゃばら」が花粉症にいいと言われる“3つの理由”[管理栄養士監修]

MELOS -メロス-
花粉症に効果があるとされている「じゃばら」。聞きなれない名前ですが、どんな食べ物なのでしょうか? また、花粉症におすすめとされている理由について、株式会社Luceの栄養士・食育栄養インストラクター、神原李奈先生です。

「じゃばら」とは

神原先生:じゃばらは、和歌山県北山村発祥の柑橘類の果物です。「邪気をはらう」から名前がつけられ、冬場気温の低い山間のエリアに育つと言われています。

【MELOS】

ゆずに近い品種で、丸い形をしています。風味はまろやかですが、酸味の後にほのかな苦みを感じます。

種がほとんどなく、果汁が多いのが特徴。身が柔らかいの、そのまま食べても料理に使っても良いです。

なぜ「じゃばらは花粉症にいい」と言われるのか?

神原先生:じゃばらに含まれる成分が、一型アレルギーのひとつである花粉症にアプローチすると言われており、注目されています。

実際に、花粉症の男女143人にじゃばら果皮粉末カプセルを15日間与えたところ、そのうちの約7割が花粉症の改善を感じたという研究結果があります。また、他の実験でも、花粉症の成人男女15人がじゃばらの果汁を一定期間摂取した結果、花粉症の代表的な症状が改善されたとの報告もあります(※1)。

ただし、これらの実験は対象者の人数が少ないため、今後より多くの実験がされ、確実なデータの発表を待つ必要があります。

(※1)
日本じゃばら普及協会
独立行政法人 農業・食品産業技術総合研究機構 2.機能性成分・活用性等調査 - 食品産業センター

《参考文献》
和歌山県東牟婁郡 北山村観光サイト 特産品「じゃばら」
農林水産省 登録品種データベース

※リンク先は外部サイトの場合があります

  • 前へ
  • 1
  • 次へ

1/1ページ

著者プロフィール

スポーツ×ライフスタイルWEBマガジン「MELOS -メロス-」では、ビジネス、健康、ビューティ、子育て、食、テクノロジーなど、生活にまつわるさまざまなテーマとスポーツの新たな形をコンテンツを通じて提案。アスリートや著名人などの単独インタビュー、体験レポート、ハウツーなど、オリジナルコンテンツをお届けしています。

新着記事

スポーツナビからのお知らせ

編集部ピックアップ

おすすめ記事(Doスポーツ)

記事一覧

新着公式情報

公式情報一覧

日本オリンピック委員会公式サイト

JOC公式アカウント