花粉症による経済損失額、1日あたり「約2,320億円」。睡眠や自律神経にも深い影響

MELOS -メロス-
パナソニック株式会社が出した「花粉症による労働力低下の経済損失額2025」が公開されました。なんとその経済損失額は1日あたりで「約2,320億円※」に該当するそうなのです。

※:花粉症による労働力低下の平均時間を元に、令和5年分民間給与実態統計調査結果(国税庁)と令和6年11月分毎月勤労統計調査(厚生労働省)から、労働が低下すると感じる社会人の平均の給与を割り出し、本調査にて算出された社会人の花粉症患者の割合(53.0%:6,081名中3,198名)と、令和6年11月分労働力調査(総務省統計局)から花粉症の社会人数を算出した数値と掛け合わせて、花粉症に起因する労働力低下による経済損失額を算出。

【MELOS】

花粉症に起因する労働力低下の経済損失額は、1日あたり「約2,320億円」

パナソニックが2020年に行った「社会人の花粉症に関する調査」と最新の民間給与実態統計調査(国税庁)や労働力調査(総務省統計局)を元にしたこの推計。驚きの数字ですよね。

本推計結果を受け、パナソニックは耳鼻科医の坂田 英明氏にインタビュー。花粉症が集中力や睡眠に与える影響と、有効な花粉対策についてお届けします。

花粉は睡眠や自律神経にも影響大!

耳鼻科医 坂田 英明 氏
医学博士。日本耳鼻咽喉科学会専門医。埼玉県立小児医療センター副部長、目白大学保健医療学部教授を経て、現在川越耳科学クリニック院長、埼玉医科大学総合医療センター耳鼻咽喉科客員教授

坂田先生:花粉症の主な症状は鼻水、鼻づまり、くしゃみが一般的です。特に鼻づまりが持続すると口呼吸になりやすくなります。それが原因で頭痛や咬合の異常、夜間の睡眠などに影響が出てしまい、これらは直接的に集中力の低下にも繋がります。

また、アレルギーによって自律神経の変調をきたした結果、生活リズムが崩れ、日常生活のパフォーマンスに影響すると言えるでしょう。

すぐできる花粉対策で有効なのは、長い時間を過ごす環境に、外からの花粉をできるだけ持ち込まないことです。

できるだけ窓を開けない、洗濯物を外に干さないといったことに加え、外出から戻る際は、玄関外で衣服についた花粉を手で払ってから入室する、自身もすぐにシャワーを浴びて体や髪についた花粉を落とすなどの対策が有効です。

さらに、鼻粘膜上皮の扁平上皮部分や、喉が潤っている状態だと、花粉やウイルスをブロックしやすく、花粉を吸いこまない対策として、鼻や喉の粘膜の加湿も有効です。

また慢性的な乾燥はウイルスにとって格好の環境となります。そこで加湿器を活用するのも良いでしょう。

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